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        DANSKIN
        吸収型サニタリーショーツ
        開発ストーリー

        フェムテック製品の開発はブランドとしても初の試み。
        ヨガを快適に行えるスキニッシュサニタリーボックスショーツとは一体どんなショーツなの?生地は?性能は?履き心地は?
        ――そんな気になる製品開発の裏側を、開発メンバーの伊勢屋さん、井平さん、村井さんにうかがいました。

        — フェムテック製品の開発は、どのような経緯でスタートしたのですか?

        ダンスキンでは、4年前からインナーアイテム、主にスポーツブラに注力して製品開発を進めてきたのですが、その中でブラだけでなく、ショーツも新たな商品を生み出せないか?という声があがったのが開発のきっかけです。ダンスキンが作るからには、スポーツシーンを想定した機能を持たせたい、さらに当時ダンスキン=ヨガウエアというイメージも定着してきていたので、まずは「ヨガ」をコンセプトにした吸水型サニタリーショーツを作ってみよう、とプロジェクトが始まりました。(MD・伊勢屋さん)

        私はブラのデザインも当時担当していたのですが、一般的には”胸を押さえて潰す“仕様のブラが多い中、ダンスキンでは”揺れを抑えながら快適さも損なわないものを“という考えを大事にしていました。吸水型サニタリーショーツに関しても、生理の不快感や煩わしさを少しでもケアできて、なおかつ快適さも実現するような製品を作りたいと、開発当初から考えていました。(デザイナー・井平さん)

        — 「フェムケア」といったキーワードも一般的ではなかった当時、どのように開発を進めていったのですか?

        当時、吸水型サニタリーショーツは日常生活で使用する製品がメインで、「運動を快適に行う」という発想で作られた製品は少なかったように思います。実際試着してみると、吸水量は十分でも分厚く蒸れやすかったり、運動すると吸水面が身体からずれてしまったり。ダンスキンが目指す吸水型サニタリーショーツを作るには、まったく新しいモノづくりをする必要がありました。(井平さん)

        他社製品を参考にしながらも、完成した吸水型ショーツはコンセプトから仕様、生地選びや縫製に至るまで、すべてがダンスキンオリジナル。コンセプトや仕様決定にもかなり時間を費やしたのですが、試作段階でも試着を繰り返したし、思わぬトラブルから生地選びを何度もやり直したことも。技術チームとも密に連携をとって一つひとつハードルをクリアして、そうすると別のハードルが出てきて…の繰り返しでした。でも女性の肌に触れるデリケートな製品ですので、安心・安全、性能面を最優先に進めました。最終的に、当初1年の開発予定が3年かかってしまいましたが、自信を持ってお届けできる製品に仕上がったと思っています。(伊勢屋さん)

        — 完成したショーツの仕様やデザインでこだわった部分はどんなところですか?

        ダンスキンアンバサダーのヨガスタジオに通う生徒さんにヒアリングを実施した際に、「生理中にヨガをしていて気になること」として多く挙がったのが、寝転がったり、お尻を動かした時の横漏れや後ろ漏れ。こうした悩みを解消するために、ストレッチ性に優れ、身体を締め付けることなく、でもしっかりフィットする素材を採用しました。さらに、吸水面をハンモック型にしてショーツ本体と分離させたことで、お尻や足を動かしても吸水面がズレずに身体に追従する仕様に。また、吸水面にはお尻の割れ目にフィットする段差を作って、ナプキンをズレにくくし、このクッションが後ろに伝う経血をせき止め、後ろ漏れを軽減します。

        ボタンで着脱できる吸水面は、使用後に取り外して洗うことができ、洗濯後はショーツ、吸水面ともに乾きやすいなどお手入れも便利に。もともと、吸水型サニタリーショーツは捨てるナプキンと比べるとお手入れが必要なのは使用時の課題として把握していたので、その点を負担と感じないよう仕様や設計に反映できたかなと思います。(デザイナー・井平さん)

        生理中にヨガをする時は吸水型サニタリーショーツを履く人も多いと思いますが、一般的な吸水型サニタリーショーツだとレギンスの上からショーツラインが出やすいため、気になってヨガに集中できないという声もよく耳にします。その点、今回の吸水型サニタリーショーツはボクサータイプでなおかつ裾はフリーカットになっているため、ショーツラインが悪目立ちする心配はありません。また、縫製にも徹底的にこだわり、表面に段差を出さないよう縫製部分を隠すだけでなく、内側の縫い目も肌に直接触れない縫製仕様を駆使して仕上げています。(井平さん)

        — ユーザーにとって、やはり一番気になるのが履き心地です。これまでの生理用品とは異なる点や今製品ならではの特徴を教えてください。

        まずは素材感、肌触りの良さは、既存のものとは着用感が大きく異なるところだと思います。蒸れによる不快感やごわつきもないため、女性が当たり前のように感じている生理時のストレスはかなり軽減されるのではないでしょうか。ハンモック型の吸水面は、ショーツのウエスト部分に固定されているので後ろは背面までをカバーしてくれます。後ろ漏れを気にすることなく、どんなポーズも自由にとれるので、ヨガ中に「漏れちゃった…?」とヒヤリとすることもなくなるはず。

        開発当初から女性の快適さを支える、まったく新しいケア用品を生み出したい。ヨガが快適に行えて、なおかつ履いていて気持ちのいいショーツを作ろうと取り組んできたので、ぜひその心地良さを多くの女性に体感していただきたいです。生理=不快、煩わしいというイメージを根底から変えていくような、そんなきっかけを作る製品になればと願っています。(井平さん)

        また、今回パッケージには敢えてジップ付きのプラスチックバッグを採用しています。最近は環境に配慮した資材が注目される中で紙製品を多く目にするようになりましたが、プラスチックのショッパーが減り濡れた衣類やタオルなどを入れるちょっとした袋がないという場面が増えているかもしれません。そこで製品を入れるパッケージをジップ付きのプラスチックバッグにすることで、外出時や着用後などショーツを入れて持ち運びする時に二次利用もしやすい形にしました。このプラスチックバッグは廃棄する場合でも、焼却時にCO2排出量を抑える物質を材に練り込んでいるため、環境への負荷も最小限に抑えることが可能です。ショーツはもちろん、パッケージでも皆さんの暮らしに快適さ、心地よさをお届けできれば嬉しく思います。(MD:村井さん)

        ※生理の時はナプキンを併用してください。

        ABSORBENT
        SANITARY SHORTS
        吸水型サニタリーショーツ