JAPAN NATIONAL RUGBY TEAM 2023 NEW JERSEY
機能性
22019年大会のジャージーは、ラグビー日本代表チームからも 「史上最高」という評価をいただきました。
2023年新ジャージーは、再生ポリエステル繊維という初めて扱う素材で、機能向上に挑みました。一般に再生ポリエステル繊維は通常繊維より強度が劣ります。前回と同じ方法で糸と生地を作成した場合、耐久性の劣るジャージーになってしまうことは明らかで、技術的なブレイクスルーが必要でした。
何度も開発を繰り返し、課題をクリアし、再生ポリエステル繊維ながら選手のプレーをサポートする軽量性や運動性、快適性でも2019ジャージーを大きく上回り、ラグビー日本代表ジャージー史上最高レベルへ進化を遂げました。
自社基準比
260%
300%
RWC2019比
4%
19%
RWC2019比
7%
19%
RWC2019比
23%
51%
15%
50%
RWC2019比
40%
162%
デザイン
日本の伝統からインスピレーションを受けた吉祥文様の“WAGARA”をウェア全体にプリントをし、ジャージーを彩ります。「力・ならわし・縁起」を意味する日本伝統の吉祥文様を生地に描き、勝利を祈願します。
和の文様の中にフランスの国花であるユリの紋章を施しました。フランス大会の成功を祈願するという開催国に対するリスペクトを意味します。
3Dになった桜のエンブレムは国の代表としての誇り・責任・関わり・繋がり、そして高潔・誠実・一体感・連帯を表現しています。
首回りから肩にかけての筋肉、僧帽筋(そうぼうきん)の付き方において平均測定し、全てのポジションにおいてストレスを軽減でき、フィットするクルーネックを採用しました。また襟の形状を首元部分に表現し、ラグビーのアイデンティティーを継承したデザインになっています。
ストライプによる錯視効果で選手たちの戦いをサポートしています。前面のストライプをは「兜」の前立てをモチーフにしたVの字に曲げることにより、身体を大きく見せる錯視効果で相手を威圧。背面は富士山をモチーフに山型に曲げることで、後方から追う相手に速さを感じさせます。
富士山のご来光を表現した黄金カラー。日本一の山の美しいご来光を表現した黄金カラーがアクセントとなっています。
ポジション別モデル
ラグビーはポジションによってプレーや戦い方が違い、選手の体格や動き方も変わります。各ポジションの選⼿の体型を解析するために3Dスキャンを使⽤し、トップレベルのラグビー選手84人のボディの3Dスキャンを実施しました。統計解析により体型分類を⾏い、フォワード、バックス、2つの代表的なボディデータを作成し、3Dプリンターでボディの模型を製作し、ジャージー開発を行いました。
フォワード、バックス、それぞれのポジションの特性を反映させた2種類のジャージーを開発し、選手のパフォーマンス向上を目指しました。
生地
繊維製品から再生されるケミカルリサイクルを用いた糸の開発からはじまりました。通常繊維に⽐べて再生ポリエステル繊維の強度が低いことはわかっていたので、強度の向上を最優先に取り組みました。2020年の春に開発をスタートし、試行錯誤を繰り返して、納得できる⽷をつくれると確信できたのが2023年の春。3年を要したものの、再生ポリエステル繊維としては高レベルの強度を持つ糸が完成しました。
生地組織に凹凸をつけやすく、笠高でありながら軽量性を高めることができるので、 相手とぶつかり合うことが多いフォワードに必要な、体を保護するホールド感や耐久性に優れています。
伸縮性に優れ、より軽い生地になるため、フィールドを走り回り、動きやすいストレッチ性を求めるバックスのポジションに適しています。
アイテム一覧