Kaoru Ikehata
心身を快適に保つには?と悩む中で
見つけたメソッドが自分らしさの源に
池畑 薫さん
ボディプロデューサー
ヤムナ認定プラクティショナーとして活動する池畑さんにとって、スポーツを通して培った「自分らしさ」とは?
サッカー、バレーボール、サーフィンやボディーボード、柔術やキックボクシングなど、小さい頃から色んなスポーツをやってきました。最近はラグビーもやってみたくて(笑)、色々なスポーツに興味があります。
ただ、そうやって色々なスポーツを経験したことで、逆に自然と意識するようになったのは「冷静さ」なんです。もともとスポーツが好きなのも、身体の使い方、重心の取り方などの理論のほうに興味があるタイプ。色々なスポーツを自分でやってみて、どんなスポーツでも最終的には身体の使い方は同じということを体感したり、冷静に身体をコントロールできないとパフォーマンスが上がらないことも様々な場面で見てきたので、私自身も目の前のスポーツに集中しながらも、常に冷静に、身体やメンタルをコントロールできるように、というのは自然に身についているように思います。
自分がスポーツをすることよりも、身体についての学びを得ることに興味を持ったのは、何かきっかけがあったのですか?
スポーツは一通りなんでもできたのですが、人と競ったり、比べられるのは昔から苦手でした。部活動もやっていましたが、チーム内での嫉妬や競争というものが苦手で、平和に楽しみたい
という気持ちが強かった。勝負の世界は自分には合わないな、と思っていました。
それでも、色々なスポーツに興味があったのは、自分の身体を整えたい、心地よく保ちたい、と思っていたから。私は和歌山県の島で生まれ育ったのですが、小さい頃から身体が大きく、運動もできて当たり前だと思われたり、注目されることも当時の私にはストレスだったので、偏頭痛があったり、部活でのエピソードの通り、周囲の同級生とそぐわないところもあって、子どもながらに居心地が悪かった。そういう自分を取り巻くモヤモヤを解消したい、どうしたら快適になれるんだろう、といつも考えていたので、自分の身体を知ることには興味があったんです。
今の仕事を選んだのも、10代の経験から繋がっているんですね。
そうですね。自分がいかに快適に、心地よく、ニュートラルな状態を保てるかということを色々なアプローチで追求しているというか。それはずっとブレずにやっています。
そういうスタンスでいるからか、身体をコントロールできるようになりたいとヤムナを受けにきてくれる方も多いんです。プライベートレッスンは特に、一人ひとりと向き合って、対話をしながら身体を修正していきます。マニアックですけれど(笑)、お客様が少しずつステップアップすることを実感できてやりがいがありますね。
自分らしくあるために心がけていることはありますか?
心身をニュートラルにしたい時は、ストレッチとヤムナ、呼吸で身体を整えます。最近は呼吸とイメトレで身体をコントロールできるようになっているので、健康のために運動したり、プラスαのエクササイズをする必要もほとんどないんですよ(笑)。
それと、最近は外国の方と英語で会話をするのも大事だなと思うように。日本人同士だと、無意識に文化的な背景とか、共通認識を省いて話してしまうんですけど、外国人と話す時はそこから説明する必要があるので、話すうちに自分がどんな価値観を持っているかに気づかされるんです。今までモヤモヤとしていたことを言語化できてスッキリするし、自分を知る機会にもなるのでおすすめですよ。私にとっては、それが今、楽しい時間にもなっています。
PROFILE
池畑薫| Kaoru Ikehata
ボディプロデューサー
1982年生まれ、和歌山県(の離島)出身。
20歳から約10年間CMやフィットネスモデルとして活動する中で、仕事を含め、あらゆるエクササイズを経験。そして、無理な運動をすることなく、身体本来の美しさを手に入れる事ができる『ヤムナメソッド』に出会い2014年ヤムナ認定プラクティショナーとなる。そのほかにBESJマットピラティス、flowin 、ヤムナフェイスセーバーの資格を保持。長年の培った知識から、一つのメソッドに縛られずお客様の身体に合わせたメニューを提供するプライベートレッスンが好評。日々を快適に過ごせて機能的に動かせる身体作りをモットーにレギュラークラスやプライベートレッスンをはじめ、さまざまなイベントやWSを行なっている。