TOUR
- SKIS AND BOOTS -

「Skimo」の特徴や歴史から、使用される用具についてなど、世界3大山岳スキーレース全てを完走した松澤幸靖氏が解説。

SKIMOとは

この記事の著者: 松澤幸靖プロフィール

国際山岳ガイドとして長く活躍する石坂博文氏によるツアースキーの楽しみ方と始め方。国内と海外のリポートもお届け。

ツアースキーの楽しみ方

ツアースキーを始めるには

国内リポート(2023年5月)

海外リポート(22|23シーズン)

この記事の著者:⽯坂博⽂プロフィール

ラインナップ

[TRANSALP SKIS]

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TRANSALP RC

● 楽に登るための特別な軽さ

● 安定性と耐久性に優れる

● 高いグリップ力を備えスムーズに滑走できるワールドカップスキー

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TRANSALP 92 CTI PRO

● 高い安定性を備えたプロモデル

● ハードなコンディションで信頼できる高強度設計

● 長期のツアーで必要な軽量性

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TRANSALP 105 CT

● パウダーでの滑走性の高いフリーライド ツアラー

● シェイプド TIのもたらす安定性

● 同カテゴリ―内において軽量

● 浮力が大きく、ターンしやすい

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TRANSALP 98 CTI

● 汎用性の高いフリーライド ツアラー

● シェイプド TIのもたらす安定性

● 同カテゴリ―内において軽量

● 浮力が大きく、ターンしやすい

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TRANSALP 86 CTI

● 多用途性が高く、滑走性能も良い

● シェイプド TIを少な目にして軽量性アップ、アップダウンのあるツアーに向く

● 同カテゴリー内において軽量

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TRANSALP TOUR

● 強度と軽量性を併せ持つ高性能素材Pebax® Rnew®を採用

● プレフォーミングインナーとパワーバックルシステムによる高いレベルのフィッティング

● ダブルロック機構付きのスキー/ウォーク切り替えメカニズムは高レベルの安定性と安全性をもたらす

● 厳しい雪上環境下でも、各種調整をシンプルに片手で扱えるよう工夫

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TRANSALP TS

● TPUカフ&シェル

● プレフォーミングインナーとパワーバックルシステムによる高いレベルのフィッティング

● ダブルロック機構付きのスキー/ウォーク切り替えメカニズムは高レベルの安定性と安全性をもたらす

● 厳しい雪上環境下でも、各種調整をシンプルに片手で扱えるよう工夫

[TRAVERS BOOTS]

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TRAVERS CS YELLOW

● より速く簡単に登るための軽さ

● ダイレクトなパワー伝達とターン導入を実現する優れたフィット感

● 軽快な操作性により無駄な力が不要で快適

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TRAVERS TS

● 軽量構造が登りのエネルギー消費を節約

● ボアクロージャーシステムによる確実で均一なフィット感

● 便利で快適な簡単なブーツの着脱

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TRANSALP 12 PT BRAKE 90 [M]

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TRANSALP 12 PT BRAKE 105 [M]

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TRANSALP 10 PT BRAKE 90 [M]

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TRANSALP 10 PT BRAKE 105 [M]

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SKIN TRANSALP 105 CTI

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SKIN TRANSALP 98 CTI

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SKIN TRANSALP 92 CTI / PRO

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SKIN TRANSALP RC

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SKIN MULTIFIT 130MM

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直営店早期予約キャンペーン展開中

全国のFISCHER製品取扱店にて予約受付中。さらに直営店 FISCHER TUNING BASE TOKYO では早期予約キャンペーン実施中!!プロチューンナップやメーカーダイレクトのメンテナンスなどのパッケージサービスをセット価格や優待価格で提供します。

直営店キャンペーン情報

フィッシャーブーツにおけるサイズごとの
ソール長&ラスト幅の対応表です。

24-25シーズン
#表をクリックorタップ(PDF閲覧)

ソール長&ラスト幅対応表

※過去のブーツサイズチャートは
下記からダウンロードしてください。
21-22シーズン22-23シーズン23-24シーズン

テキスト&写真:石坂博文

 ツアースキーの醍醐味はその⾃由さにあります。基礎スキーは技術を追求する楽しみ、競技スキーは体を鍛え上げてタイムを競う楽しみがありますが、ツアースキーの楽しみ⽅は幅広く、堅苦しいものではありません。  どこを登ってどこを滑る、またどこで泊まって(テント、雪洞等)どこまで滑るのも⾃由です。またはちょっと体を動かしに1、2時間だけスキーを履いて⼭を登ってきたいだけでもいいですし、「誰も滑ってないルートに挑戦する」「最⾼のパウダースノーを誰よりも先に滑りたい」「憧れのヨーロッパのツアースキールートに挑戦したい」などなど、⾼い⽬標を⽴ててもいいでしょう。
 夏⼭と違って登⼭道を歩くのではなく、⾃分⾃⾝の思ったように憧れの⼭に⾃分だけのシュプールを描くことができる。それがツアースキーの魅⼒、醍醐味ではないでしょうか?

テキスト&写真:松澤幸靖

「Skimo」は、「スキー・マウンテニアリング」の略で、高山地域でのスキーツーリングやバックカントリースキーを指します。登山とスキーが組み合わさったアクティビティで、自然の中で自分の力で山を登り、滑降することが特徴です。これらを楽しむためには雪崩の知識やセイフティー装備が重要です。近年は特にアウトドア愛好家や夏にトレイルランニングをする方、ロードバイクやマウンテンバイクなどのエンデュランス系のスポーツを好む方達に人気のスポーツとなっており、ヨーロッパでは歴史も古く人気があります。ヨーロッパではSKIMOの大会は一般的に親しみのあるものからW-CUPまで実に多くの大会が開催されており、日本では15年ほど前から開催されるようになってきました。

Skimo競技は、本来高山でのスキーのスキルを競うスポーツですが、2026年のミラノコルチナオリンピックの新種目となり、そこではゲレンデを使用し、スプリント競技と男女ペアでのミックスリレーが行われます。

競技に使われる用具は、山スキーで使われる用具に比べレース用により軽量化されたもので、例えばブーツは500〜800グラム、スキーは850〜1500グラム、ビンディング100〜200グラム程度のものが多く使用されています。ちなみに通常の山スキーに使われる用具の重さは、ブーツが1400〜1900グラム、スキー1200〜1700グラム、ビンディング560〜1500グラムです。この競技が普及し始めてから一般の山スキー用具も軽量化が進み、特にブーツやビンディングは、20年前の製品と比べると非常に軽量になっています。これは、特に中高年山スキー愛好家にとっても思わぬ恩恵となり、どこへでも気軽に移動できるスキースタイルとして、健康維持のためのスポーツとしても人気が高まっています。

また、SKMOというスポーツに対してのFISCHERスキーは、当初からの軽さに加え、安定感や操作感の良さは特に優れており、ヨーロッパでの使用率も年々上がっているように感じています。TRANSALPシリーズは特にツーリングスキー向けで、まさにFISCHERのSKIMO用スキーと言えます。
日本の選手の間でもFISCHERの使用率は増えています。スキーブーツも早い段階からBOAシステムを採用しており、軽量でフィット性の高いFISCHERブーツもますます注目が高まることでしょう。

[参考動画]ISMFワールドカップ2022/23の予告

テキスト&写真:石坂博文

 周りにツアースキーをやっている友⼈がいれば、その⼈に教えてもらうといいでしょう。その他に、ガイドツアーや講習会に参加する⽅法もあります。そのエリアにベースを置いている個⼈ガイドやガイド会社が多数あります。
 まずはどんなものか体験してみたいというのであれば、スキーメーカーが主催するツアースキー講習会に参加してみるのも良いかもしれません。

テキスト&写真:石坂博文

 ゴールデンウィークを過ぎると全国各地よりシーズン最後になるであろう、スキーツーリングを求めてスキーヤーが集まってくる場所があります。それが⼭形県と秋⽥県の県境に位置する⿃海⼭です。
 ⿃海⼭は単独峰でスキーツーリングとしての登⼭⼝は多数ありますが、最も⼈気のあるのはここで紹介する祓川ルートです。ゴールデンウィークを過ぎると祓川の登⼭⼝までの除雪も完了し、週末ともなれば、まだ⽇の出前から駐⾞場は⼀杯になります。この⽇も周りを⾒渡すと、あちこちで知った顔がいたりして挨拶しながら和気藹々とツアーをスタートしました。ルートも七ツ釜避難⼩屋の右から⾏ってもよし、左から⾏ってもよし、それぞれ思いのままのルート取りで⼭頂を⽬指します。

 標⾼差約1,000mをゆっくり登って約4時間で外輪⼭の七⾼⼭(しちこうさん)に辿り着きます。通常スキーヤーはここで滑り出しますが、余⼒があれば最⾼峰の新⼭へ⼀旦外輪を降りて⼭頂へ登ります(⿃海⼭の⼭頂はレモン絞り器のような形をしています)。所要時間は⽚道約30分です。場合によってはクランポンが必要な場合があります。
 七⾼⼭へ戻ったら雪の緩み始めた頃合いを⾒計らって、滑り出します。タイミング的になかなか出会えませんが、最⾼なのはフィルムクラストと⾔って、雪の表⾯がフィルム状に薄く凍っている状態で、滑ると表⾯の薄い氷の膜が波のような⾳を⽴てて落ちていきます。エッジも⼼地よく⾷い込んで気持ちよくターンできます。

 1,000mの⼤滑降のあとは温泉で汗を流して、東北ならではの海と⼭の幸を味わってから帰路の途につくもよいですし、麓にある⺠宿に泊まってゆっくりしても良いでしょう。麓の村猿倉にはおすすめの温泉宿や⺠宿が多数あります。⼀度⿃海⼭の魅⼒を知ってしまうと、次回は湯ノ台⼝、中島台⼝、鉾⽴⼝と夢は膨らみます。

今回使⽤したマテリアルは以下です。
スキー:TRANSALP 90
ブーツ:TRAVERSE CS
ビンディング:TOURs SPEED LITE 150 W/O BRAKE

センター幅が90mm 以下の板の良いですが、この時期は気温上昇による悪雪になることもあるので、90mmくらいがちょうど良いと思います。⿃海⼭や槍ヶ岳、穂⾼岳等の⼤きな⼭になると歩きやすさに絶対的なアドバンテージがあるTRAVERSE BOOTS とTOURSPEED LITE 150等の超軽量マテリアルが⼤きな武器となります。

テキスト&写真:石坂博文

 ヨーロッパの2⼤スキーリゾートをスキーで⾛破するオートルートと呼ばれるツーリングルートにお客様をご案内しました。ヨーローパ最⾼峰モンブランで有名なシャモニーからマッターホルンで知られるスイスのツェルマットまでのルートを⼭⼩屋に5泊して縦⾛します。
 シャモニーは第⼀回冬季オリンピックが⾏われた場所としても有名で、アルペンのワールドカップも多く⾏われています。ツェルマットはアルペンの氷河トレーニングの場として知られるザースフェの隣のスキーリゾートで、世界で最も有名なスキーリゾートと⾔っても過⾔ではありません。

 22-23 シーズンのヨーロッパアルプスは雪不⾜に悩まされましたが、奇跡的に1週間前から適度な雪が降り⼭はベストな状態になりました。しかも⾏動中はほとんど快晴というこれまでにない最⾼なコンディションでした。
 今回使⽤したのは深雪が期待されたのでハンニバル96とトランザルプPRO のコンビネーションでしたが、通常の雪の状態ならトランザルプ86か90とトラバースブーツの組み合わせがベストです。今回のツアー中でも多くのスキーヤーがこの組み合わせで滑っていました。

今回こなした⾏程は以下の通りです。

1⽇⽬ シャモニー〜パッソンのコルを超えてアルベールプレミエ⼩屋
シャモニーのグラモンテのスキー場のロープウェーを使ってアルジェンティエール氷河に滑り込みます。そこからはパッソンのコルを⽬指してゆっくりとシール登⾼します。コルの直下は急斜⾯なのでロープで確保してクランポンとアイスアックスで登ります。コルからはツール氷河をアルベールプレミエ⼩屋まで⼀気に滑り降ります。

2⽇⽬ アルベールプレミエ⼩屋〜ツールのコルを超えてトリアン⼩屋
この⽇の⾏程は短いのでパウダー狙いでツールのコルからエギュードゥツールの基部からトリアン氷河の東⾯を滑ってトリアン⼩屋へ⼊りました。⾃分たちの滑ったパウダーのシュプールを眺めながらビールで乾杯。最⾼のひと時でした。

3⽇⽬ トリアン⼩屋〜エカンディーのコルを超えてシャンペ〜プラッフルリー⼩屋
トリアン氷河のセラックの右岸を慎重に滑り降りてエカンディーのコルへ。コルまでの登りは凍った岩混じりのルンゼをロープで確保しながら慎重に登ります。コルからは⼀気にシャンペの街まで滑り降り、タクシーでヴェルビエのスキー場へ。スキー場からはプラッフルリー⼩屋までの⻑い道のりをひたすら登って滑ります。

3⽇⽬ プラッフルリー⼩屋〜ディス湖〜ディス⼩屋
この⽇はツアー中1番の⻑丁場です。ディス湖の脇をひたすらトラバースしてディス⼩屋を⽬指します。⼩屋に近づくとモンブランドゥシェイロン、ピンデアローラの⼭々が姿を表します。

4⽇⽬ ディス⼩屋〜アローラ〜ヴィニエット⼩屋
悪天候のためハイライトのピンデアローラ(オートルート中の最⾼峰)越えを諦めてアローラのスキー場に⼀旦降りてピース氷河をヴィニエット⼩屋まで上り詰めます。明⽇は天気の回復が⾒込まれツェルマットへの⼤滑降をパウダースキーで締めくくる期待に⼼が躍ります。

5⽇⽬ ヴィニエット⼩屋〜ツェルマット
いよいよ最終⽇、快晴のピリッと肌寒い⼼地よい⾵を感じながら⼩屋をスタートします。モンコロン氷河をエヴェックのコルまで上り詰めます。そこから⼆つのコルを超えてツェルマットに滑り込みます。最後はマッターホルンを眺めながらクレバスを縫ってパウダーを滑ります。マッターホルンの北壁の真下をトラバースしてツェルマットの街まで滑り降りました。

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