スキーがブランドのオリジンであるGoldwinと、
長野県・白馬で幼少からスノーカルチャーに触れてきたKaptain Sunshineデザイナー児島晋輔氏。
両者のコラボレーションによって、雪山での利便性に都市生活における快適性を融合させた最新プロダクトをご紹介。
児島氏自身のフィールドテストをベースに多彩なアップデートを施した「Ski Jacket II」、
軽さ、温かさ、着やすさを高次元で兼ね備えた「Padding Traveller Coat」と「Padding Blouson」。
児島氏がその3アイテムそれぞれの魅力を語る。
たっぷりとボリュームをもたせたAラインシルエットながら、表地に防風性や透湿性に優れたGORE-TEX INFINIUM™ Products、中綿には軽量かつ濡れても保温性を維持しやすいプリマロフトと、考えうる最も軽やかなセッティングによって着やすさを追求しました。またデザインそのものはステンカラーコートがベースのため、機能的にスノーフィールドに向かうときのアウターに適していながらタウンユースにもすんなり順応してくれます。スキーをルーツに持つGoldwinと都市生活におけるファッション性を強く意識しているKaptain Sunshine。まさにその両者がコラボレーションしている意義が凝縮されたような、アウトドアウエア然としすぎず街着すぎないちょうどいいバランスのコートに仕上がっています。温かいけれど非常に軽くてスタイリッシュ。この冬は、そのようなアウターがより時代性にフィットするキーアイテムになってくるのではないでしょうか。
このショート丈の中綿ブルゾンも、Padding Traveller Coatと同じく、素材はGORE-TEX Productsの中でもとりわけ日常着に順応しやすいGORE-TEX INFINIUM™ Productsに軽くて温かいプリマロフトを封入したセッティング。フォルムはボンバージャケットのような、Kaptain Sunshineが得意としているミリタリーテイストを引用したデザインながら極力ディテールを削いでソリッドに仕上げています。内側にメッシュポケットを施し、フロントのハンドウォーマーポケット内には裾を絞ってシルエットを調節できるドローコードを配備するなどアウトドアのディテールをさりげなく踏襲することでフィールドと街の両方での汎用性を高めている点も特徴と言えます。そしてこちらも全体的にかなりゆとりをもたせたボリュームシルエット。サイジングに注力することでGoldwinの機能性や利便性にKaptain Sunshineらしいエッセンスを取り入れています。
まず表地に前作「スノードゥエラーズ ジャケット」と同様スノーフィールドと街の両方での着用を想定して耐久性に優れたGORE-TEX PROファブリックを採用しつつ、今作は肩、腕、裾にハリのある70デニール、身頃と袖下には柔らかな40デニールと、生地のコンビネーションによって軽さを向上。その切り替えをクラシックアウトドアの雰囲気を感じさせるような配色で表現しました。次に雪山でヘルメットを着用する際に邪魔にならないよう、かつ街でも着こなしの幅が広がるよう襟からの出し入れが可能な「ビルトインフード」にした点も特徴で、さらに身頃中央のフロントジップにはポケットを付けています。形は着丈やや短めのリラックスフィット。本来スキーウエアは風の抵抗を考慮してタイトなものが多いのですが、あえてゆったりとしたシルエットにすることで雪山のみならず日常でもスタイリッシュに着用いただけます。前作に引き続き、雪の侵入を防ぐ内側のスノーカフは着脱可能です。
デザイナー児島 晋輔氏が”Waste(twice)(ウェイスト トゥワイス)”を経て、スタートしたブランド。シーメンのタフで凛々しいユニフォーム”KAPTAIN”。
目的を持ったディティールで贅沢に、かつソリッドに構成されたフィールド・ウエア”SUNSHINE”。往年のアメリカ製品に影響を受けながら、日本のファクトリーが持つ粋な生地とこだわりの縫製を融合した服作りを目指すブランド。