自然を知る。 災害に備える。

Lean from nature. Prepare for disaster.

自然を知る。災害に備える。

140年以上前に、厳しい自然と向き合う
船乗りの命を守ることから生まれた
ヘリーハンセンには、
自然災害からあなたの命を守る、
数多くのノウハウがあります。

自然災害と常にとなり合わせの
この国で
大切なのは、普段から未来をイメージして、
自分ができる備えを、
しっかり整えること。
9.1は防災の日。
今、このページに出会えたことが、
被害を最小限にとどめるための、
ひとりひとりの
アクションにつながりますように。

Lean from nature. Prepare for disaster.

災害のプロが語る、自然から命を守る心構えについて。

最上川による氾濫や、その他地震における
災害など、過酷な自然の最前線で活動されている
消防の現場から、
命を守るために備えておきたい
ことについて、プロにお伺いしました。

最上消防本部
警防課 防災係長 消防司令補
栗田 恵久 さん

Q.

栗田さんの業務内容を
詳しく教えてください。

A.

警防課は、火災や交通事故、地震や台風による自然災害等の災害が発生した場合に、地域住民の生命・身体・財産を守るために活動する消防隊・救助隊・救急隊などの業務を支える部署で、各訓練の調整・立案・指導に関することを担当しています。また、隣接消防本部や関係機関との応援協定、山形県消防広域応援隊・緊急消防援助隊に関する業務を行っています。
このように警防課では地域住民の方々が「安全・安心」に暮らせるよう、直接住民の方に目に触れない部分で支えています。
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Q.

最上川での救助訓練を実施するうえで、
ポイントとしていることはなんですか?

A.

想定外や初めてを無くすことです。
災害対応にあたる私達は想定外とならないよう、災害を想定して訓練を行い、少しでも災害現場に初めての事柄にならないよう、これはあの訓練で経験したことがあるという状況にしたいと考えます。訓練の中で少しでも似たような経験をしていれば、全く初めてではなくなるので、心に余裕や活動に余力が生まれます。その余裕や余力を大きくすることが安全な活動に繋がると考えます。

Q.

ヘリーハンセンのウエアを採用し、
現場において役立っていると
感じている点を
教えてください。

A.

管内は一級河川の最上川があり、当本部では潜水救助は行っていませんので、想定以上のハイスペックは求めず、現場に即したものを選択しています。近年多発する水害で、隊員を汚水から守るためソックス付きのドライスーツを選択しています。また、水害で夜間の活動となると救助隊の視認性も重要なため、赤のカラー選択も重要だと考えます。

Q.

プロからみて、自然災害で
怖いと感じる点を教えてください。

A.

7月に発生した山形県北部豪雨での住宅地での急流です。
実際、ヘリーハンセンのドライスーツを着装して出動しましたが、夜間の要請で水深は膝下でしたが流速は速く水難のフル装備であっても恐怖心がありました。日中の川の急流と違い、もし足を取られ流された場合に先が予測できない住宅地での急流では建物で流速や水深も変化しやすく、側溝や堰が分からなく急に流れが変わるため、通常の河川より先が読めない状況でした。
これが、一般の方が装備もなく避難するとなれば恐怖心は計り知れません。

Q.

栗田さんは助ける側になりますが、
“助けられる側”が
備えておくべきことはなんですか?

-

心構えについて

A.

「対岸の火事」から「他山の石」へ。
これは私達消防職員にも言えることですが、「対岸の火事」は遠くの災難は自分になんの苦痛も害もない無関心で終わりますが、「他山の石」は、自分とは直接関係がないことでも、自分のため考え活かすことになります。全国各地で起きている災害に他人事と思わず、自分自身が住んでいる街で同じ災害が起きたら?と、自分の立場に置き換えて考えてみるだけでも実災害が起きた時に一度考えたことがあれば、対応スピードも変わると思います。

-

ウエアや道具について

A.

アウトドアグッズ(ウエア)防災グッズなど様々なものが販売されていますが、突然発生する災害時に直ぐに活用できるかは疑問が残ります。購入した直後は興味があるので触れる機会が多くても、時が経てば取扱いも忘れがちです。アウトドア用品等であれば、定期的にキャンプや外で活用することで点検もでき、習熟につながります。特別なものではなく、普段の生活でも使用するものや服を、有事の際を想定して普段使いしながら備えておくといいのではないでしょうか。
また、実際に外で活用することで必要な物を見直す良い機会となります。

Q.

最後に。

A.

防災を意識している皆さんだからこそ、早めの避難と呼びかけを!
特に水害の場合は、予測と準備と避難するまでに時間があります。明るいうちに気持ちと行動に余裕があり、安全なうちに避難することが大切です。
「逃げ遅れても消防が助けに来てくれるでしょ。」と、言われることがありますが、その状態では、助けられる側(住民)も、助ける側(消防・警察・自衛隊)も危険レベルが上がっています。悔しいことに人と資機材には限りがあり、同時多発した災害では全ての救助要請に対応しきません。
また、他の消防本部に応援要請してもすぐには駆けつけることはできないのが現状です。
当然のことですが、警戒レベルが上がれば危険レベルも上がります。
全てが危険な方向へ足を踏み入れる前に、このページを見ている余裕があるうちに、今一度避難のタイミングについて皆さんで考えてみてはいかがでしょうか。

災害時にあなたを守るアイテムたち。

機能性において様々なテクノロジーが
注ぎ込まれたヘリーハンセンのアイテムは、
スポーツやアウトドアシーンだけでなく、
災害時の備えとしても活躍します。

Function

  • 防水

    ウェア本体を折り畳んで収納可能なスタッフサックが付属しています。未使用時にはコンパクトにできるため携行が可能です。

  • はっ水

    生地表面にはっ水加工を施した素材を採用しています。

  • 透湿

    透湿性を持ち合わせた防水素材を採用しています。

  • 抗菌防臭

    特殊な加工により、臭いの元となる繊維上の細菌の増殖を抑える抗菌防臭素材を採用しています。

  • 環境配慮型素材

    リサイクルなど環境に配慮した素材の採用や、環境への負荷を減らす仕組みを取り入れた商品です。

  • 抗日リング・耐摩耗

    生地強度を保持する耐久素材を採用しています。

  • 高視認性

    リフレクトワッペンやリフレクトロゴの配置など、高い視認性を確保するデザインを採用しています。

  • パッカブル

    ウェア本体を折り畳んで収納可能なスタッフサックが付属しています。未使用時にはコンパクトにできるため携行が可能です。

  • ホイッスル付

    緊急時に使用できるホイッスルを付けています。

  • 保温

    優れた保温性により、暖かさをキープします。

  • ジップインジップ

    Wスライダー・ジップインジップ仕様のアウターウェアとミドルレイヤーをジップで連結、一体化することができます。

海や水から守る

災害の現場が海や川の場合、
発見・救助まで時間がかかることがあります。
だからこそ、ライフジャケットをはじめとした
アイテムは、品質、安全性、使いやすさなど、
全てにおいて高い信頼性が求められます。

Ocean Frey Jacketオーシャンフレイジャケット

HH12352  |  ¥37,400 (tax in)

水のアウトドアで鍛え上げられたHELLY HANSENのノウハウが詰まった、定番のセーリングジャケット。防水透湿性のあるヘリーテックパフォーマンスの2層構造の生地を使用し、肌側はドライライナーとメッシュで肌離れがよい仕様に。2層の膜面はコーティング+ラミネーションで強度を上げ、ハードな着用シーンにも対応できる高い耐久性を備えています。袖口のダブルカフや裏起毛ハイネックで気密性を高め、保温力をキープ。フラッシュイエローのフードや、SOLAS条約(海上人命安全条約)に準じたリフレクトサイトのワッペンを設けることで、海上での視認性が向上。ゲリラ豪雨などのあらゆる水の災害時に、高い機能性を発揮してくれるはずです。

Helly Life Jacketヘリーライフジャケット

HH81641  |  ¥14,300 (tax in)

国土交通省型式承認品で、小型船舶用救命胴衣(TYPE D)の基準に適合したライフジャケットです。引き裂きに強い400デニールのポリエステルオックス生地にすることで、旧モデルに比べて耐久性が向上。さらにバックルやファスナーの強度も高めています。カラーは海上で見えやすく、デザイン性も備えた配色で展開。肩部分にはリフレクターを配置し、さらに視認性を高めています。ズリ上がり防止のレッグループを配し、サイドベルトでアジャスト可能。内側のポケットにホイッスル付き。大雨の洪水などが増えている近年、必要性が見直されているアイテムです。

アウトドアの機能で守る

屋外や避難所生活など、
災害時の服装で求められるのは
「保温性」や「通気性」、「速乾性」や「防臭性」など、
アウトドアのウエアに備わった機能です。
いつもの家とは違う厳しい環境で、
少しでも快適さをキープしストレスを
軽減させることは、
自然災害の現場において
とても大切な要素と言えます。

Ease Fleece Jacketイースフリースジャケット

HH52395  |  ¥13,200 (tax in)

中厚のリサイクルマイクロフリースを採用したベーシックなフリースジャケットです。HELLY HANSENを象徴するボトルバックのカッティングを、背面にデザインしています。アウターとしても、ミドラーとしてもウエアリング出来るフリースジャケットは、着用時期も長く、秋から冬まで、タウンユースからフィールドユースとしても、幅広く活躍します。

Kjerag Light Jacketイェラグライトジャケット

COMING
SOON

HH12469  |  ¥33,000 (tax in)

 アウトドアシーンの防水ウエアに求められる、優れた防水透湿性を備えたジャケット。3層構造の生地は、雨天などの過酷な状況下でも高い防水透湿性を誇るヘリーテックプロフェッショナルを採用しており、はっ水性もプラス。メッシュの裏地で肌離れよく仕上げています。さまざまなコーディネートに合わせやすいシンプルなデザイン。フードは、不要なときには襟内部に収納できるビルトイン仕様です。寒いシーンには保温性の高いミドラーとの組み合わせがおすすめで、長袖とベストの2WAYで着られるインサレーションジャケットや心地よい肌触りのシャギーフリースジャケットと連結できるZIP IN ZIP仕様です。

いつでも持ち運べる
準備をする

災害時に必要な最低限のモノを、
いつでも持ち出せるようにする防災袋や
防災アイテムは、
容量、持ち運びやすさ、丈夫さ、
手入れのしやすさといったポイントで、
アウトドアのノウハウが詰まったアイテム
を選ぶことが、大切です。

WP Inflatable
Duffle Bag 45
WPインフレータブルダッフルバッグ45

COMING SOON

HY92470  |  ¥49,500 (tax in)

600デニールの防水生地を使っています。ファスナーはYKKのアクアシールを採用し気密性を高めています。ファスナーを閉めて外側のバルブから空気を注入すると一時的な浮き具となります。ボートの上や水回りのアクティビティに最適です。
  • YKKのアクアシールを使って、
    本体の気密性を高めている。

  • 空気を吹き込むと本体が膨らみ、
    一時的なな浮き具となる。

  • 緊急時に頼りになります。

Helly Rain Suitヘリーレインスーツ

HOE12311  |  ¥22,000 (tax in)

HELLY HANSENの定番である、防水ジャケットとパンツがセットになったレインスーツです。エントリーモデルながら、アウトドアの防水ウエアに求められる機能性を十分備えています。3層構造の生地は、雨天などの過酷な状況下でも高い防水透湿性を誇るヘリーテックプロフェッショナルで、はっ水機能の耐久性も。裏地には、抗菌防臭加工を施しています。レイヤードや運動性を考慮したゆったりめのシルエットを採用。HELLY HANSENの故郷である北欧をイメージした温かみのあるカラーの組み合わせもラインナップしています。携行に便利なスタッフサック付き。

Raine Light Jacketレイネライトジャケット

HOE12312  |  ¥18,700 (tax in)

屋外での緊急避難時や避難所生活において、マルチに活躍する軽量の防水ジャケット。40デニールの防水透湿性を備えた2.5層構造で、軽量感のある生地を採用。以前の同モデルに比べ、さらに透湿性が高まりました。フロントは、止水ファスナーですっきりと仕上げています。ドローコードで絞り込みができるフードなど、山で活躍するディテールも。スタッフサック付きでコンパクトに収納できる、パックの中に常備しておきたい1着。アウトドアアクティビティでつちかった高機能は、災害時においてもあなたの体を守ってくれることでしょう。

落水などの被災時での捜索支援サービス。
「ココヘリマリン ヘリーハンセンモデル」

『ココヘリ』会員に貸与される発信機(ビーコン)からの電波を捜索隊が持つ専用受信機でとらえ、遭難者の位置情報をピンポイントで特定し救助組織(警察・消防)へ引き継ぎます。今回、ココヘリの強みである直接通信によるピンポイント捜索に加え、GPS搭載による広範囲の位置情報把握機能が追加された新型発信機が登場。ヘリーハンセンでは、山域のみならず海や河川でのアクティビティにおける水難事故を減らす活動としてココヘリとの協業をスタートします。フルレンジかつシームレスな位置情報特定により、年間約1,300件を超える「水難事故から命を救う」私たちの挑戦が始まります。

ヘリーハンセンモデル

船員による落水者捜索・レジャーでのご家族による
初動捜索を始め、下図のドローン飛行艇運用による広域捜索などが期待されています。

1要救助者漂流

2GPS位置情報により広いレンジで位置情報を把握

3救命いかだ搭載ドローン飛行艇[1]が発信機と直接通信。ピンポイント位置特定

4ドローン着水。救命いかだを救助者近くにDROP

5救命いかだ上で一時避難(生存の可能性が大幅に高まる)

6救助船やヘリコプターで救出

[1]世界屈指の海難救助艇メーカー「新明和工業」では専用のドローン飛行艇を開発中。オールジャパンでの取り組みが現在急ピッチで進められています。