ニセコで暮らそうと思ったのには、色々な理由があります。まず、一年中、季節に関係なく、圧倒されるぐらい美しいこと。そして、日本の文化にも惹かれました。お互いを尊重しあう精神や細部を大切にする繊細な部分など、挙げるとキリがありません。もちろん温泉があることも忘れてはいけません!日本に初めて来たのは28才の時でしたが、まるで自分が小さい頃に夢見ていたような場所だと驚きました。

冬のアクティビティはスキーが中心で、リゾートスキーとバックカントリースキーの両方をやっています。スキーのインストラクターをしているので、ほとんどはゲレンデやサイドカントリーでスキーを教えています。生徒たちは、北海道の山々を満喫しているようです。自分の時間がある時は、天候が許す限り、いつもバックカントリースキーをしに行っています。

バックカントリースキーのツーリングに出る時はいつも、どこに辿り着くかを考えてワクワクしています。しかし、常にゆったりした気分でいることが大切で、あまりに大きかったり、ストレスになったりするような目標は設定しないようにしています。とにかくゲレンデに出て、移り変わる景色を見ながら、自然を感じることが私の目標です。

スキーのすべてのプロセスにワクワクします。朝、天候や雪をチェックし、ルートを計画することから、深いパウダースノーでニコニコしながらスキーをすることまで、すべてです。自然の中では常に何かを探求し、学んでいます。

スキーが大好きです。1日中スキーをして、日が落ちたらスノーボードに変えて、ナイトライドを楽しんでいます。サーフィンやウェイクボードなどのマリンスポーツでも、いろんなスキルを学ぶことができます。特に今、夢中になっているのがクロスカントリースキーやスキーツーリングです。手つかずの自然の一部になれるし、リフトに乗らなくて良いのが気に入っています。ウィンタースポーツは、グレー一色の都会の冬の風景から逃げ出せるところが魅力です。

一年中、時季に関係なく山は最高です。サイクリングすることもあるし、ハイキングや山登りもします。マウンテンスポーツは何でも好きですね。どれも楽しく美しいのですが、それぞれ違った魅力があります。

パウダーを滑る時や氷の壁を登る時はアドレナリンが出ますが、一番大切なのは山に入るということです。体を動かす喜びを感じ、母なる自然のルールを尊重すること。新鮮な空気を吸って、頬が紅潮する感覚が好きなのです!

ニセコは、前に進み、新しいことを探求するには理想の場所でした。何年もオーストリアアルプスでスキーのインストラクターをして過ごした後で、タイミング的にも完璧でした。日本は、文化もライフスタイルも山の作りも雪の種類さえ、私が知っていた場所とは何から何までまったく違いました。日本で冬を過ごすのは今年で6回目です。ヨーロッパに帰国している時でさえ、私の生き方には日本的な部分が根付いているのを感じます。

ウィンタースキー、スキーツーリング、スノーボード、スプリットボーディングをよくやっています。最近はサイドカントリーやバックカントリースキーが多いですね。大好きな自然を満喫することができるからです。楽しいというのが一番なのですが、人ごみから離れて体を鍛えられるのが一番のモチベーションになっています。

ウィンタースポーツの魅力は、友人と時間を過ごし、体を鍛え、肉体の限界に挑戦することです。新しいことにトライすることで、アドレナリンが出るのです。旅をして、今まで行ったことのない場所を見る素晴らしい機会でもあります。可能性には終わりがありません。同じ土地に行っても、すべり方を変えたり、新しい道具を試したりすれば、まったく別の感覚を味わうことができます。

ニセコには、素晴らしいパウダースノーだと聞いてここに来たのですが、食べ物は美味しいし、温泉はあるし、大自然に近いことも気に入ったので、しばらく住むことにしました。

とにかく何をするにも、リラックスして楽しむこと。疲れている時は判断力も落ちてしまうので、そのことを意識するように努めています。