やさしい着心地のメリノウールを、四季折々の恵みをもたらす自然の色で染めるシリーズです。自然界の色彩は数百から千以上の天然色素から成り立ち、わたしたちの目に優しく乱反射して映るそうです。染色にはミネラル豊富な富山の天然水を使い、ろ過された後、河川に戻るよう配慮しています。2023年春夏の新色をご紹介します。
染料乾燥したペパーミントの葉
ミントは枝分かれする四角い茎が横に這うように伸びる匍匐(ほふく)性のある植物で、芳香のある葉をつけ、葉腋(葉のつけ根)に薄紫色の花を咲かせます。自然に交配してしまうため、多くの品種がありますが、強い清涼感のあるペパーミントと香りが穏やかで甘みのあるスペアミントはティーなどに良く使われます。
染料生のヨモギの葉
ヨモギの語源は、よく萌え出る草から「善萌草」であるといわれるほど、とても繁殖力が強い野草です。道端にも多い馴染みの深い草で、葉の裏には白い毛を密生させ、夏から秋に穂状の小さな花を咲かせます。生薬としても使われており、「艾(ヨモギ)」という漢字は「病気を治すことができる草」という意味があります。
染料乾燥させたウンシュウミカンの皮
ミカンといえば果物としての実を指しますが、陳皮といえば干されて生薬になったウンシュウミカン、またはその他近緑植物の成熟した果皮のことを言います。日本産の陳皮は中国、東南アジアに輸出している数少ない日本産漢方薬の一つです。
この製品は天然素材を使い、縫製後に染め加工をしています。
サイズや色に個体差が見られる場合があります。
染料による着用の効用はありません。
Art Direction, Design: Shinpei Onishi
Photo: Kaoru Yamada
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