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メリノで夏を楽しむ人々
富士吉田|山梨
MANAMI HIRANO
平野真菜実
YUTA HIRANO
平野優太
HERBSTAND
MANAMI HIRANO
平野真菜実
YUTA HIRANO
平野優太
HERBSTAND
HERBSTAND代表の平野優太さんは、1992年生まれ、神奈川県横浜市出身。スケートボードやサブカルチャーに影響を受け、16歳でアパレルブランドを主宰。その後22歳で植物を学ぶためニュージーランドへ。2018年パートナーの真菜実さんとともに山梨県富士吉田市にに拠点を移し、新たなハーブの可能性を体現するべく事業を行う。
―HERBSTANDについて教えてください。
優太さん(以下、Y) 山梨県の富士北麓を拠点に、自家栽培のハーブと山の天然の草木を取り扱う生産者になります。それらを生の状態や乾燥ハーブとして加工した状態でレストランなどに卸販売したり、ハーブ専門の知見を活かして、ハーブガーデンやハーブティーの監修をしたりしています。
―活動拠点を富士吉田にしたのはどうしてだったのでしょうか。
Y ここに来る前はニュージーランドにいまして、ニュージーランドでの自然のなかでの暮らしがとてもよかったので、日本でもそういうふうに暮らしたいという思いが強かったんです。そこで都心部から近い地方をいくつか検討したのですが、いろいろとご縁も重なり、面白そうな人たちがたくさんいたこともあって、富士吉田に移住を決めました。インフラも整っていて、必要なものは揃う環境にありつつも、大自然にすぐに入ることができる。そういうちょうどいいバランスが気に入っています。
―普段から自然と密接なお仕事だと思うのですが、お仕事以外のタイミングでは、自然のなかでどんなことをされますか。
草木の採取のためにほぼ毎日山登りをしているので、あえて山登りというのはあまりないのですが、キャンプがすごく好きなので、泊まらなくてもデイキャンプをして、みんなでご飯をつくって食べて、というのはよくしています。ほかには山中湖に行って湖畔でゆっくりしたり、散歩をしたり、あとは僕がスケートボードをしたり、そういう過ごし方が多いですね。
―今回着ていただいたicebreakerはご存知でしたか。
Y 実は知らなかったのですが、今回はじめて着てみて、ほかの素材のものとは全然違うんだなと。シンプルで動きやすいのと、汗もすぐにひくし、あとは涼しさ。僕はいつも森のなかにいるので、風を感じることが多いのですが、着ている時の風の通りがすごく気持ちがいいと感じました。ニュージーランドのメリノウールということにも親近感がわいて、それこそニュージーランドを旅していた時も、洗濯ができないから荷物を少なくということが必要だったのですが、その時に着ることができていたらよかったなと思いますね。
真菜実さん 私も知らなかったのですが、袖を通した瞬間に着心地がとても柔らかくて、小さな子どもをだっこしていても安心な肌触りだなと思いました。ふわっと軽くて、風を感じて、身体に熱がこもりがちな夏も爽やかに着こなせそうです。ぜひキッズラインもほしいですね。
―最後に、今年の夏の予定を教えてください。
HERBSTANDの活動でいうと、山のハーブが落ち着いて、畑のフレッシュハーブの最盛期になってきます。監修しているガーデンでは、春に植え付けしたものが仕上がってくるので、その成果が見える発表会的な時期でもあります。夏は本当にありとあらゆる植物を取り扱うので、どうしても忙しくはなってしまうのですが、植物のペースに合わせているので、それを走って追いかけていく、そんなシーズンです。そんななかでも、7月には家族3人で、息子を連れてはじめての車中泊旅行を計画しています。北海道に1週間ほどの予定で、それが一番大きく、楽しみなイベントですね。