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        Conversation macpac friends vol.2

        「わたしたちが運んでいるものは」

        2024年1月5日(金)

        Conversation macpac friends
        わたしたちが運んでいるものは

        Yoshito Kato 加藤貴人
        長野県白馬村在住 (カフェ勤務/マッサージ師)
        白馬村で暮らしはじめて今年で丸10年が経ちました
        僕は岡山県出身で、移住した当時は国産スノーボード・メーカーの専属ライダーとして活動しながらマッサージの仕事もしていたんですね。それで、マッサージの仕事をしながらスノーボードができる場所はどこかなと探していくうちに白馬にたどりついて、白馬五竜岳の麓にあたる五竜スキー場の近くにお店を構えることになったんです。

        その店のお客さんだったソフィ(Vol1 加藤ソフィさん)と知り合ったのは今から8年前のことです。現在はマッサージの仕事のペースを抑え気味にして、彼女が運営している五竜スキー場のゲレンデに隣接する〈自然派喫茶SOL〉の手伝いをしています。

        〈SOL〉はオーガニックと地産地消にこだわった食事を提供しているカフェです。食材として利用している野菜は白馬村近郊で有機栽培をしている農家さんがつくられたもので、それらの野菜の大半は村内にある無人直売所の〈えいようフーズ〉から仕入れています。
        〈えいようフーズ〉へ野菜を卸している生産者さんたちは、オーガニック認証を取得して本格的に農業をやられている方から家庭菜園のような規模の方までさまざまですが、農薬や化学肥料などに頼らなくても美味しい野菜を、みなさん本当に上手につくられている。採れたての野菜だからどれも新鮮で瑞々しく、近隣の畑から直接持ち込まれたものだから運搬の際のエネルギー消費を抑えることもできる。そんなところも地産地消の良さかなと思っています。

        じつは私たち家族も4年前からお米づくりを続けています。知り合いの自然栽培農家さんから借りた一反(約300坪)ほどの田んぼで、家族で食べるぶんのお米をつくっているんですが、きほん無農薬・無科学肥料の自然栽培で、田植えから稲刈りまでを可能なかぎり人の手でおこなうようにしています。機械を使えばもっと楽にできるんだろうけど、どうせなら思い出に残る体験を家族や仲間と共有したいと思って。つい先日も、馬に鋤を引かせて田んぼを耕す「馬耕」という伝統的な農法を体験したり、できるだけ自然に即した米づくりを楽しんでいます。

        そんなふうに一年を通じて自然のなかで過ごす時間が多いのですが、リュックのなかに常に入っているものといえば、やはりマイボトルですね。犬の散歩に行くときも、農作業のときも、スノーボードに出かけるときも、白湯や水を入れたマイボトルを持ち歩いています。白馬は水がおいしいんですよ。自宅の水道の水でじゅうぶん。自分でつくったお米を白馬のおいしい水で炊いたごはんの味は、何にも代え難いものがありますね。かなり贔屓目な個人の感想かもしれませんが。
        〈自然派喫茶 Sol〉
        白馬五竜エスカルプラザ1F
        http://solorganicfood.com/

        無人直売所〈えいようフーズ〉
        長野県北安曇郡白馬村北城3020-127  楓の駅

        【今回使用しているアイテム】
        Trek Shoulder M トレックショルダーM (color :DK)MM82301
        Kauri カウリ (color:DK)MM72302

        Text : Toshimitsu Aono
        Photo : Moe Kurita


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        「わたしたちが運んでいるものは」

        Vol.1 Sophie Kato 加藤ソフィー / 長野県白馬村在住(カフェ経営/白馬村会議員)

        2023年12月1日(金)

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