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        Repair Service お気に入りのギアをずっと長く使うために Repair Service お気に入りのギアをずっと長く使うために

        GOLDWIN MOTORCYCLE(以下GWM)でも今後特に注力をしていく環境問題に配慮した取り組み。エコ、サスティナブルといった言葉を耳にする機会が多い昨今だが、最も大切なのは新しいものを買うのではなく、今持っているものを大切に長く使うこと。その選択肢の一つとして紹介したいのが、GWMが行う「リペアサービス」だ。ハードな着用シーンの多いライダーにとって擦れや破れはつきもの。だからこそ、良いものを買い、それを修理してまた長く使う。これこそが真のエコであり、愛着を持って使うことでかけがえのない自分だけのウエアとなるのだ。

        平 忠彦

        (たいらただひこ)

        全日本選手権や世界GP、鈴鹿8時間耐久レースなどでさまざまな記録と歴史を作ってきた伝説のライダー。現在はモーターサイクルショップ タイラレーシングを運営。GWMのアイテムは25年以上前から使っており、特に気に入っているというユーロのウエアは10年以上大切に愛用している。

        2016年に発売されたユーロ20周年モデル。黒いボディに金の文字、赤いラインがかっこいいと平氏は話す。長年の使用により擦れて穴が空いたり、面ファスナーが弱くなっているが、これらはリペアサービスを利用すると補修することができるのだ。

        リペアサービスの魅力を伝えるべく取材で訪れたのは、静岡県浜松市にあるタイラレーシング浜松本店。ここは元全日本ロードレースチャンピオンである平忠彦氏が経営するモーターサイクルショップだ。取材で午前10時過ぎに到着したが、バイクウエアを着たライダーのお客さんがスタッフとすでに熱い話し合いを繰り広げていた。ずらっと店内に並ぶバイクの量にも圧倒されていると、「よくいらっしゃいました」と通る声で出迎えてくれたのが平氏だ。

        もはや説明は不要だろうが、平氏といえば80年代からヤマハワークスのエースとして活躍し、鈴鹿8時間耐久レースでは数々のドラマを生み出してきたレジェンドライダー。今年で66歳を迎える彼だが、「先日は北海道へツーリングに行き、10日間で3,050km走ってきたんです」と一言。未だ衰えを知らないバイク愛と体力に驚かされつつも、まずはGWMのギアとの出会いについて話を聞いた。
        「実はGWMとは25年以上前からの付き合いで。当時はトライアル競技用ウエアも販売されていて、それを着て私は出光イーハトーブトライアルに出場したりしていました。GWMウエアを着用してみると気づくのですが、ファスナーの上げ下げのスムースさやスマホを入れる胸ポケットの配置など、バイクに乗るときの細かな動作ひとつひとつに対する作り込みが素晴らしいんです。ユーザーのことを徹底的に考えてデザインしている真面目なメーカーなのだと感心させられますね」。

        25年以上もGWMのギアを使ってきたと話す平氏。職人技とも呼べる同社の徹底されたギアのクオリティが日々のライディングを支えてくれているのだ。プロライダー時代から引退、そして現在とバイクの乗り方は変わりつつあるようだが、長年平氏を魅了してやまない一つのウエアがあるという。
        「ユーロ(GWMのプレミアムウエアシリーズ)を長年着ています。ヨーロッパ調のデザインがもうとにかくかっこよくて。ツーリングに参加していると、『これどこのギアですか?』と聞かれることもよくあるぐらいです。何着か持っているのですが、今日私が着ているのは2016年に出たユーロ20周年モデルの一着です。このモデルからインナージャケットを着込めるという画期的な仕組みが取り入れられたんです。黒いボディに金色の文字、赤いラインもまたかっこいいですよね。取材のためエアーガンで掃除していたんですけど、パンツのお尻の部分に穴が空いていることに気づきました。そもそも生地が二重になってて頑丈ではあるのですが、長年の使用で擦り切れてしまったんですね。面ファスナーも粘着が弱くなってきつつあります」。

        こちらも平氏私物で、ユーロの2008年発売モデル。肘に入っていたプロテクターは自身で取り外し、洗濯をしやすくしたという。使用状態はとても綺麗だが、撮影時に樹脂製のファスナーが砕けてしまった。だがそのファスナーもリペアサービスで取り替えることができるから安心だ。

        大切に使い、何千何万キロもの距離を共に走ってきた平氏のギア。擦り切れた生地や空いた穴には思い出が詰まっているからこそ、簡単に手放して新しいギアを買うということにはならないのだ。だがバイクギアはライディング中に命を守ったり、快適さを得るための重要なツール。その役目に命を吹き返させるサービスがGWMには存在する。その名も「リペアサービス」。読んで字の如くだが、愛用しているギアをゴールドウインリペアセンターに送れば、同社が有償にて補修を行なってくれるのだ。このようなサービスを待ち望んでいたライダーはきっと多いのではないだろうか。かくいう平氏もリペアサービスをいますぐ使いたいライダーの一人のようだ。「このようなリペアサービスは長年の希望でした。ウエアは決して安いものでもないので、買ったら5年10年と使いたい。ジャケットやパンツはそうそう劣化するものではないですが、ベルクロの弱りや生地の擦り切れはどうしても避けられないですからね。だからこのサービスを利用すればその問題が解決されますし、好きなウエアと共にもっと長い距離をライディングできると思うと嬉しいです。GWMのウエアを身につけるようになってものづくりの素晴らしさを感じるようになったので、僕もきちんと商品に向き合いたいんです。そういう意味からもリペアサービスのアイディアには強く共感しますし、多くのライダーがこのサービスを利用して、ものを大切に使う豊かさを知っていってもらえるといいですね」。

        リペアサービスを利用することで、お気に入りのウエアをさらに長く愛用することができる。そうして生まれ変わったウエアを身につけると、いつものライディングがいつも以上に清々しいものに感じられるかもしれない。だが何よりもリペアサービスから学ぶべきは、不要な買い物やゴミを出すことを減らし、環境に気を配るという心の持ち方ではないだろうか。

        リペアサービスは以下URLから利用可能となっている。
        https://www.goldwin.co.jp/store/ec/contents/common/repair/

        タイラレーシング浜松店

        住所:静岡県浜松市中区高丘西1-12-7
        営業時間:9:00~18:00
        定休日:火曜日、第2・3水曜日
        http://www.tairaracing.co.jp/