FISHAND/
国内で編む、漁網のリサイクルプロジェクト

北海道で使わなくなった漁網を回収し、愛知の工場でリサイクルの工程を経て糸になり、そしてワークウエアとして漁師の元へ戻ってゆく。漁業の資材である漁網は定期的に替える必要があるもの。FISHAND/は、そのままでは産業廃棄物になる漁網を再生した循環型素材（リサイクルナイロン）と新たな機能系を握手させることによって生まれました。地球、日本、海、食、それらの未来に目を向けながらファッションのあり方を考え直す。NEUTRALWORKS.が提案する新しいウエアプロジェクトです。

今回発売する「FISHAND Sheeps/ Fisherman Sweater」と「FISHAND Sheeps/ Fisherman Cardigan」は、漁師への敬意を込めて、過酷な海の仕事で着用されてきた「フィッシャーマンニット」をデザインソースとしました。素材は漁網リサイクルナイロンとリサイクルされたウールを組み合わせ、より空気を含み、暖かく仕上げています。漁師ほど天候に左右される職業はなく、彼らが海上生活での過酷さや厳しい寒さから身を守るためにできた衣類がフィッシャーマンセーター。フリースやダウンジャケットもない100年以上前から漁師たちを暖めてきた伝統的なデザインと、現代のリサイクル技術によって、漁師だけでなく、多くの人たちを暖めます。

Edit : Media Surf Communications Inc.
Photography : Naoto Date