スペイン バルセロナ

2012年、パウ・カペルはサッカーで膝と靭帯にダメージを受け、医師からリハビリトレーニングとして山でのランニングを提案される。1年も経たないうちにスペインのサン・ボイ・ダ・リュブラガード出身の27歳は初めてのトレイルイベントで見事優勝、トライアスロンやデュアスロン、バルセロナ・マラソンにも出場、この大会で2時間58分で完走している。
2014年にはパウは80kmや100kmといった長距離利レースに出場し始め、7つのレースで優勝を果たす。距離が長く過酷なレースほどパウは強く、結果を残せている。
2014年、パウはウルトラ・シエラ・ネバダ(103km)とウルトラ・トレイル・マヨルカ(112km)、そしてスペイン・チャンピオンシップで優勝。2016年にはシャモニーで開催したTDS・デュ・モン・ブランとウルトラ・トレイル・オーストラリア、そして2017年にはトランス・グラン・カナリアでも優勝、ウルトラ・トレイル・ワールド・ツアーで2位に輝く。
2018年は彼にとって最高の年となり、5度の表彰台とウルトラ・トレイル・ワールド・ツアーで優勝を果たした。