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        THE NORTH FACEATHLETE

        ATHLETE

        山岳ガイド
        佐藤 裕介
        Yusuke Sato

        1979年12月生まれ

        佐藤裕介と登山との出会いは高校山岳部。すぐさまその魅力にのめり込み、大学時代に山岳会に入会してからは才能と情熱が爆発的に開花する。21歳のときに冬の北アルプス黒部単独横断など困難な登山を成し遂げ、新世代アルパインクライミングのホープとして、登山界にその名が知られ始めた。そして、横山勝丘や一村文隆など同世代の強力なクライマーと知りあったことが、佐藤のクライミング熱をさらに加速させていく。それまではもっぱら国内の山を登っていた佐藤は、彼らとともに海外の髙峰にも足を延ばすようになる。そのひとつの頂点が、2008年に成し遂げた、インドヒマラヤ・カランカ北壁初登攀。この登山でピオレドールを受賞した佐藤は、世界的にその名を知られるクライマーとなった。しかし佐藤の特異なところは、世界的クライマーとなったあとでも、国内の登山にも等しく情熱を注いでいるところだ。ライフワークとなっている冬の黒部では、2016年に、32日間もかけて「黒部ゴールデンピラー」を初登攀。ほか、北アルプス称名滝や台湾やハワイの沢など、沢登りにも情熱的に取り組んでいる。サラリーマンとして仕事と登山を両立させてきた佐藤だが、2014年に専業の山岳ガイドに転身。現在は、クライアントのための登山と自身が追い求めるクライミングや登山を並行し、年間200日近く山に入る日々を送っている。

        【実績・資格】
        インドヒマラヤ・カランカ6931m北壁初登攀(ピオレドール受賞)
        アラスカ・デナリ6190m南壁継続登攀
        台湾・恰堪溪初遡行
        北アルプス黒部トサカ尾根末端壁(黒部ゴールデンピラー)冬期初登攀
        昇仙峡「情熱の薔薇」5.14b初登(国内最難クラック)
        日本山岳ガイド協会認定山岳ガイド(ステージⅡ)