ショップスタッフたちの
リアルアクティビティ
アイテムを身にまとい、自身のアクティビティを楽しむショップスタッフたち。
そのリアルな経験があるからこそ、アイテムとユーザーを繋ぐことができるのかもしれない。
ここではそれぞれのアクティビティを追求する
全国各地のショップスタッフたちを追いかけてみた。
FAST PACKING ファストパッキング
- STAFF
- 岩男浩平
- STORE
- THE NORTH FACE
昭島アウトドアヴィレッジ店
- STAFF
- 藤田大輔
- STORE
- THE NORTH FACE
原宿店
- STAFF
- 鵜野貴行
- STORE
- THE NORTH FACE
FLIGHT TOKYO
荷物の軽量化を図り、
自身のアクティビティを
長時間楽しむ
昨今の機能的かつ軽量化を追求したウェアやギアの進歩がめざましく、より早く進むことを望んだハイカーと、より長い距離を目指したランナーの思いが“ファストパッキング”という名で具現化されている。その魅力はなんと言っても自由度。身軽になったことで移動の時間が短縮され、自身のアクティビティを長時間堪能することを可能にさせてくれたのである。今回はそんなファストパッキングを用いた1泊2日の旅を追いかけた。メインカット右に写る原宿店勤務の藤田の目的は渓流釣り。「川魚は非常に神経質なので、自然と一体化しないと釣れない。そのためにも人があまり立ち入ってないエリアを探さないといけないから、荷物はなるべく軽量で動きやすいのが重要。
BACKCOUNTRY
SKIING
バックカントリースキー
- STAFF
- 田村忠士
- STORE
- THE NORTH FACE+
サッポロファクトリー店
雪山を知り、攻略することで
描ける最高のシュプール
整備されたゲレンデではなく、降り注いだ雪そのままの山を自分の足で登り、滑降するバックカントリースキー。数十分の滑降時間に比べ、登山時間が何時間もかかる雪山やルートもある。「確かにバックカントリースキーは、滑りを楽しむ時間よりも、そこへ至るまでの過程が長いアクティビティです。夏のうちに山へ入って、近くから観察し、登山経路や滑降ポイントを下調べすることもあります。それをもとに本番である冬の雪山を2時間以上かけて登るんですが、いざ滑る時になって予定していた滑降ルートを急遽変更することも。それでも、すべてはまだ誰も滑っていない雪原に自分が思い描いたシュプールを残すためにやっているんです。滑り終わった後に山を見上げて、イメージ通りのシュプールが描けた時は感無量なんですよ」。 “雪山をキャンバスに自分の轍を残す”、そのために惜しまない夏から始まる下準備。それを苦にも感じさせない魅力が白銀の雪原には広がっていた。
ROCK CLIMBING ロッククライミング
- STAFF
- 川原晶子
- STORE
- THE NORTH FACE+
アミュプラザ長崎店
未知との遭遇と語る
岩壁との出会い
ロープ、ハーネス、クライミングシューズを身にまとい全身を使って、岩壁をよじ登るロッククライミング。その中でもアルパインクライミングは登山の中でも最もコアなスタイルであり、登山道のように決まったルートを登るのではなく、よりシビアなラインを見出し、それを攻略するアクティビティだ。「両親の影響で山登りを始め、辿り着いたのがクライミング。確かに室内ではないのでリスクはあるんですが、長く遊びたいので無理はせずに自分の体作りとして楽しんでいます。ただ、岩と向かい合って次の一手を考えている瞬間は生きてるなってすごく感じる。自然の物だから日々変化するので、出向くたびに未知との出会いがあり、それを登りきった時の達成感はやっぱり格別。そういう体験ができるから、お客様にクライミングをやりたいという人がいた時には自分なりのギアが提供できるよう準備しています」。登山という形で自然と向き合う彼女の姿は生命力に溢れていた。