ファミリーキャンプにいこう!

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どうしてわざわざ、こんなに遠くまで出かけていくんだろう?
扱いづらい火で料理をして、硬い地面にテントを張って、真っ暗闇の中で眠るんだろう?
どうして、みんな楽しそうに笑っているんだろう?
いつの間にか暮らしから切り離されている人間の本能に近い部分。
水を感じて、太陽を浴びて、闇とともにぐっすりと眠る。
キャンプって、実はとっても“人”らしい営みなんじゃないか?
炭火で焼いた美味しい肉を頬張りながら、そんなことに気付いてしまう。
もちろん子どもたちは、最初っからそんなことお見通し。
森で汗まみれになって、川でビシャビシャに濡れた姿で、いつものように教えてくれる。
いいから、遊ぼうよ!
外で食べるとご飯もお酒もたまらなく美味しいから。
そう、理由はそれで十分。ファミリー・キャンプはいつだって、特別なんだ。
今回登場してくれたファミリーを紹介します
ママの下ごしらえ おいしいスープをつくるには 何と言っても食事はキャンプで一番の楽しみ。定番のBBQもいいけれど、じっくり煮込むスープも美味しい。現場でアレンジできるように提案したいのが、スープストックを自宅から持っていく方法。乾燥豆を戻すのに時間がかかるから、前日に仕込んでおくと楽チンだし、たとえば当日に「道の駅」で地場の野菜を買って合わせる、なんていう楽しみ方もできる。スープストックさえあれば、家のキッチンのように整った環境がなかったとしても、いかようにも。冷え込んだ夜もおいしくあたたまることができるはず。
ママのおいしいホットケーキ ホットケーキを上手に焼くコツは、中弱火をキープすること。なので、たき火では難しいかもしれない。焦げ目を少しつけるなら、使い込んだ鉄のフライパンがいいけれど、テフロンのフライパンに蓋をして、蒸し焼きにするのも一つの手。仕上げにフルーツのマリネと合わせて、栄養バランスも考えた、ママの素敵なキャンプ朝ごはん。
森のウォーターハーブをつくろう 森で見つけた香り高い葉っぱを、その土地に流れる水に浸けてみる。キレイな湧き水がなかったら、煮沸消毒をした川の水が飲めるか聞いてみよう。ハーブと言えばミントやローズマリーのイメージが強いけれど、ユズやサクラの葉っぱだって、とてもいい香り。特に松の葉はシュワシュワと泡が出て、まるで微炭酸ソーダのようになる。
自然であそぼう キャンプ場の周りに生えている樹木や葉っぱが遊び道具に見えたとしたら、とても楽しくない? どれだけ自然で遊べるか。そのスキルこそが、キャンプの熟達度なのかもしれない。竹を見つけたら、すかさずナイフで吹き口を作って竹笛に。大きなトチの葉っぱは、目と口を開けてお面にしよう。小さな花をつけた雑草も、ノートに挟んで押し花にしたら、絵画のような思い出になる。なんだっていい!  その辺に落ちているもの、生えているもの、動いているもの。拾って、捕まえて、工夫すれば、自然は、普段の生活では遊ばないおもちゃになる。
テントで影絵 キャンプでは、遊びは自分たちで考えるもの。おもちゃがなくたって、自分たちの体で遊べるじゃないか。テントをスクリーンにして、内側からヘッドライトの光で影絵に挑戦してみよう。少しずつ角度をずらして動物が現れた時の感動は、大人たちでさえ思わず声が漏れるほど。
夏の星をみつけよう 都会の灯りから離れた森の中で満天の星に驚いたら、季節ごとに変わる星座を探すのも楽しいもの。夏の星と言えば、天の川を挟んだ“織姫”と“彦星”だが、それぞれ“こと座のベガ”と“わし座のアルタイル”としても知られている。この2つの白く輝く星に、同じように白い星、はくちょう座のデネブを加えた3つの星が、夏の大三角。星を見上げた時のどこか不思議な澄んだ気持ちを、星座を探しながら子どもたちと一緒に味わってほしい。
パパのだいじな道具 キャンプはやっぱりパパの見せ場。普段はどれだけグータラでも、いざとなったらカッコイイ。余裕を持って自然を遊んでいる姿が決め手だろうか。となると一番役に立つアイテムは、ナイフかもしれない。サッとポケットから取り出して、その辺に転がる枝や竹で子どもたちのために遊び道具を作ってあげる。斧で薪を割る姿もいい。ハンマーでテントのペグを打ち込む姿も魅力的に映るかもしれない。「パパ、こんなこともできるんだ!」という子どもの視線は、堪らなく嬉しいもの。ミルで挽いた豆で淹れたコーヒーを飲みながら、“パパ”を満喫しようではないか。
子どものバッグの中身は? 普段は図鑑で見ている虫や鳥や葉っぱが、キャンプ場では実際にあちこちに飛んでいる。鳥の鳴き声にじっと耳をすませている子どもたち。「観察」の楽しさを味わうには絶好のシチュエーション。なので、クレヨンなど、お絵描きグッズはアウトドアでも大活躍する。ほかにも虫かごは必須。川で捕まえたサワガニでいっぱいになる、なんていうことも。学びに結びつける必要はまったくないけれど、子どもたちが「知りたい!」と思ったまさにその瞬間に、気持ちを満たしてあげられるものが、子どもたち自身のバッグに入っていると楽しい。
キャンプ場どこにいく?
        キャンプ場えらびのポイント
        1  何よりも大事なのは、シチュエーション!  夏の強い日差しを遮る豊かな森はもちろんのこと、小川は流れているか?  海まで歩いていけるか?キャンプは、周囲の環境を遊ぶもの。
        2  設備より環境とは言えトイレはできるだけキレイであってほしい!
        3  正直なところ、電源があると、さらに楽だけど……。
        4 広すぎないこと。のびのびと遊ぶ子どもたちにも目が届く、程よい広さがいい。
        不動の滝自然広場オートキャンプ場 深い森の中にありながら、ハードすぎないシチュエーション。穏やかで浅い川では、釣りを楽しむこともできる。ひっそりツリーハウスがあったり、子どもが寝静まった後に大人のためのバーがあったり、ポップで楽しい仕掛けが詰まったキャンプ場。その適度な“狭さ”にも使い勝手の良さを感じる。もちろん求めれば、テントからBBQの食材まで揃っている。けれど重要なのは「求めれば」という点。困った時にスッと手を差し伸べてくれるようなスタイルは、キャンプ初心者から猛者までも、虜になるはず。
たき火を起こそう たき火は、いい。たき火のためにキャンプをしている人も多いはずだ。子どもたちと一緒に火を起こせば、なお、いい。乾燥したスギの葉や松ぼっくりを着火剤代わりに、パパが斧で割った薪に火をつける。ポイントは、薪の組み方。井の字のように太めの薪を組んで、その隙間に細い枝や皮のような焚付けを詰めていく。鍋でスープを煮詰めたり、枝に刺したマシュマロを焼いたり!  思わず肩を寄せて語り合いたい、夢の時間になる。
テントはおうち
        家族みんなで寝るためには、テントも大きくなければ。“おうち”のように大きなテントならば、家族全員が並んで、荷物をたっぷり詰め込んでも大丈夫。いくらアウトドアを楽しむキャンプとはいえ、快適な居住空間は、必要なもの。「カイジュー」と呼ばれるテントは、ブランドの黎明期からテントを作り続けている〈THE NORTH FACE〉の中でも一際大きなもの。泥だらけになったギアを置いておく前室と呼ばれる玄関のような空間さえ、パパが立っても頭が天井にぶつからない。ただし、大きいだけじゃない。細部にはブランドの経験値、アイディアが詰め込まれている。でも、そもそも大きなテントを立てるのって大変じゃないの? そんな不安も「カイジュー」は吹き飛ばしてくれる。色分けされたポールをガイドに通していくだけで、あっという間に“おうち”は立ち上がる。やっぱり、“おうち”は、子どもたちに手伝ってもらいながら、家族みんなで手軽に立てたいもの。
KAIJU 6NV21606 │ ¥59,000 │  1色のみ │ 収容人数:6名
            重量:7.57kg │ 奥行:264cm  幅:305cm  高さ:203cm
            フロア面積:8.05㎡ │ ポール本数:3+1
            1. 通気口があるよ 風通しや結露を防ぐ、いわゆるベンチレーション機能のため、「カイジュー」には3つの通気口がある。開口は、フライと呼ばれる外掛けに付属しているパーツを立ち上げるだけ。
2.  小さなポケット テント内は、家族みんなのものを詰め込むために、煩雑になりやすい。そこで活躍するのが小さなポケット。朝晩使う歯ブラシや夜のヘッドランプなんかを入れておくのに使える。
          3.  玄関も広々「荷物をどこに置いておくのか」は、実はキャンプの大きな問題。外に出していては朝露で濡れてしまうし、テント内も汚したくない。なので、広い玄関はそのまま収納なのだ。
          4.  天井が高いよ! 「カイジュー」の特徴は何と言ってもその大きさ。たとえばパパの身長が180cmだったとしても、天井にぶつからない。この高さはとても珍しく、テント内も開放感に溢れている。
          5.  大きなポケット iPadがぴったり入るサイズの大きなポケット。パソコンはいらないけれど、星座を確認したり、図鑑代わりに調べたり、タブレットはアウトドアでも活躍するかもしれない。
          6.  大きな玄関マット 子どもたちが裸足でキャンプ場を駆け回って帰ってきたときに活躍するのが、大きな玄関マット。片足ずつキレイに拭いて、“おうち”に入ることができる、小さな玄関そのもの。
ファミリーキャンプのアイテム
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