EXPEDITION ANTARCTICA EXPEDITION ANTARCTICA

2017年、THE NORTH FACEは世界屈指の冒険家からなるチームをクイーン・モード・ランドに派遣。彼らは1か月をかけ、ウルフズ・ジョー山塊に新ルートを開拓しました。THE NORTH FACEが誇る最高峰の登山装備が、この6人のアスリートによって極地で試されました。
特別限定の遠征パッチをあしらった
SUMMITシリーズと
各種ロゴウェアで構成された
記念カプセルコレクションで
あなたもこの物語の一員に。
  • MEET THE CREW SAVANNAH CUMMINS MEET THE CREW SAVANNAH CUMMINS
    クライマー

    サバンナ・カミンズ

    オハイオ州シンシナティ郊外に生まれ育ったサバンナは、18歳で西部に移り、山に魅了された。 クライミングを初めた最初の年に肩を負傷し、彼女は岩や氷から遠ざかった。 リハビリのかたわら、彼女はカメラを手に取り、友人たちのクライミングを記録するようになる。 写真との出会いが、創造性を発揮することへの扉を開き、彼女はビジュアルで物語ることへ情熱を傾けていく。 写真を撮ることで、冒険を生き、静かで人の手の届かない世界中の地を経験してきた。 サバンナは、自身の山との関わりが始まったばかりだとを知っている。 自身の目標に挑戦しながら、他のクライマーたちに同行し、それを記録することにさらなる興奮を見出してきた。 冒険を味わいながら、その瞬間を記録していくことこそ、彼女が切望する目標となった。 そして、どれだけの苦労と困難があろうとも、その記録を伝えていく決意でいる。 インド、ザンスカール山脈において、アンナ・ファフ、リンジー・フィクスマーと共に「ザ・ジェム」を初登。 南極大陸、ドロンニングモードランドでのクライミングに参加。 デナリの女性スピード記録更新時にサポートクルーとして同行。

  • MEET THE CREW ANNA PFAFF MEET THE CREW ANNA PFAFF
    ロッククライマー

    アンナ・ファフ

    オハイオ州で育ったアンナ・ファフにとって、子ども時代には山々との出会いは限られたものだった。 看護を学ぶため大学進学時デンバーに移り、初めてロープで登ることを経験し、すぐにクライミングにのめり込んだ。 それからは世界中を旅して、冒険への渇望を癒やすような、誰もいない高山の頂や巨壁を追い求めるのが彼女の生活となった。 アンデスでも、ニューファンドランドでも、未踏の地で複雑なクライミングルートに直面した時、アンナは極度の集中力を発揮する。 パキスタン、トランゴタワーをエターナル・フレームから登攀(とうはん)。 パキスタン、グレートトランゴタワーをアメリカルートで登攀。 パタゴニア、フィッツロイをアファナシエフから登頂。 南極大陸、ドロンニングモードランド、オルタナ峰に登攀。 世界各地で、複数の新ルートと初登を経験。

  • MEET THE CREW CONRAD ANKER MEET THE CREW CONRAD ANKER
    登山家

    コンラッド・アンカー

    30年以上になる経験によって、彼はすでに登山技術を自分のものとしているが、今も初登を求める姿勢は変わらない。 2011年、彼はヒマラヤの最後に残された未登攀の岩壁の1つだった「シャークス・フィン」を初登。 翌2012年には、1963年アメリカ隊の歴史に残るエベレスト登頂を再現する遠征を指揮。 夢を追い続け、極限環境の王者であり、先駆者であり、標高8000メートルの世界で理想の同行者だ。 自分の持てるもの全てを、山に捧げている。「伝説」という言葉をもってしても、彼を語り得ないだろう。 インド、メルー中央峰「シャークス・フィン」初登。 南極大陸、エルズワース山脈、ヴィンソン・マシフ東壁を初登。 南極大陸、ドロンニングモードランド、ラッケクニーベン峰スノー・ペトレル壁(VI 5.10 A3)を初登。 3度のエベレスト登頂。うち1回は無酸素での登頂。 エル・キャピタン、「コンチネンタル・ドリフト」(VI 5.10 A4)初登。

  • MEET THE CREW ALEX HONNOLD MEET THE CREW ALEX HONNOLD
    クライマー

    アレックス・オノルド

    アレックス・オノルドはクレイジーなタイプではない。彼はただ、自分にできることとできないことを知っているだけだ。 そして、彼にはできることがたくさんある。数百メートルの高さの壁にロープなしでしがみついている時に、 最悪のシナリオを最後まで演じるようなことはしない。彼は恐怖を、特殊な形での明晰さに変えてしまう。 その明晰さを頼りに、アメリカ最大級のビッグウォールをいくつかフリーソロで登り、世界中の断崖に登る新しいルートを開拓した。 謙虚な性格のため、決して自分の経歴を誇示することはない。 ビッグウォールの記録的なスピードクライムと大胆なフリーソロによって、アレックスは不可能に挑戦し続けている。 カリフォルニア州ヨセミテ国立公園、エル・キャピタン、「フリーライダー」(5.13a)をフリーソロで初登。唯一の達成者。 トミー・コールドウェルと共にエル・キャピタン、「ノーズ」のスピード記録(1時間58分07秒) ヨセミテで初の「トリプル・ソロ」達成。 ワトキンス、エル・キャピタン、ハーフドームの3壁を24時間以内に単独で連続登攀。 パタゴニア、フィッツ・トラバースをトミー・コールドウェルと共に初完全縦走。 ユタ州ザイオン国立公園、ムーンライト・バットレス(5.12d、約365メートル)をフリーソロで初登。唯一の達成者。 メキシコ、エル・ポトレロ・チコ、エル・センデロ・ルミノソ(5.12d、約535メートル)をフリーソロで初登。唯一の達成者。 ヨセミテ国立公園、ハーフドーム北西壁(5.12a、約670メートル)をフリーソロで初登。唯一の達成者。

  • MEET THE CREW JIMMY CHIN MEET THE CREW JIMMY CHIN
    登山家

    ジミー・チン

    自身の探究心と写真への情熱によって、ジミー・チンは世界中に常識を超えた遠征を行ってきた。 ザ・ノース・フェイスのアスリートチームの一員として15年以上の経験を有し、 またナショナルジオグラフィックなどの刊行物に写真家として携わる。 その仕事を通じて、世界有数の冒険家、クライマー、スノーボーダーやスキーヤーらと最も困難な遠征を行い、それを撮影してきた。 映画監督としては、最新作「MERU/メルー」でサンダンス映画祭において観客賞を受賞し、アカデミー賞ではショートリストに選ばれた。 一流の登山家たちと共に、極限の地でクライミング、スキー、または場合によってはただ生き延びてきた。 その間、ジミーはカメラを担ぎ撮影機材を運んで、その歴史的な冒険を記録してきたのである。 インド、メルー中央峰「シャークス・フィン」初登。 エベレスト、南陵ルートをスキーで下山(アメリカ人初)。 中国、新疆(しんきょう)ウイグル自治区、タイヤン峰初登、スキーで下山。 ナショナルジオグラフィック、マイクロソフトのエマージング・エクスプローラー受賞。 ボルネオ島、キナバル山( V 5.12 A2)初登。 グランドティートン国立公園、グランドトラバースをフリーソロで縦走。カー・トゥー・カーで12時間。 南極大陸、ウルヴェタナで新ルート開拓。

  • MEET THE CREW CEDAR WRIGHT MEET THE CREW CEDAR WRIGHT
    ロッククライマー

    シダー・ライト

    シダー・ライトがクライミングと出会ったのは、文学専攻でハンボルト州立大学に在学中のことだった。 講義の合間に、カリフォルニアのノースコーストで尖った巨岩や断崖に挑み、即座にそれにのめり込んだ。 大学を卒業すると、自分のすべてをクライミングに捧げると決めた。 ヨセミテに移り、広大な花崗岩(かこうがん)の風景に魅了され、謙虚な気持ちを新たにした。 シダーはスピードを愛し、エル・キャピタンの登攀とセンチネルの初登を驚くべきスピードで成し遂げた。 エル・キャピタンをフリーで1日以内に登攀した数少ないクライマーの1人である。 持ち前の粘り強さと、独特なユーモアセンスでクライミングと創作を続けている。 クライマーとして、映像作家として、ミュージシャンとして、素晴らしい未来が彼の前には開けている。 ヨセミテ、インディアンクリーク(5.13)初登。 エル・キャピタン登攀、「フリー・イン・ア・デイ」達成。 世界七大陸にてビッグウォールの初登達成。 ナショナルジオグラフィックにて、エクスプローラーを務める。 映画監督として受賞歴あり。

PHOTO ESSAY BY SAVANNAH CUMMINS

南極大陸に到着すると、すぐに世界各国の人々の出迎えを受けた。温かい飲み物、スープ、クッキー、そして、ノボラザレフスカヤで嵐が止むのを待つ間は五つ星のコンテナ施設の提供を受けた。
ウルヴェタナでの寒く過酷な一日を前に、この日も準備を整えるコンラッド・アンカー。このような気候、そしてウルフズ・トゥースの頂上では、装備品とウェアが命を守る上で重要な役割を果たす。
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私はコンラッドとジミーがウルヴェタナ頂上へ行ってしまう前に新ルートで活動している写真を撮ろうと、この日は先回りできるように早起きをした。撮影時はまだ陽が当たり始めたばかりで、凍えそうに寒かった。コンラッドが上に向かい、私はそろそろキャンプに戻ろうと考えた。あと数枚シャッターを切り、キャンプに降りる途中もジミーとコンラッドを双眼鏡で見守った。そして、頂上にたどり着く様子を見届けた!
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南極大陸の嵐が収まるのを待つ間に体力が落ちることを心配したシダー・ライトは、携帯式のハングボードを持参し、南極で“アドベンチャークライミング”をして体を鍛えた。氷点下の中、彼がなぜシャツを脱いだのかはよく分からない。
飛行機から荷物を回収するため、シダー・ライト、コンラッド・アンカー、現地の常駐者と共に氷の滑走路へと向かう。
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