About  INSTINCT EXPLORER

例えば、クライミング。 彼らは誰よりも早く、誰よりも高く、 垂直に立つ壁を本能で登る。
例えば、冒険家。 彼らは、過酷な環境下であるにも関わらず、 まだ見ぬものを自分で見たい、
体験したいという理屈を超えた本能で身体を動かしている。

「INSTINCT EXPLORER」、 つまり本能で冒険する。 理屈ではない。
勝手に身体が動いてしまう。 そこに人らしさ、真の個性が宿る。

どこであろうが、いつだろうが、誰であろうが、 平等にある“本能”。
一度、後先考えず、利益・不利益考えず、 本能に従って見るのはどうだろう?

INSTINCT EXPLORERは、そんな冒険家を応援する。

INSTINCT EXPLORE HOODIE インスティンクトエクスプローラーフーディ

¥16,500 Tax In
Color :
  • Black
  • /
  • Navy
  • /
  • New Taupe
Size :
  • S
  • /
  • M
  • /
  • L
  • /
  • XL

Model Jo Motoyo

Height 160cm / wear Khaki size L

SEND(送る)、JAM(詰め込む)、ROUTE(道筋を決める)というクライミング用語を背面に表現したウエア。原料は、日本環境設計によるリサイクルポリエステル(EXPLORE SOURCE)を使用。無縫製の立体的なシルエットによってパーカーならではの肩への負担も軽減され軽い着心地を実現。さらに廃棄ロスも少ない地球に優しいプロダクトとなっている。全3色展開。

INSTINCT EXPLORER

Episode 3

CHIT CHAT


映像ディレクターJo Motoyoと「ダンケルク」

映像ディレクター。2019年ADFESTのファビュラス・ファイブにて監督を務めた「Midnight / 0時」が観客賞を受賞。さらに同年6月に行われたカンヌライオンズ2019に付随して行われるYoung Director Award 2019の短編フィルム部門にてシルバーを獲得する。

「本能とは言葉にできないもの」と今回取材した人が言ってました。Joさんはどう思いますか?

そういう意味でいうと、映像は世界共通の表現方法だと思っています。セリフとか、会話で映像が出来上がっていると思いがちですが、実は映像にはあまり言語が必要なく、ほとんどがビジュアルコミュニケーションなのかなと。そう思うのは私自身がミックスカルチャーで育ち、言語で交流することが難しい環境で生まれ育ったという経験が大きいのかもしれません。だから見るだけで理解できる、言葉を持たずともなんとなく全体を理解できるという表現方法にしっくりきたんだと思います。

Joさんにとって本能というものの定義を教えてください。

自分が今まで培ってきた経験や思想とは全く別の、頭にふっと過ぎる感覚みたいなものかなと思います。

理性とはどんなことなのでしょうか?

人に説明が出来る感情、でしょうか。

理性のコントロールを失ってしまう映像とはどのような映像ですか?

映像の歴史を辿っていくと、日常を記録したものからはじまったんです。そんな何気ない日常を記録するものが作品として扱われるようになったのは、性を題材に扱うようになってからなんです。例えば男性と女性がキスをするというのを瞬間的に見せ続けるとかの表現ですね。

つまり“欲”ということですか?

映像と欲、この2つは切り離せない関係性にあると思います。性的なもの以外にも、戦争なども同じだなと思っています。戦争的なものにしても、性的なものにしても、やっぱり見ていて興奮すると思うんです。たとえ鑑賞者が戦争に行ったことがなかったり、体験したことなくても、自分ではない誰かの視点や思考に感化されてしまう。自分の実生活と関係のない物語の中でも、映像を通じてある種の本能に出会うことが出来る。

本能的な体験ができる映画の作品名を挙げるとしたら何がありますか?

印象的だったのが、クリストファー・ノーラン監督の「ダンケルク」とか。私個人としては、ホラー映画や戦争映画はあまり見ないジャンルなんですが、「ダンケルク」は映像自体もおかしいほど“かっこいい”と思ったんですね。そういった闘争本能みたいなものをかっこいいと思う部分があったんだ、と新鮮な驚きを感じました。

日常生活において本能的な何かを感じたこと最近ありましたか?

今更なんですが、個人的に自粛疲れみたいなのを感じて、「遠くに行きたい」という気持ちがふと頭を過ぎるようになりました。

以前はそれがなかった?

撮影などで長期間家に戻れないような、動き回っている生活をしていたのがあるかもしれません。だから「家に帰りたい」と思うことは多くても、「遠くに行きたい」と感じたことがなくて。この感情に自分でびっくりしたと同時に、遠くに行って巣に戻ってくる、みたいな本能的な思考なのかなと思ったりしました。