2020年より新型コロナウイルスの影響で活動を休止していたTHE NORTH FACE CUPが遂に再始動!
いよいよ本戦までの日程と会場も決まり、大会は本番を迎えます。
ONE bouldering 代表 の平山ユージ氏より応援メッセージも届いております!
日程と会場、応援メッセージを是非ご覧ください。
平山ユージ氏からのメッセージ
ROUND1 | 2022-9-10 | BaseCamp飯能店 |
〒357-0024 埼玉県飯能市緑町3−2 042-978-9450 |
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ROUND2 | 2022-9-23 | WhipperSnapperGym |
〒006-0805 北海道札幌市手稲区新発寒5条1丁目5番26号 011-699-6483 |
ROUND3 | 2022-10-15 | Play Mountain!名古屋IC店 |
〒463-0035 愛知県名古屋市守山区森孝3-1807 052-739-5250 |
ROUND4 | 2022-10-22 | DOG WOOD 調布店 |
〒182-0025 東京都調布市多摩川1-26-3 042-444-4220 |
ROUND5 | 2022-11-3 | B-PUMP TOKYO 秋葉原 |
〒113-0034 東京都文京区湯島1丁目1−8 03-6206-9189 |
ROUND6 | 2022-11-12 | FLAT bouldering |
〒990-0821 山形県山形市北町2−1−30 023-682-6760 |
ROUND7 | 2022-12-17 | ロックメイト 大津店 |
〒520-2144 滋賀県大津市大萱6丁目1−1 077-536-5134 |
ROUND8 | 2022-12-24 | Climbing JAM 静岡 |
〒422-8005 静岡県静岡市駿河区池田128-1 054-266-3747 |
ROUND9 | 2023-1-21 | CLIMBING GYM & SHOP OD 宗像店 |
〒811-4147 福岡県宗像市石丸1丁目2−22 0940-51-1997 |
ROUND10 | 2023-1-28 | Bouldering Gym Share |
〒230-0022 神奈川県横浜市鶴見区市場東中町12 045-710-0665 |
本戦 | 2023-3-18,19 | Base Camp 入間 |
〒358-0002 埼玉県入間市東町7-1-7 04-2968-3818 |
Enjoy!The North Face Cup 2023!!
2020 年2 ⽉の予選最終ラウンドを最後に⽌まっていたThe North Face Cup がいよいよ動き出す。繰り返されるコロナ規制によってイベントの計画を⽴てても叶わない事が続いていたが、コロナとの付き合い⽅も随分と分かってきた今、世の中の空気も変わり、⼈々が強く⾃由を求めている。そんな世の流れを⾒極めThe North Face Cup 2023の開催を⽬指しTNFC2023 Restartを進めている。そして、23年の歴史を振り返り、この⼤会への思いを改めて考えてみた。
23年前、ボルダリングの公式⼤会が⽇本になかった時代に⽇本のボルダリング競技を引っ張る形で当時の国際連盟とは異なるスタイルで始まった。と⾔うのも観戦者に分かり易く、そしてエキサイティングな⼤会が観られるようにルールを決め、そして参加者がスポットライトを⼀⾝に浴びて、輝くヒーローとして格好よく登る憧れの舞台にしたかった。
そして10数年ほどが経った頃、⼤会規模が⼤きくなると同時にDivision制を引いた。と⾔うのも地域のジムからTNFC の頂点を⽬指していけば世界の頂点に辿りつける様に世界の頂点に向かう道筋を明確にしたかった。同時に、増える参加者の中でも、それぞれのレベルで⼤会を楽しめるようにしたかった。Division 制は正に頂点に向かう道筋を⽰すと共に、より多くのクライマーがそれぞれのレベルで⼤会を楽しめる画期的なシステムだと考えている。そして23年を振り返る中で、コロナ禍で開催が出来なかった時期もあり今強く感じていることがある。
「⽬標を⽬指し」「⾃分らしく」「とことん楽しむ」
正直、頂点に⽴ちたい想いは⼈の⼼。しかし同時にDivision 制によって多くのクライマーが楽しめる様になったように、頂点ではないところに沢⼭の幸せがいく層にも重なり、⼀つ⼀つの幸せを楽しむ事こそ⼈を豊かにする。全⼒で落とそうとするピリッとした瞬間だったり、仲間やライバルと課題にチャレンジするセッションの時間だったり、そして⽬標に向かって過ごす⽇々だったり、またセッションで⼀緒に登ることで友情が芽⽣えることもあるし、⾔葉が通じない海外のクライマーとだって同じ課題を通して気持ちが通じ合うことは珍しいことでもない。⼤会はみんなを動かすハッキリとした⽬標だが、⽬標を⽬指す瞬間、出来事、成⻑や仲間、そう⾔った全てを楽しむことがTNFC の最も重要なスタイルなのではないだろうか!?みんながボルダリングを通して豊かで楽しいライフスタイルを味わえる⼤会にしたい。
そしてキッズこそTNFCにおいて楽しむスタイルが最も重要だと思っている。 2003年、僕らがTNFCでキッズのカテゴリーを作ったのは⼤⼈中⼼だったクライミングの世界において、⼦供たちに登る機会を作ってあげたかったからで、最初の2 年は遊具と戯れるような課題を⽤意し、何⼈が⼀位になっても皆をチャンピオンとして祝ってあげることができた。しかし、親御さんの思いは強く、次第に順位⾄上主義に傾く流れは、正直⽌めることができなかった。
実は⾃分の経験もあってユースA ぐらいまではクライミングを楽しみ、⾊々なことに気づかせるような導きを⼦供達にしてあげたいと思っている。そして⼦供たちが⾃分らしく、楽しさを求めTNFCに参加してくれたら本当に嬉しい。
これは⼀つの例だが、2022 年、佐々⽊朗希選⼿がプロ⼊団3 年⽬にしてプロ野球の⼀軍で登板し、ノーヒットノーランを達成した。どうも⼊団時に⾻の成⻑線があったので⾝体を作る時期とロッテの指導者は判断したようで2年間1軍では登板させなかった。これだけの⼤器晩成型は少ないと思うが、⼤器晩成型のクライマーはクライミング界にも沢⼭いるし、様々な⼦供達がいる。やはり親やコーチの⼀⽅的な思いではなく、その⼦供の未来を考えて成⻑期を導いてあげたい。同時に表現は難しいが、⼦供たちが楽しんで勝負するぐらいが良くて、⼤⼈たちは考える材料を準備し、⼦供たちが⾃分で考え⾃分で判断さすることが⼤切で、そうやって育った⼦供たちが⼤⼈になった頃、世界に唯⼀無⼆のクライマーへと導くことこそがTNFCが⽬指したいことでもある。 これらを考えるとU8,U10,U12 で⼀位になりたいと⾔う思いは⼀つの⽬標で、⼀⼈⼀⼈が⾃分らしく⽬標を⽬指し、同世代の仲間と⾃分らしく楽しみ、⾃分らしいクライミング観をゆっくりと育む⼤会にして⾏きたい。
「⽬標を⽬指し」「⾃分らしく」「とことん楽しむ」
このような考えに沢⼭の共感や賛同して頂いて、企業の皆様や仲間の皆とThe North Face Cupを作り上げてきている。そんな皆様から沢⼭のご協⼒を頂き本当に有難い。そして、そんな思いを共有する皆と共にThe North Face Cup 2023が始まる。再び以前のように、いやそれ以上の興奮と皆なの声、そして奏でる⾳、そんな久しぶりに熱い⼤会が観たい。そして、とことん楽しんで欲しいし、⾃分らしく躍動して欲しい。そしてボルダリングを通して豊かで幸せな⼈⽣のトップホールドを⾃ら引き寄せ掴んでほしい!!
ONEbouldering代表
平⼭ユージ