RUN
SPRING / SUMMER 2022
より速く、より遠くへ。
エネルギーを推進力に変える
斬新な3層ソール構造
「エネルギーを推進力に変換する」という、革新的な3層ソールユニットVECTIV™を搭載。3Dプレートが着地と蹴り出しの瞬間に前後左右のブレを軌道修正し、ゆりかごの脚のように丸みを帯びたミッドソールが前へ前へという推進力を生み出す。そして、グリップ力のあるアウトソールが、ウェットからドライまで、あらゆる路面状況に対応する。
Vectiv™ Enduris II
過酷なシーンでこそ
ポテンシャルを発揮する。
夜間に雨が降って路面がぬかるみ、足場が不安定になるなど、トレイルでは様々な変化が起こりうる。そんな環境下でも確実に路面を捉え、臨機応変に対応していくのがVECTIV™シリーズだ。バランスを崩しそうな勾配のある道ではクッション性の高いミッドソールが膝への負担を軽減し、ウェットな岩場ではアウトソールのラグがぎゅっと掴むようにグリップを効かせる。通気性のあるメッシュアッパーは屈曲する部分と擦れやすい部分をTPU素材で補強。状況がタフになったときこそ、VECTIV™は強い。
ABOUT PRODUCT
体調とコースを見極めて、
最適な一足を使い分ける。
「最上位モデルの『Flight Vectiv™』は時速 9kmで走るトップランナーに最適で、ウルトラのレースで表彰台や記録を狙えるぐらいの高い機能性を備えます。3Dプレートは超軽量・高反発なカーボン素材。ロッカー構造の角度もあり、クッション性も他のモデルと比べると硬め。推進力が強いので、下りなどでは止める筋力が求められます。セカンドモデルの『Vectiv™ Infinite』は時速6km。大会で自己記録を目指すランナーに向けた一足です。そして『Vectiv™ Enduris II』は少しゆっくりめの時速4km想定。クッション性が高いので、これからトレイルランを始める人にも最適なシューズです。とはいえ、「エネルギーロスをしない、効率のいい走りを生む」というVECTIV™の構造は全モデル共通なので、疲労が蓄積しているときや、ロードが多いときは、クッション性が抜群で膝への負担を軽減してくれる『Vectiv Enduris II』を、勾配が少なく平坦で、スピードを求めるシーンは『Flight Vectiv™』を、といったように、体調や路面、コースコンディションを見極めながら使い分けるのが正しい選択だと思います」。
木村豪文
きむら・ひでふみ|2008年よりフットウェアグループでMDとして日本企画シューズを担当。国内外レースでも数々の入賞を誇るトップランナーでもあり、UTMFは2018年までにコース短縮を含め過去に6度も完走している。