1991年にMike Basich(マイク・バシッチ)氏が創立したスノーボードウエア・ブランド〈241〉から新たにスピンアウトした〈AREA241〉コレクション。
「つくる人を応援するウエア」をコンセプトに、WORK・MAKE・CREATEにフォーカスした製品をラインナップしています。
新たなコレクションをスタートさせるにあたり、最初に考えたのが「つくるための服をつくる」というアイデアでした。
ものづくりをおこなうには、さまざまな工具が必要です。本来ならば工具箱に収めたり、壁に吊るしておいたりするものですが、屋外での作業となると少々勝手が異なります。作業スペースが広範囲に及ぶ場合、道具が置いてあるテーブルと現場を何度も往復するのは非効率。あのパーツ、どこへ行ったかな? なんてことも起こります。
そこで思いついたのが、収納性に優れた「工具箱のようなベスト」でした。
ヒントになったのは、釣り人が愛用しているフィッシングベスト。必要な小物やツール類を全てポケットに収納して運搬できるベストは、頻繁に使用する道具を手元に置いて作業に集中できる優れもの。そんな便利なウエアを、ものづくりの現場でも使えるものにしようと開発に着手。素材選びやデザイン面においても熟考を重ね、計12のポケットがついた機能的なベストが完成しました。
これまで長年に渡って続けてきたスノーボードウエアの開発技術を生かして、さまざまな工夫を凝らしています。たとえばストレッチ素材をつかった肩ベルト。スノーボードウエアにつかわれる伸縮する肩ベルトが加重を面で分散するので、重い道具を身につけたまま長時間の作業を続けても疲れを感じにくい設計になっています。ほかにも、自己消火機能のある難燃生地の採用や、人間工学に基づいたパーツ設計など、細部にまで手を抜かず「ベスト・オブ・ベスト」を目指しました。
高い強度を持つことで知られるCORDURA®fabricと特種な難燃アクリル繊維を混紡した厚手の生地を使用しています。難燃アクリルは防火性や耐薬品性に優れ、火の粉などが付着しても燃え広がらない「自己消化性能」を備えた素材です。
① 舞い上がった火の粉が生地に付着
② 繊維に織り込まれた特殊な物質が燃焼し、極微量のガスを放出
③ ガスが酸素を奪い、消火。液だれ・火傷のリスクを低減
[品名] エリア241-ベスト |
[原産国] 中国 |