0.01秒で運命が左右されるアスリートは、速さのために軽量のスイムウエアを着用しています。
しかし、速さを突き詰めていくとどんどん生地が薄くなり、バストやボディーラインが目立つという悩みも。「現役時代、パーツやボディーラインが目立たないよう柄物のスイムウエアを選んでいました」と伊藤さん。寺村さんも「透けて見えがちな無地のスイムウエアは、特にトレーニングでは着用しないようにしていましたね」と話します。TurnSの『MADE FOR WOMAN』シリーズは、そんな悩みを抱える女性アスリートのために生まれたデザインです。

ポジティブにトレーニングを楽しんでもらうために、単に“隠す”だけのスイムウエアにはしたくない。そんな思いを具現化するプロセスで生まれたアイデアが、ぱっと目を引くカッティングの切り替えです。バストにかかる2つのパーツにのみ裏地を貼ることで、気になるパーツを守りながら、軽量で泳ぎやすいスイムウエアを実現しました。伊藤さんは「現役時代に着用していたトレーニング用スイムウエアと同じ肌ざわり。想像より軽いですね」と話し、寺村さんは「これなら安心してトレーニングに励むことができます。私たちはアスリートである前に、一人の女性ですから」と聞かせてくれました。