BITE 【バイト】
《意味・対訳》- “かじる” “噛む” “咀嚼”
THE NORTH FACEが提案するビジネスバッグの定番と言えば「SHUTTLE」シリーズだが、このシリーズの前身となっているモデルである【BITE】をご存知だろうか。
今から遡る事12年前、THE NORTH FACEがApple社製商品向けに作った事がきっかけとなり、誕生したのがファーストモデル【BITE 20】である。
2010年の発売当時のAppleは “iPad・iPhone 4・MacBook Air・Apple TV” といった、現在では当たり前のように存在しているツールを発表した革新的な年であった。
当時のAppleユーザーには、アウトドアブランドやTHE NORTH FACEの認知度がまだ低かったため、アプローチの意味を込めてつくられた背景も存在する。
なんの関連性もないようにも見える「Apple」と「THE NORTH FACE」だが、“シンプルなものづくり”という共通のテーマを持ち合わせている。
「見た目はシンプル。中身は機能的。」
両社は、飽きのこない、時代に左右されないデザインだけではなく、機能面も重視したものづくりを心がけている。
ものを長く愛用する上で、いずれも欠かせない重要な2つのポイントを押さえているのではないかと感じる。
実はこの【BITE】という名前にはいくつかの由来があることをご存知だろうか?
その一つが、誰もが一度は目にした事のある「Appleのロゴ」である。
この「リンゴがかじられている」Appleのアイコンであるロゴからインスピレーションを受け、【かじる=bite】というキーワードに辿り着いた。
そしてもう一つが、「デジタルツールを持ち運ぶためのバッグ」というコンセプトに由来する、データ量、情報量を意味する【byte】というキーワードである。
これらいくつかのキーワードを基に【BITE】という商品名が誕生したのである。
この【BITE】には、デジタルツールを持ち運ぶバッグとして、様々な機能が付随する。
随所にガジェットをやさしく収納できるポケットが設置され、サイドポケットについている収納ポケットは一般的なバッグについているボトルポケットではなく、iPhone用スペースとして配備している。
これらが積み重なり、昨今のライフスタイルに合わせたデザインと機能を持ち合わせたバッグとなっている。
そして、ファーストモデルが登場してから4年後の2014年には、少し容量の大きい 【BITE 25】と「最近は書類を持たなくなった。タブレット1つで事足りるようになったからもっとスリムに」というAppleからの要望に応えた【BITE SLIM】が誕生。
「BITE」は、PC収納スペース以外にも1泊2日の出張用の荷物ぐらいは入るメインスペース、そして小物用スペースと大きく3つに分かれているが、「BITE SLIM」はPC収納スペース内部を区切ることで、ノートPCとタブレットを最低限収納出来るような仕様になっている。
「必要な荷物をしっかりと持ち運びたい」「限られたガジェットのみをスマートに持ち運びたい」という、それぞれのライフスタイルに合わせて選べるよう、バリエーションを用意した点もAppleユーザーの心を掴む一つのきっかけとなったのかもしれない。
ロゴも同系色で纏まっている事で、主張が少なく、さりげない『格好良さ』を持ち合わせている。
これらの ”さりげなさ” が「BITE」の ”らしさ” なのではないかと感じる。
THE NORTH FACE は、エベレストを目指す登山隊のサポートなども行ってきた実績と経験を積んできた本格アウトドアメーカーであるからこそ、タウンユースアイテムに対するものづくりにも妥協を許さない。
普段から使うものだからこそ、THE NORTH FACE というブランドに興味を持つきっかけとなって欲しい。”やっぱりいい” と思ってもらえるような、魅力や使い心地の良さを追求したい。
常に挑戦する姿勢を持ち続ける。
”NEVER STOP EXPLORING”
次回のBLOGでは【BITE】 がきっかけとなり生まれた【SHUTTLE】を掘り下げて行こうと思う。