アンパスィ(and per se)から、構造タンパク質素材「Brewed Protein™(ブリュード・プロテイン™)ファイバー」を使用したニットアイテムを10月31日(木)に発売。Goldwin Online Store他、全国で合計100着の限定発売です。
さまざまな環境課題への新たなソリューションとして期待される構造タンパク質素材「Brewed Protein™(ブリュード・プロテイン™)ファイバー」を使用したウェアを展開するのは、ゴルフウェア・ブランドとしては世界初となります。
<製品情報>
【Brewed Protein™️】モールニットブルゾン(メンズ)
品番: AMF2524A3
価格: ¥88,000(税込)
カラー: チャコールグレー(25)、ネイビー(30)
サイズ: M、L、LL
素材: 毛76%、分類外繊維(Brewed Protein™)18%、ナイロン6%
構造タンパク質素材 「Brewed Protein™ ファイバー」をウール混モール糸とミックスして編みたてたニットブルゾン。フリースのような柔らかな起毛感と、軽やかな着心地が魅力です。
シルエットはモダンなリラックスフィット。袖口と裾には保温性を向上させるスポーティーなリブのデザインを採用。また、ゴルフシーン以外でも着用いただけるようミニマルなデザインです。
<取り扱い店舗>
□ Goldwin Online Store
□ 髙島屋 日本橋店
□ 髙島屋 新宿店
□ 髙島屋 横浜店
□ 松坂屋 名古屋店
□ 髙島屋 大阪店
□ 大丸心斎橋店(アンパスィ直営店)
□ 大丸 梅田店
□ あべのハルカス 近鉄本店
□ 岩田屋 本店
<参考資料> ※Goldwinウェブサイトより抜粋
Brewed Protein™️素材
SpiberのBrewed Protein™️(ブリュード・プロテイン™)素材は、植物由来のバイオマスを原材料に使用した微生物の発酵プロセスにより生産され、様々なアプリケーションへ活用できます。
Brewed Protein™️ポリマーを紡糸したBrewed Protein™️ファイバーは、シルクのような光沢と繊細さを持つフィラメント糸、さらに上質でなめらかな肌触りのカシミヤや嵩高性に優れたウールのような紡績糸にも加工できます。
同繊維の生産規模が拡大していくと、Spiberが初期的な注力分野としているアパレル産業向けのテキスタイル用途において、例えば、高級獣毛でありながら様々な環境リスクを指摘されているカシミヤ繊維と比較した場合には、温室効果ガスの排出量の大幅な縮小と土地や水の使用量の削減が、また、Brewed Protein™️素材自体は生分解性を有するため、最終製品の設計によっては石油由来製品によるマイクロプラスチック排出の課題解決への貢献が見込めるなど、従来の動物由来、植物由来、合成素材に代わるソリューションを提供できる次世代の素材として期待が寄せられています。
Spiberとゴールドウインの共同開発背景
スポーツアパレルの多くは、石油を原料として製造された合成分子材料(ポリエステルやナイロンなど)を使用しており、最終製品によるマイクロプラスチックの排出による自然環境への影響が課題視されています。環境課題への対策としても、石油の枯渇が懸念されている状況を鑑みても、持続可能な資源へと転換していくことは現代社会に生きる私たちにとっての大きな責任です。
このような地球規模の環境問題に挑むため、当社は2015年からSpiberと共同で「構造タンパク質素材」の研究を進め、2015年秋には天然のクモ糸を模した構造タンパク質素材を用いたアウトドアジャケットのプロトタイプを発表。その後4年間かけて素材の改良を重ね、2019年にはSpiberが課題や製品の要求品質に応じて新たに開発した構造タンパク質素材「Brewed Protein™ファイバー」を使用したTシャツならびにアウトドアジャケットを日本国内限定で「ザ・ノース・フェイス」から発売。その後、ニットやフリースなど多様なアパレル製品も発売しています。