みなさん、今年の夏はどのように過ごしましたか?
今回ご紹介するのは、先月訪れた長野県・上高地の旅。
はじめてのアルプス登山や、上高地散策の様子をご紹介します。
【焼岳】
上高地の入り口、大正池の西側にそびえる北アルプスで唯一の活火山。
日帰りで登れるため、アルプス入門の山として登山初心者にも人気です。
今回、新中の湯ルートで焼岳に登頂し、上高地ルートで下山しました。
夜行バスを中の湯バス停で降り、新中の湯登山口までは蛇行道を徒歩で1時間ほど。
ありがたいことに途中で地元ハイカーの方に車で拾っていただき、登山口まで乗せていただきました。
道中では、意外にも様々な木々や植物を見ることができます。
山頂付近では、火山性のガスを含んだ水蒸気が噴き上がっていて、雄大な景観が目の前に広がります。
先ほどまで見てきた木々や植物とは相反する景観に、今も活動を続ける活火山に登っているのだと実感しました。
現在、最高峰の南峰(画像左)は立ち入り禁止のため、北峰に登頂。
山頂からは360度景色を眺めることができ、穂高連峰や槍ヶ岳など北アルプスの名峰も一望できます。
「次はどの山に登ろうかな?」とワクワクしました。
上高地ルートの下山では、途中に一枚岩と、垂直に連結された梯子が待ち構えています。
これがなかなかスリリング…。
一枚岩はなんとかクリアしましたが、梯子の前で立ちすくんでしまう私。
そんなときに、後ろから登山者の方が来られました。
先に行っていただき、「3点支持を必ずしていれば大丈夫!」というアドバイスのもと、見守っていただきながら無事にクリア。
このことや、地元ハイカーの方に登山口まで同乗させていただいたこと、ソロ登山でしたが人の温かさに救われた登山でした。
2日目は、宿泊地の明神から梓川左岸道を通り散策。
梓川に架かる上高地のシンボル・河童橋。
下を流れるエメラルドグリーンの梓川、背景には雄大に連なる穂高連峰と、思わず息を呑む美しさでした。
1915年、焼岳の噴火により流れ出た土石流が梓川をせき止め、一夜にして姿を現したのが大正池。
静寂の中で、前日に登った山の壮大な歴史を目の当たりにしました。
3日目は、まずは明神池の朝もやを見に早朝散策。
背後にそびえる御神体の明神岳を見ながら、神聖な雰囲気のもと参拝。
神秘的な風景に圧倒され、小鳥のさえずりが響き渡る中で素敵なひとときを過ごしました。
その後、明神から1時間ほど森林を歩き、上高地の奥座敷・徳沢へ。
徳澤園内のキャンプ場にはジオドーム4が常設されており、手軽に山岳テントデビューもできます。
この日もご家族連れを中心に賑わっていました。
徳沢を後にし明神まで戻り、前日とは反対側の梓川右岸道を歩きます。
木道を歩き、岳沢湿原へ。
そして、あっという間に帰りの時間。
帰りたくないな…と思いながらも、バスターミナルへと向かっていきます。
バス出発後、上高地を名残惜しみながら窓の外に目をやると、そこには親子ザルが。
最後の最後まで思い出がいっぱいの、素敵な上高地の旅でした。
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Day 1|焼岳登山
Day 2・3|上高地散策