日本のロングトレイルの中でも、関西屈指といわれる「高島トレイル」
THE NORTH FACE 堀江のスタッフが高島トレイルを実際に歩き、四季折々の姿とオススメ商品をご紹介する企画第3弾です。
今回は高島トレイルから少し南に外れた滋賀の名峰・蓬莱山をおすすめのコーディネートとともにご案内します。
蓬莱山はJR志賀駅からバスで10分、徒歩1時間のアクセスの良い名峰。
標高1,174mと比良山地の中では高めながら、ロープウェイでアクセスでき、誰でも日本三百名山の眺望を眺めることができます。
山頂はリゾート施設になっており、春から秋はアスレチック、冬はスキーが楽しめます。
大半の方がロープウェイを利用するため、登山道は意外と人通りが少なく静か。
道はしっかりと整備されているため、道迷いの心配も少なく初心者におすすめです。
樹齢千年の天狗杉を通り過ぎ、木々が風に揺れる音を聞きながらゆっくりと紅葉の登山道を進みます。
時折のぞく琵琶湖に目を奪われつつ、約2時間で賑やかな山頂に到着です。
山頂はベンチもたくさんあり、山ごはんにチャレンジする方にもおすすめ。
琵琶湖沿いの山は風が強いため持ち物が吹き飛ばされないよう注意しましょう。
毎度おなじみのメスティン料理。今回は栄養たっぷりであたたまるポトフに、バゲットを添えていただきます。
ポトフはあらかじめ切ってきた食材をラージメスティンで茹で、コンソメの素を加える簡単レシピ。
メスティンは蓋も加熱可能なため、余った蓋にバターを溶かしてバゲットをカリッと焼き上げます。
(蓋には持ち手がないため、持つときは火を止めて厚手の手袋やタオルで下ろしましょう。)
山で飲みたいものといえばあつあつのコーヒー。
アメリカの老舗ボトルメーカー・STANLEY(スタンレー)から、環境に優しいペーパーレスドリッパーをご紹介です。
マグカップ等にのせてそのままドリップでき、一度で約4杯ほど抽出できます。
お気に入りのコーヒーの香りに、登山の疲れも癒されます。
前回でもお話ししたとおり、秋の登山は「暑い」と「寒い」が忙しなく入れ替わります。
登っている時にかいた汗をそのままにしたり、乾きの遅い服を着ていると、休憩中に一気に冷えて体温を奪われてしまうのが怖いところ。
THE NORTH FACEのベントリックスシリーズは、スリットの入った中綿を使用することで「動くときはスリットが開いて放熱」「停滞時はスリットが閉じて保温」を着たまましてくれる優れもの。
脱ぎ着の多い秋の登山にぴったりです。
薄手で普段使いしやすいゆったりめシルエットのベントリックスシャツは、ミドラーにもアウターにもおすすめです。
また、休憩中に冷えやすい太ももやお尻などは、かさばらずサッと巻いて使えるラップスカートがおすすめ。
ベルト一本でサイズ調整可能な男女兼用モデルです。
ラップスカートは腰に巻く以外も、ブランケットやストールとしても使用できる便利アイテム。
登山だけでなくキャンプや釣りなど、あらゆるアウトドアシーンで大活躍します。
秋も深まり、夕日と紅葉が日に日に美しくなる季節。
琵琶湖を眺めながら紅葉の登山道を抜け、眺望の良い山頂へ到達する蓬莱山は今の季節にぴったりです。
時間に余裕のある方は、山頂から熊笹の道を通った先にある小女郎ヶ池に寄り道もおすすめ。
山中に現れる池に空と斜陽が映り込み、神秘的な美しさに癒されます。
自然が美しく、冷えた空気が体に心地よい秋の登山。
スタイリングや必要な持ち物、おすすめのスポットなど、ぜひスタッフにご相談ください。
次回は高島トレイル企画最終回、紅葉と雲海の秘境・おにゅう峠をご案内します。
ぜひご覧ください。