こんにちは。THE NORTH FACE FLIGHT TOKYO の齋藤です。
今回は、私自身初の100マイルレースとなった「OSJ KOUMI 100」についてお話しします。
前編ではレースの模様をお届けしましたが、後編では装備やアイテムの紹介を行います。
Mt.FUJI 100 出場に向けて
今回挑んだOSJ KOUMI 100は、Mt.FUJI 100 完走のための準備として参加しました。
ロングレースを完走するためには、ロングレースを経験することがまず重要だと考え、エイドとペーサーという最大限のサポートを受けることができるこの大会に挑みました。
100マイルでのフィールドテスト
完走を目指すだけでなく、100マイルを走る中でどのアイテムが自分に合っているかを見極めることも今回のレースの大切な目的です。
お店で販売している商品がどのような環境で役立つのかを知ることで、他のランナーの皆様に少しでもお力添えできればと思っています。
アイテムは多めに準備
OSJ KOUMI 100は周回コースのため、33キロごとに荷物置き場に戻ることができます。なのでウェアや補給食は多めに用意しました。
ストックを多く準備することでトラブルへの対応がしやすく、準備した分だけ心配も減り、気持ちも楽になります。
準備期間中は、100マイルレースに関するブログやYouTubeを見て、ペース配分や補給のイメージを膨らませていました。
レースで活躍した着用アイテム Review
レースは10月中旬と比較的暖かい時期でしたが、スタート地点の長野県松原湖でも標高が1,123m、レース中で最も標高が高い地点だったニュウ山頂は標高が2,352mという高地でのレースとなったため、気温はとても低い状態でのレースとなりました。
特に夜間と朝方の気温はベースの松原湖でも1桁台まで下がり、かなり寒かったです。この日は低体温気味でリタイアする方も多かったと聞きました。。
今回は私の着用アイテムのほか、ペーサーとして一緒に走っていただいた同僚の山口さんの着用アイテムについても紹介していきたいと思います。
ぜひ、冬のトレイルの参考にしてみてください。
それでは、レースで活躍したアイテムを紹介します。
薄くて軽いが信頼度の高い1枚
一つ目のアイテムは、私の大好きな「トレイルエマージェンシーフーディ」です。
裏地にチタンコーティングが施されており、体温を反射してくれるため、薄くて軽いのに保温効果があるというウィンドシェルです。重さはなんと Lサイズで90g。
レース中もウインドブレーカー兼保温着として大活躍しました。
使用シーンは主に夜間。夜中2時から朝方5時くらいの冷え込みはかなりきつく、心拍数・ペースともに上がらなかったので、レインウェアの下に重ね着。日中も日差しの差し込まない沢沿いの道では常に羽織っていました。
■ Trail Emergency Hoodie
Product Code:NP22379
Color:ティングレー(TI)/ ブラック(K)
Size:S ~ XL
Weight:90g(Lサイズ)
Price:¥ 22,000(tax incl.)
シューズはTHE NORTH FACE のフラッグシップモデル!
OSJ KOUMI 100では、ザ・ノース・フェイスを代表するトレランシューズ、サミットベクティブプロ2を使用しました。
このシューズは、UTMBで女性優勝を果たしたケイティシード選手や、TJAR連覇の土井凌さんが履いて、注目を集めていたのもあって、走る前からワクワクしていました。
ロッカー構造によりソール部分が反った形状になっているので、履き心地はつま先と踵が浮いているような感覚です。カーボンプレートも搭載されているので、推進力も抜群です。
抑えてもスピードが上がってしまうので、レース中は脚を使いすぎないようにペースを気にしながら走っていました(笑)。
今回のレースは、ロード、林道、山間区域それぞれが同じ割合で構成されていて、山間区間以外は比較的走れるトレイルだったので、推進力があるこのシューズはかなり調子が良かったです。
歩行時の推進力、特に上りは凄く良かったので驚きました!
ただ、カーボンプレートの硬い感覚とその反発になれるのに時間がかかってしまったので、本来は大会までに履き慣らしておくことが大事だと改めて感じました。。私は着地が下手くそだったせいか、足裏へのダメージが大きかったです。
そんな時は、クッション性のあるシューズを予備で持っていくと、履き替えることもできるので心配は減らせると思います!
■THE NORTH FACE×IKB SUMMIT VECTIV PRO II
Product code:NF02401MB
Color:IKB×TNFホワイト(IW)
Size:25.0〜28.0cm
Price:¥33,000(tax incl.)
Weight:約275g(9インチ/片足)
防風効果を備えたロングスリーブのカットソー
3つ目にご紹介するのは、薄手のカットソーに防風素材を貼り合わせたハイブリッドウエア。
これは今回のレースでかなりのお気に入りになりました!
3週目の夜間パートに突入する前に、着替えたTシャツの上から着用したのですが、汗をかくシーンでも熱がこもりにくく、身頃の防風素材でウインドブレーカーを羽織らなく温度調整がしやすいとても使い勝手のいいウエアだと感じました。
ドライドットシリーズはどれも最高です!
■L/S Hybrid Dry Dot Light Crew
Product Code:NT62374 / NTW62374
Color:ティングレー2(TI)、アルジーブルー(AL)、ブラック(K)
Size:S ~ XL
Price:¥14,520(tax incl.)
山口さんの着用アイテム
THE NORTH FACE FLIGHT TOKYO の先輩スタッフで、ペーサーを引き受けてくださった山口さんの着用アイテムをご紹介します。
山口さんからは、エクスペディションドライドットクルーとハイブリットインフィニティロングパンツをおススメいただきました。
汗冷え対策に超万能テクニカルベースレイヤー
エクスペディションドライドットクルーは運動量が多い遠征や長時間行動を想定したベースレイヤーなので、今回のレースにピッタリでした。とくにペーサーは相手のスピードに合わせて行動するので、選手以上に効率的なウェアリングが重要になってきます。
100マイルレースの後半になるとペースもゆっくりになるので、汗冷えにも気をつけなければなりません。
このドライドットクルーはかいた汗を効率よく吸収し、すぐに乾かしてくれます。
やや厚手の生地なので冷え感が少なくて安心感もあり、フィット感とストレッチ性があるので、走っている時のストレスも少ないアイテムです。
冷える夜間ランはコレ一択
ハイブリットベントリックスパンツは、動きやすさと保温性を兼ね備えていて、夜間のトレイルには間違いないアイテムだと改めて実感しました。
標高が高く冷たい空気が溜まるような山間部はとにかく冷えます。
レインパンツだと保温性がないので肌も冷たくなり、動き続けないと徐々に体温が下がってきますが、このパンツは風を受ける前面に中わたが入っているため、冷えにくいという特徴があります。
この中わたは動きに合わせてスリットが開いて通気してくれる構造なので、汗蒸れでパンツ内部が濡れてしまうことを防いでくれます。テーパードシルエットなので長ズボンで気になるもたつき感も、シャカシャカ感も気にせず履いていただけます。
紹介しておきながら申し訳ないですが、人気商品なのですでに完売の可能性ありの商品です。
ぜひチェックしてください!
その他着用アイテムのご紹介
ここまでは、レースで活躍したアイテムをご紹介させていただきました。
今回ご紹介できなかったそのほかの着用アイテムは一覧で掲載させていただきます。
ぜひご参考になさってみてください。
最後に
OSJ KOUMI 100 のレースレポート(前編)とアイテム紹介(後編)をご覧いただき、ありがとうございました。大会の雰囲気やレースアイテムの情報が少しでも伝わり、皆様の参考になれば幸いです。
トレイルランニングやランニングを始めたい方、レースに向けての準備やご相談がある方は、ぜひTHE NORTH FACE FLIGHT TOKYOへお越しください。
スタッフ一同、ご来店をお待ちしております。
また、店舗では「身体の使い方」をレクチャーするランイベント「ULTRA RUNNING CLUB」を定期開催しています。Mt.FUJI 100 完走プログラムや女性限定ランイベントなども予定していますので、ぜひチェックしてみてください。
興味のある方は、店舗アカウントのプロフィール内URLからお申し込みサイト「RESERVA」にお進みください。
私たちと一緒に、様々な角度からランニングを楽しみましょう!
THE NORTH FACE FLIGHT TOKYO
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