先日、12月13日(日)に開催した石垣店イベント「FOR THE FUTURE」の様子をご紹介致します。
「FOR THE FUTURE(未来のために)」というタイトルで、石垣島の森林環境や循環について学ぶ今イベント。
第1回目は2019年3月にヤラブ(テリハボク)の苗の植林と種植えを行い、第2回目にはヤラブの間伐を行いました。
そして第3回目となる今回は、第1回目に種植えしたヤラブの苗の植林と、第2回目に間伐をしたヤラブの木材を使用してコースター作成を行いました。
講師をしていただいたのは、八重山森林組合の平山さんはじめ3名の方々。
八重山森林組合事務所へ集合し、まずはヤラブの木の特徴についてお話を伺いました。
八重山森林組合では島産材の普及に取り組まれており、種から苗木を育て、植林を行い、成長した木々は島の木工所などを通して私たちの暮らしに活用されているとのこと。
実際に参加者の中には、まな板など生活の中でヤラブの木材を使用している方もいらっしゃいました。
下記の写真左から、黒木(種植え2年以上)、センダン(種植え1年未満)、ヤラブ(種植え1年半以上)。
木の種類によって育つ早さはそれぞれ異なるため、なるべく成長の早いヤラブやセンダンを中心に植林を行っていることを教えていただきました。
そしてこちらは、2019年3月、石垣店の2周年記念イベントとして開催した第1回目の「FOR THE FUTURE」にて種植えをしたヤラブの苗32本。
種植えから1年9ヶ月が経ち、元気な苗に成長していました。
今回はこの苗を植林します。
ヤラブの苗について教えていただいたあとは、今回の植林場所まで歩いて移動しました。
約10分ほどで植林場所に到着。
ここには植林されたヤラブの苗木が元気に成長を続けています。
早速、苗の植え方についてレクチャーを受け、それぞれ分かれて実践しました。
まずは、苗の根っこが埋まる深さまでスコップを使って穴掘り。
穴が掘れたら、苗木をポットから外して垂直に入れていきます。
最後は、掘り返した土を苗木に被せて、足でふみふみ…整えたら完了!
参加者の中には、ご自分で種から育てたヤラブの苗木を持参された方もいらっしゃいました。こちらもせっかくなので一緒に植林♪
皆さん手際よく、あっという間にすべての苗を植えることができました。
これから10年、20年…と、逞しく育っていきますように。成長が楽しみです。
植林を終えたあとは、周辺を散策しながらゴミ拾いを行いました。
車道脇の茂みには、空き缶、ペットボトルのほか、家電製品などの投棄ゴミも見つかりました。
身近にある豊かな自然環境を大切にしていきたいですね。
ゴミ拾いのあとは、ヤラブの間伐材を使用したコースター作成を行いました。
この間伐材は、第2回目の2019年12月に間伐した、植林から約25年成長した木材です。
コースターのデザインは、KATARIGI(有)うえざと木工様にご協力いただきました。
石垣店の3周年(2020年3月)を記念した刻印入りです。
まずは、目の粗さが異なる2種類のサンドぺーパーを使ってヤスリがけ。
表面を肌触り良く整えたあとは、オリーブオイルを塗って完成です。
オイルを塗るとツヤが出て、木目が際立つ仕上がりになりました。
日々の暮らしの中でこのコースターを使うたび、今回体験したことを思い出していただけると嬉しいです。
今回のイベントを通して、島の森づくりや木の循環について学ぶことができました。講師をしていただいた八重山森林組合の皆様、貴重な体験をありがとうございました。
そして、ご参加いただいた皆様、楽しい時間をありがとうございました。
これからも「FOR THE FUTURE」は続きます。
またお会い出来ることを楽しみにしています!