こんにちは!
THE NORTH FACE 松本店の田中です。
休みを利用して、11月5日に北アルプスの蓮華岳に登ってきました。
今回は、その際の様子を書いていきたいと思います。
晴天では見られない景色を求めて山へ
蓮華岳は後立山連峰の南部に位置する山で、近くには針ノ木岳などの山もあります。
この日は曇り空の広がるあいにくの天気でしたが、晴れた日とはまた違う景色を求めて登ってきました。
扇沢から登山スタート
この日は立山黒部アルペンルートの始発駅でもある扇沢から登りはじめます。
扇沢に到着すると小雨がちらついており、霧の中を登っていきます。
霧の中を進みます。
11月ということもあり、周りの木々は草を落としています。
しかし、そのような植物の姿と深い霧が重なって異世界に来たような感覚になり、ワクワクしながら進みます。
地面には氷がついており、まだ積雪こそないものの、冬の足音を感じます。
雲を抜け、視界が開けてきました!
霧の中を歩き続けること約2時間、雲を抜け、ようやく山頂付近の景色が見えはじます。
今まで何も見えなかった分、気分も高まり足取りも軽くなります。
今回のチェックポイントとなる針ノ木峠に到着。
赤沢岳など針ノ木サーキットの山々が雲から顔をのぞかせています。
ここで昼食を済ませ蓮華岳のピークを目指します。
天候回復!気持ちのいい稜線歩き。
針ノ木峠から先は砂礫に覆われた稜線で、歩きやすく気持ちの良い道が続きます。
出発してしばらくすると、今までの天気からは打って変わって、青空が見える時もありました。
稜線を歩ききり、ようやく山頂に到着です。
到着時には、また雲が広がってきてしまいました。
蓮華岳の看板には霧氷の一種である通称「えびのしっぽ」ができており、前日の寒さと風の強さが伝わってきました。
同じ山でも天気が違えば全く違う景色に出会うことができる
今回は普段なら、あまりの気の進まない曇りの日にあえて山に行ってみました。
快晴の空の下で山を歩くのは最高です。
しかし雲がかかった山というのも、また違った趣があります。
天気は日々変わり続け、その時々で山も多様な姿を見せてくれます。
皆様もぜひ晴れた日以外にも山に行かれてみてはいかがでしょうか。