皆さん、こんにちは
今回は、12月に開催された、Cコース「山でのトラブルに備えよう」に、私、箱根店 STAFF 石澤が帯同して参りましたのでその時の様子をご紹介いたします!
「HAKONE Adventure Class」は、国立公園である箱根の豊かな自然をフィールドに、これからハイキングなどのアウトドア・アクティビティを始めたい方を対象としたプログラムです。
箱根には、豊富な泉質を持つ温泉、風光明媚な芦ノ湖と霊峰・富士、そして四季折々の表情を見せてくれる自然に加えて、長い年月をかけて地域で育まれてきた伝統と文化があります。
当ツアーのガイドには、箱根を拠点に日本国内だけでなく、世界30ヵ国、1,000組以上のゲストたちにガイディングを行ってきたGoodwin Mountain Guideの金子 森さんがご同行。
アウトドアの楽しみ方はもちろん、ただ歩くだけでは分からない、箱根の道に隠されたさまざまな歴史や物語を丁寧に解説して頂けます。
1年を通じて今まで知らなかった箱根の魅力を発見したり、これからハイキングを始めてみたいという方にも安心してご参加いただけます!
「山でのトラブルに備えよう」では、鎌倉時代に官道として使用されていた湯坂路を元箱根から箱根湯本まで下ります。
スタート地点は中世の地蔵信仰を物語る石仏群エリア、その後、鷹巣山−浅間山−湯坂山と稜線を歩きます。
標高を900m近く下げるルートで歩行時間は約6時間、ワンステップ上の練習に最適なコースです。
サポートギア(タイツやポールなど)の使い方や登山に潜む危険とその対処法なども一緒に学びます。
箱根湯本駅から箱根町港行きのバスに乗り六地蔵で下車。
バスを降りると、目の前には精進池が望めます。
が、当日は曇り。霧と強風が相まって、なんとも気味の悪い雰囲気でした。
実はこの精進池、心霊スポットとしても有名なのだそう。
風強い!ちょっと怖いね、、、なんて参加者同士でお話しをしていると、金子ガイドより早速トラブルについてのレクチャーが。
この精進池は山と山の谷間に位置し、標高も高いことから強い風が吹いたり、霧が出たりすることはよくある。事前に地形や標高をチェックしておく事で、こういったコンディションは予想ができるので、必要なウェアリングを考えるなどのトラブルを起こさない為の事前準備に繋がります。
なるほど!
勉強になります!
精進池から旧道を下っていきます。
15分ほど歩くと、行きのバスで通り過ぎた芦の湯に到着。
おトイレ休憩を挟みつつ、金子ガイドより解けにくい靴紐の結び方のレクチャーがありました。
この結び方で山歩き中に紐が解けたことは一度もないという金子ガイド直伝の結び方を教わり、参加者の皆さんもウォー!と声を上げながら感動していました!笑
靴紐もしっかり結び直し、芦の湯を後にします。
国道1号線をまた15分ほど下っていくと鎌倉古道入り口に到着。
ここでもトラブルを回避するためのレクチャーが。
こういったハイキングコースの入り口では、距離やコースタイムが記載された看板をよく見かけます。しかし、この看板の情報を鵜呑みにすると痛い目を見ます。特にコースタイムには要注意。
記載よりも時間がかかることが大体です。このコースタイムを参考に休憩時間などを考えてしまうと、日が落ちるまでに下山できず、暗がりを歩くことになるので、道迷い、転倒での怪我などのリスクにも繋がります。
登山地図は自身でいくつか用意しておくことをお勧めします。
スマートフォンアプリであれば「YAMAP」、よくある登山地図だと「山と高原地図」が使いやすいです。
看板には15分て書いてあったのに、、、全然つかないじゃん、、、
なんてこと、皆さんもご経験があるのではないでしょうか?
鷹巣山を経由して浅間山山頂に到着。
山頂では、登山中のリスクを考慮した装備品のレクチャーがありました。
季節、山域、行程などに応じてきちんと装備を持つことが安全登山にも繋がります。
どんなにライトな山登りでも、そこにどのようなリスクがあるのかを考えて準備をすることが大切です。
山頂でのレクチャーを終え、箱根湯本へ向けて下山開始です。
ここでも金子ガイドよりひとこと!
山での怪我は、疲れが溜まってくる下山時に多いです!!!
浅間山から箱根湯本に降る湯坂路は、石畳になっているエリアも多く、下山時は特に滑りやすいので気を抜かずにいきましょう!
その後、みなさま無心で歩き続け無事に湯本へ帰ってくることができました!笑
ご参加頂いた皆様は、それぞれ新しい発見や気づきを得ていただけたご様子でした。
今回は、12月の「Hakone Adventure Class」の様子をお伝えさせて頂きました。
2月にはAコース【箱根の歴史や自然を学びながら歩こう】が開催されます。
定員に達し次第お申し込み終了となりますのでご興味のある方は下にある画像をタップして、是非、イベントページをご覧ください。
皆様のご参加お待ちしております。