日差しが強く、真夏のような気候になってきました!
海の日も間近に控え、海水浴やシュノーケリング、釣りや川遊びなど、夏は水辺でのアクティビティが欠かせませんね。
今回は、そんな水辺でのアウトドアシーンで命を守る【ライフジャケット】の種類と使い方をご紹介します。
まず始めに、ライフジャケットについて簡単にご説明したいと思います!
【ライフジャケット】
着用者を水に浮かす浮力を有する救命用具で、水中で命を守る安全対策上欠かすことの出来ない装備です。
みなさんは小型船舶に乗船するときにライフジャケットの着用が「義務化」されていることはご存知ですか?
これは国土交通省が定めているもので、船舶の安全管理の条件として「ライフジャケットを着なさい」としています。
そして、ライフジャケット自体にも様々な安全基準が定められています。
コチラも国土交通省による安全基準の適合試験が行われるのですが、この基準をクリアするためには非常にたくさんの試験項目があると言われています。
そんな大変な試験を経て適合認定を受けたライフジャケットには『桜マーク』が付きます。
◀︎桜マーク(型式承認試験及び検定への合格の印)
このように水辺の安全を守るために様々な基準があることをお伝えしましたが、次は種類についてお伝えしていきます。
ライフジャケットには様々な種類や分類がありますが、構造や形状別に大きく2つに分類すると〈固定式〉と〈膨脹式〉の2つに分けられます。
〈固定式〉は浮力体に発泡プラスチック等の固形物を使用しており、シンプルな構造のものです。
形状としてはチョッキ式などや首掛け式などがあります。
〈膨脹式〉は浮力体として炭酸ガス等を使用しており、非常に薄くコンパクトです。
コンパクトなため動きも取りやすく、大きな動作を伴うアクティビティでも使いやすくなっています。
HELLY HANSENでは、固定式と膨脹式どちらのライフジャケットも取り扱っていますが、今回はあまり馴染みのない膨脹式のライフジャケットについて、もっと詳しくご紹介します!
さて、ライフジャケットについて理解できたところで、いよいよ使い方についてご説明致します!
HELLY HANSENでは膨脹式のライフジャケットは2種類ご用意しているので、1つずつご紹介していきます。
⑴ ベルトタイプ
釣りなどで動きやすさを求める方におすすめの汎用性が高いベルトタイプのライフジャケットです。
肩周りや背中に密着するものがないので、船の上でも動きやすいだけでなく固定式のライフジャケットと比べると暑い日には背中の蒸れなども軽減できて快適です。
それでは実際に装着してみましょう!
①左右を確認する
②腰の位置に合わせる
③ベルトを締めしっかり固定する
しっかり固定できました!
しっかり装着できたら、あとは水上に出かけるだけです。
コチラのタイプは、水に落ちてボンベが水に濡れると、ボンベから気密袋にガスが充填され膨らみます。
万が一水に濡れてもライフジャケットが膨らまなかった場合は、下の写真の右サイドから出ているコードを引っ張れば手動で膨らますことができます。
膨らんでいない状態ですが、気密袋を広げると下の写真ような感じです。
膨らみが足りない場合には、右手のストローから、息で補充することもできます。
以上がベルトタイプの使用方法です!
⑵ ショルダータイプ
ショルダータイプはベルトタイプに比べて落水した時の安定性がより高くなっています。
固定式のような安定性がほしいけど、動きやすさも重視したいという方にオススメです。
それでは使い方を見てみましょう。
①首からかけ、ベルトをしっかり締める
後ろから見たらこのような感じです
これで装着完了です。
こちらもベルトタイプと同じ仕組みで膨らみます。
万が一水に濡れても膨らまなかった場合は、
同じようの右サイドから出ている
こちらのコードを引っ張れば膨らみます。
気密袋を広げるとこのようになります。
左側にはストローがあり、こちらから
空気が補充できます。
同じく左側にはホイッスルも装備されており、緊急時には存在をアピールすることができます。
(ベルトタイプにも装備されています)
以上がショルダータイプの使用方法です。
いかがでしたか?
ライフジャケットには様々な種類があり、
シーンや用途に応じて最適な物を選ぶことが重要です。
ライフジャケットを正しく使用して、
夏のアクティビティを安全に楽しみましょう!