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      2022.12.22

      私が“私”に優しくなれる?!マインドフルネスって何だろう?

      私が“私”に優しくなれる?!マインドフルネスって何だろう?
      • マインドフルネスの意味、知っていますか?

      • ここ数年で、見たり聞いたりすることが多くなった「マインドフルネス」という言葉。ビジネスの分野でも注目を集めていますが、実際「マインドフルネスって何をするの?」「瞑想しても正解がわからない」と、なんとなく身近に感じられない人も多いのではないでしょうか。

         
        しかし、マインドフルネスとは、言い方を変えると「気づきのスキル」なのだとか。マインドフルネスと聞いて「座って静かに瞑想すること」と言ったメソッドをイメージする人も多いと思いますが、実はそうではなく、マインドフルネスとは「気づいている状態」のこと。この状態に至ることで得られるメリットは数多くありますが、ダンスキンアンバサダーであり、ヨガインストラクターの木田まみさんは、「自分に寄り添えるようになること。そして他者受容、環境受容ができるようになり、楽に生きられるようになる」と言います。

      • マインドフルネスとは「気づいて」「受け入れる」こと

      • 木田さんは初めてヨガをした時、アーサナやシャバーサナが終わり、最後の瞑想の段階で“本当の自分と出会う”という経験をしたのだそう。「自分が何をしたいのか、どう在りたいのか」という気持ちが降りてきて、心と身体が驚くほどスッキリしたと言います。あとからこの体験がマインドフルネスだったと知るのですが、木田さんのインストラクターとしての原点はこの体験にあり、現在ではマインドフルネスヨガのクラスを開催するなど、ヨガを通してマインドフルネスの魅力を伝える活動に力を入れています。

         
        では、マインドフルネスとはどんな状態のことなのでしょうか?

      • 「自分の身体と心の状態に気づいている状態です。身体の状態とは、筋肉や関節の部分だけでなく、身体の内側の感覚、疲れているとか眠い、お腹が空いたなどもそれに入ります。心の状態とは、思考や感情が生まれたり、消えたりする、そうした内面の感覚のこと。さらに、「気づく」だけでなく、あるがままの自分を優しさと好奇心を持って受容するという態度も大切。「気づき」と「受容」がセットになってマインドフルネスなんです」。

      • 例えば、イライラしている時、この状態に気づいていたとしても「イライラしている自分って最悪」と、自分を責めたり、卑屈にならずに、ネガティブな感情を抱いていること自体も、「私はいま、イライラしているんだな」と受け入れる態度が必要です。

      • 「自分の感情や思考をあるがまま受け入れて観察することで、なぜそう思っているのか?本当は何がしたいのか?と、自分を客観的に見つめられるようになります。そうして自己受容と自己理解が深まると、他者受容、他者理解が深まり、さらに環境(自分を取り巻く環境、人間関係など)に対しても同じことができるようになります」と木田さん。

        しかし、この気づきと受容をどうすればできるようになるの?というのがマインドフルネスの一つのハードルです。木田さんは、「生活の中でもできる瞑想やジャーナリングがおすすめです」と話します。

      • マインドフルネスは今からできる!生活瞑想のやり方

      • 生活の中での瞑想とは、例えば「歩くこと」でもできるのだそう。

        「マインドフルウォーキング、歩行瞑想とも呼ばれますが、歩行する動作に意識を向けて、足の裏が地面に着いたところから、地面を蹴って離れて、足を前に運んで着地して…という一歩一歩の動きや身体の感覚に集中して歩きます。そうやって意識を向けることで、無意識に歩いている状態では気づけなかった情報を受け取ることができるようになり、マインドフルネスのプラクティスになるんです」とのこと。

        いつも私たちは、歩きながら音楽を聴いたり、考え事をしたり、あるいは食事の時もスマホを見ながら、仕事をしながらなど、“マルチタスク”が当たり前になっています。しかし、歩くこと、食べることなど、一つのことに集中する“シングルタスク”の状態に身を置くことで、様々な「気づき」を得られるのだと木田さんは言います。


        また、ジャーナリングとは、「書く瞑想」とも呼ばれるもので、以下の手順で行います。

      • ・テーマを決める(自分がなりたい自分とは? いつも自分を責めてしまうのは…。といった書き出しから始めてみても良い。仕事、恋愛、家族、友達、どんなテーマでもOK!)

        ・書く時間を決める(5分程度が良い)

        ・とにかく書く!何も思い浮かばなくなってもそれすらも書き留めていく

        ・書き終わったあと、読み返す


        自分で書いたことを後から見直すことで、その時の感情や悩み、葛藤などを客観的に受け止めることができ、「私って本当はこう思っていたんだ」と気づいたり、自分の潜在意識にアクセスすることができるのだそうです

      • 行動を選択し、自分とも周りともいい関係が築けるようになる

      • マインドフルネスによって「気づき」と「受容」ができるようになると、どんなメリットがあるのでしょうか? 木田さんがマインドフルネスを実践して、一番良かったと感じているのが「感情が生まれる瞬間に気づけるようになった」ことなのだとか。


        「人は、感情が生まれる前に“情動”という反応があり、まず身体に刺激や反応が起こるんです。例えば、驚いた時に“ビクッ”と身体が反射的に動いてしまうというような。そうした身体の感覚に気づけるようになると、イライラや嫉妬、怒りなど、自分が扱いにくい感情に対して、『あ、いまイライラしているよね、うんうん、そうだよね』と自分に寄り添うことができるようになり、今までは感情にまかせて行動してしまっていたのが、一歩引いて、アクションを選択できるようになったんです。それが一番良かったことですね」。


         つい、イラッとして言いたくないことまで言ってしまったり、理解してほしいだけなのに相手を責めてしまったり。「あ〜やってしまった」という経験は誰しもがあると思います。そんな局面でも、ひと呼吸おいて冷静になり、伝えるべきことを伝えられたり、感情に飲み込まれずに行動できたら、今よりもっとラクに生きることができそうですよね。


        「マインドフルネスによって、人間関係も良好になるし、周囲とのコミュニケーションも円滑になります。また、自分を否定したり、責めたり、そういう自己嫌悪の感情も減っていくんです。以前よりももっと自分のことを受け入れて、好きになれる。それがマインドフルネスのチカラなんじゃないかと思います」。

      • ジャーナリングやシングルタスクの行動を通して、少しでも「気づきのある日常」を送ってみませんか? 

        マインドフルネスの感覚は、やはり急に身につくものではないのですが、少しずつ感覚を育てていくことで必ず効果が出てきます。そうすると、気づくことがさらに楽しくなり、自分への好奇心や、マインドフルネス自体への探究心なども芽生えてくるでしょう。始め方は、やりやすい方法、続けられそうなやり方でOKです。ウェルネスのある毎日のためにも、ぜひ挑戦してみてくださいね。

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