お久しぶりです！THE NORTH FACE浜松佐鳴台店スタッフの中村です。

2月中旬、長野県茅野市の東天狗岳に所属している部活のメンバーと共に登ってきました。

天狗岳登頂への数あるルートの中で、今回選んだのは、渋の湯駐車場〜東天狗岳のピストンのコースです。

午前6時前に渋の湯に到着。
駐車場の利用時間が6時半（時期により変動あり）からなので、それまで周辺で待機します。

※利用時間前からの宿泊施設等付近での待機はご迷惑になります。
ご自身でホームページ等をご確認いただきますようお願い致します。


この時、気温はマイナス２度。
山麓でこの気温ならば、山頂ではどうなってしまうのか…恐ろしさは募るばかり…。

アイゼン装着、万全の防寒対策のもと7時過ぎに登山開始。

渋の湯駐車場から車道を歩いてすぐのところに登山口があります。
ここから、第一チェックポイントとして向かうは「黒百合ヒュッテ」。
休憩を含め２時間弱、傾斜と緩やかな雪道を繰り返し登っていきます。

雪山シーズンに入り、岐阜県の猪臥山に続いて２度目の雪山登山。
前回のアイゼンならしのおかげで、慣れた足取りでサクサクと歩くことができました。

黒百合ヒュッテまであともう少しです…。

第一チェックポイントの黒百合ヒュッテに到着！

ヒュッテの時点でメンバーのみんなは満足げな様子…
みなさん、まだまだこれからですよ…

少し長めの休憩を挟んだところで、変心する前に東天狗岳へ向かい再出発です。

ここでいきなり急登が登場。
ピッケルを使用し、一歩一歩着実に登っていきます。

黒百合ヒュッテからの山道は四方八方視界が開けており、展望を楽しみながら登ることができます。

分岐点で写真をパシャリ！

前方を見れば、圧倒的な面構えでそびえ立つ２つの山が…
左が東天狗岳で右が西天狗岳です。

我々が目指すのは左側の東天狗岳！まだまだ程遠いですね…。

ここからは、頂上まで激しいガレ場が続きます。
アイゼンを装着しているので、足の置き場には十分気をつける必要があります。

気合を入れて頑張っていきましょう！

雪山のガレ場に急登。さらには天候が急変し、吹雪はじめたことで登山は過酷を極めます。

また、雪質が変わりサラサラとしたパウダー状になったことで、アイゼンが刺さりにくくなり、高まる緊張感。

終盤に差し掛かっているとは言え、最後まで気が抜けません。

歩き始めること５時間。遂に東天狗岳山頂に到着です。
期待通りの八ヶ岳ブルーに心躍ります！（メンバーのみんなも興奮気味）

来てよかった…。心の底からそう思いました。
（次の日、同店スタッフの西村も赤岳に登っていたので、熱く語り合いました！）

西天狗岳を含む周回ルートは次回、リベンジしたいと思います！

見てください、この下山ルート。
上りより気が張り詰めるので、正直精神的にしんどいです。

でも、私たちにはある名物を求めて、辿り着かなければならない場所が…

それは…コチラ！
黒百合ヒュッテ名物の「ビーフシチュー」です。

ラストオーダー5分前に滑り込み。間に合ってよかった…。

気になるお味の方は…無論、美味の極みです！
口いっぱいに広がるコクととろけるお肉の旨味は疲れた身体に染み渡ります。

少し遅めのお昼ご飯を堪能したところで、山麓までトップスピードで下山します。
３時間ほど下ったところで、メンバー全員無事、渋の湯駐車場に帰還。

実を言うと、本来この日は別の山で雪洞泊を行うつもりでした。しかし、天候の事情で断念せざるを得なくなり、この登山企画が急遽遂行されました。

雪洞泊ができなかったことは本当に残念だったのですが、それを払拭してくれるほどの景色を見せてくれた東天狗岳には本当に感謝です。

今回登った、東天狗岳。
達成感ともに「雪洞泊遂行」「東天狗・西天狗周回」というリベンジ精神が湧き立った、とてもいい登山になりました。

もしこのブログをご覧いただいている方の中に「最近登山始めたよ！」「山のことなら任せて！この山オススメだよ！」他にも「登山始めたいと思っているんです…！」という方がいらっしゃいましたら、ぜひ浜松佐鳴台店にお越しください。

私もまだまだ山の未熟者ですが、みなさんと山のいろいろなお話ができたら嬉しく思っております！ぜひ、お気軽にお声かけください！

最後に今回使用したウェアの中からオススメの一着をご紹介です。

【Recommend Item】
Mountain Jacket （NPW61800）

【着用サイズ】
162cm / Lサイズ（レディース）


普段の登山では、定番アイテムであるクライムライトジャケットを愛用しているのですが、今回は厳冬期の登山ということもあり、マウンテンジャケットを着用しました。

案の定、山麓から肌を指す寒さだったため、クライムライトジャケットに比べ厚みがあるマウンテンジャケットを選んで大正解。おかげさまで入念な防寒対策を行うことができました。

また、雪山登山では必須アイテムのアイゼン、ピッケル。これら鋭利な刃を持つアイテムを携帯していても「破れないかな…。」という心配要らずの150デニールのタフな生地感によって、安心して着ていただけると思います！

さらに、この脇下のベンチレーションが山行時の汗ムレのストレスを解消してくれます。
急登の際はジップを開いて通気、停滞時にはジップを閉じて保温を。

今回は、マウンテンジャケットの雪山における活躍シーンを紹介させていただきました。
しかし、良い点はまだたくさんあります！

インナーと連結可能なジップインジップ機能やスノーカフなどは雪山登山のみならず、ウィンタースポーツ（スキー・スノボなど）でも大活躍。

カラーバリエーションも豊富でデザイン性にも富んでいることから、アウトドアシーンのみならず街着としても魅力的なアイテムになっています。

多機能アイテム「マウンテンジャケット」ぜひ一度、お試しください！