梅雨になるとジメジメと、どんよりとした天気で億劫な気持ちになる人も多いと思いますが、フィトテラピーで気持ちも身体もシャキッと元気になれるケアをしていきましょう!
▶フィトテラピーとは
ギリシャ語で「植物」を意味する「フィト・phyto」と「療法」を意味する「テラピー・therapy」という言葉で、ヨーロッパに古くから伝わる伝統療法です。
植物の薬理効果を用いて病気の予防やケア、不調のケア、美容、出産や介護、スポーツまで広く活用されています。ヨーロッパ諸国では、医療の中に植物療法が取り入れられていたり、ハーブだけを扱う薬局「エルボリステリア」が存在します。
梅雨時期は低気圧の関係で、自律神経の副交感神経が優位になり体がリラックスモードになってやる気が起きにくくなるのです。朝起きても、まだ寝たい、眠い、仕事のスイッチが入らない!という人は、自律神経の交感神経を刺激していくことがおすすめです。
例えば、朝目覚めたらレモンや、ローズマリー、ペパーミントの香りを嗅ぐだけ!
ディフューザーやスプレーで空間に香りを拡散しても良いですし、熱めのシャワーを浴びる際に浴室のタイルに数的落として、香りを嗅ぐのも有効です。香りを嗅いだあと1.5秒で瞬時に脳へ香りが伝達されて自律神経に働きかけてやる気を起こしてくれますよ。
湿度が高くなって、汗をかきにくいことで汗自体がサラサラでなく、少しジトっとするのも悩みますよね。この不快感もアロマテラピーを上手に利用すると解決できます!
用意するのは、ペパーミントの精油とグレープフルーツの精油です。どちらもさっぱりとした香りは、ジメジメな空気にさわやかな風を運んでくれるのですが、実は空間や肌に対して抗菌作用があり、使うと防臭効果や消臭効果まであります。
これらの精油が配合されているウェットシートで汗を拭いたり、化粧品を使うだけで、梅雨特有のベタベタと上手く付き合っていけると思います。
梅雨時期は湿度が高くなり、汗がでにくくなることで、体内に水分が溜まりやすくなる時期でもあります。なので、むくみが気になったり、体が重かったりした経験はないでしょうか?
フィトテラピーでは、排出作用のあるお茶を飲むことで、水分の循環を良くしていきます。たとえば、日本になじみのある植物だとハトムギ茶やよもぎ茶、コーン茶。
ヨーロッパでは、バードックと呼ばれるごぼうのお茶やダンデライオンというたんぽぽのお茶がよく飲まれます。これらの利尿作用の高いお茶を温かい状態で飲みましょう。内蔵を温めることで排出も促進されていきます。
また、お食事ではとうもろこしや大豆、カボチャなどの食材も胃腸の働きを助けて水分代謝にも効果がありますので献立に組み込んでみましょう。
低気圧が続くと頭痛やめまいで悩む方も増えてきます。そんなときは、脳の血流を良くするギンコのハーブがおすすめ。脳内の血管を広げ、血流を促すことで酸素もいきわたり頭痛が楽になります。また、めまいにもいくつか原因がありますが梅雨時期だけのめまいであればギンコが効果的です。
自律神経の乱れによるものも原因とされているので、規則正しい生活もとっても大切です。この時期は無理なく、できることをして心地よく過ごしていきましょうね。
南上夕佳
植物療法士/ Femtech Institute代表
20代に若年性更年期障害に襲われホルモンバランスを崩したことをきっかけに植物療法専門校「ルボアフィトテラピースクール」にてAMPP(フランス植物療法普及医学協会)認定資格を取得。日本における植物療法の第一人者森田敦子氏に師事し、共に啓蒙活動を行う。
フィトテラピーで女性ホルモンからくる不調を改善した自身の体験を活かし、女性のライフステージに合わせた健やかな美しさと幸せをテーマに、数々のセミナーやカウンセリングを行う。ルボアフィトテラピースクールの副代表を経て、現在は独立。
自分のからだをきちんと知ること、整えることの大切さ、そして女性が自身と向き合いながら植物で心身を整える方法をオンラインスクールFemtech Instituteにて伝えている。著書に「自然ぐすり生活」(ワニブックス)がある。