今年は海以外にも川・湖へ遊びに行く予定の方も多いのではないでしょうか?
実際、海・川・湖等でのアクティビティ用にご来店いただいているお客様が今年は非常に多いです。
今回は、その中で認知度も上がってはきているものの、後回しになりがちな “ライフジャケット” についてご紹介していきたいと思います。
正しい着用方法を学んで、水辺のアクティビティを思いっきり楽しみましょう!
そもそも、なぜライフジャケットを着用する必要があるのでしょうか?
それは【浮力】を得ることができるからです!
浮力になるものをなにも身に着けていない場合、人の体は約2%分しか水面に出ないと言われています。※真水の場合
ライフジャケットをきちんと着ることで沈むことを防ぎ、呼吸できる空間を確保することは勿論、水中に浸かる面積を少なくすることで、体温の低下を遅らせてくれたり、発見を早めてくれます。
また、着用することで二次災害を防ぐことにも繋がります。
※よく夏に遊びに行くイメージの多い “川” は、海と比べると浮力が小さく、さらに水流による動水圧で泳ぐことも困難になります。そして、天候の影響を受けやすく、形状によっては救助も難しいという事もあるので、ライフジャケットの着用以外にも注意が必要となる場合があります。
では次に、どんなシーンで着用するのかをおさらいしてみましょう。
海なら「ヨット」「カヤック」「ウインドサーフィン」「スタンドアップパドル」「水上バイク」「海水浴」「シュノーケリング」など、川や湖では「カヌー」「ラフティング」「川遊び」などが代表的な着用シーンとなります。
要するに【水が関わるアクティビティの時は必ず着用しましょう】ということです。
特に、一瞬でも目を離せば危険に晒される子どもは、海水浴や川遊びなど、あらゆる水辺のシーンで着用することが推奨されます。
「浅いところで遊んでいるだけだから大丈夫」という考えが海も川も一番事故につながりやすいので、”大人” も ”子ども” も必ずライフジャケットを身につけてから遊ぶようにしましょう!
ライフジャケットの着用方法は、とても簡単です。
①ライフジャケットを羽織る。
②ライフジャケットのフロントジップを上まであげる。
③サイドのアジャスターを締める。
④後ろ側から股紐を通して前方のバックルに結合し、アジャスターを締める。
以上の4ステップで終わりです。
ライフジャケットのサイズは体重・体系によって適正サイズが変わるので、ご購入の際は必ずチェックするようにしましょう!
股紐をきちんと通していなかったり、アジャスターを締め忘れていたりすると、水に入った瞬間に体だけが水中にすっぽりと抜け落ちる場合があり、非常に危険です。
事故が起きないようにするためにも、体とライフジャケットとの間に隙間が出来ないように、アジャスターを調整をしましょう。
ぴったりフィットでもっと安全に!
HELLY HANSENのライフジャケットは、国土交通省の定める浮力・対荷重強度・耐油・浮遊姿勢など、様々な基準をクリアし、型式認証(桜マーク)を取得しています。
※桜マークとは、型式承認を得た製品を、国土交通省の指定検査機関である「日本船舶用品検定協会」(HK)または「小型船舶検査機構」(JCI)で生産ロット毎に製品検査を受け、合格した製品に押される合格印です。
まずは、ベーシックなコチラのライフジャケットからご紹介します。
カラーは海上で見えやすく、デザイン性も備えた配色。リフレクターも配置し、内側のポケットにはホイッスル付きです。
kidsは、体重15-25kgまでの対応サイズと25-40kgまで対応サイズの2サイズを販売しています。
セーリングやボートに適した、膨張式のライフジャケットもご用意しております。
自動、手動、および経口にのる空気注入が可能です!
ここで少し宣伝です。
大人用のベスト型ライフジャケットはオリジナルのマーキングができるスペースを確保した「カスタム・マーキング・システム対応商品」となっております!
思い思いのマーキングを入れることができるので、チームやご家族でお揃いのライフジャケットにするのもオススメです!
実際に落水してしまった場合は、どのようにすれば対処すれば良いのか。
落水によりパニックになってしまう事も予想されるので、“安全な場所で行える条件”であれば事前に経験してみる事も大事です。
落水時は下記の行動をとりましょう。
①まずは落ち着くこと
先程説明した着用方法で着ていれば浮きます。焦らずに落ち着きましょう。
膨張式ライフジャケットを着ている場合は、自動膨張は補助機能のため、作動索を引いてください。
②体力を温存する
流れが強く、泳いで戻ることができない場合は、泳ぎ続けるのではなく、救助を待ちましょう。
■海の場合
できるだけ動かず、丸くなって体全体の表面積を少なくして水に熱を取られにくい姿勢をとると、体力の消耗も少なくなります。もし周りに気づかれていない場合は、笛を吹いて落水を周りに知らせましょう。
防水バックに携帯電話を入れて備えていれば、「118番」で海上保安庁に助けを呼ぶことができます。
■川の場合
下流側に足を向けて、仰向けで流されるようにしましょう。足が川底の岩ななどに引っかかる危険があるため、直ぐに立とうとはせず、なるべく足を上げて水面と平行になるようにしましょう。
前方を確認し、岩や障害物が近づいてきたら、足で蹴って避けましょう。
落ち込みに突っ込んだ場合、足を曲げてお尻から落ちるようにしましょう。流れの弱くなった場所や川岸に近づけそうな時に川から脱出をはかります。
アクティビティでは、多くの方にライフジャケットの着用イメージがあり実際 “着用が普通” という意識で遊んでいると思います。
海水浴場でも認知度も上がり、以前より着用率は上がりました。しかし、海難事故は起きています。
炎天下の中では暑苦しく感じるかもしれませんが、”命を失わないために” ライフジャケットを着用してください。
自然を甘く見ず、危険をきちんと認識して行動することが大事です。
【備えあれば憂いなし】
楽しい時間をもっと安全に!
水と共に素敵な時間をお過ごしください!