THE NORTH FACE TREKKING は、これから本格的に登山を始めたいという方を対象としたオリジナルプログラムです。
関東周辺の山々やネイチャーフィールドを舞台に、1年を通して自然を体感するトレッキングにご案内します。
年明けの1月は、スノーシュートレッキングの入門編として人気が高い入笠山を舞台に、国際山岳ガイドの天野和明さんからの安全管理を学びながら、雪山の楽しみ方を学びます。
今回の登山ルートは、富士パノラマリゾートからゴンドラに乗車し、山頂駅から入笠湿原を経由して入笠山山頂に向かい、天候が良ければ、ルート上や山頂から富士山や八ヶ岳連峰を一望することができるルートとなっています。
雪山での登山やスノーシュートレッキングをこれから始めたい方から経験者の方まで、楽しんでいただくことができるプログラムだと思いますので、ぜひご検討ください。
また、今回のトレッキングイベントは、会員制捜索ヘリサービス『COCOHELI / ココヘリ』とのタイアップ企画となっております。この機会にぜひご体験ください。
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今回のBLOGでは、11月上旬に行った下見の情報を交えながら、イベント本番の見どころやイベントに向けたウエアリングなどをご紹介いたしますので、ご参考ください。
以下、講師:天野和明さん、COCOHELI のご紹介です。
講師:天野和明|国際山岳ガイド
明治大学山岳部OB隊でガッシャーブルムII峰とI峰を立て続けに登り、以後、29歳までに8,000m峰6座を手中に収める。その後はスケールの大きな岩壁でのアルパインスタイル登攀に傾倒し、カランカ北壁初登攀では登山界のアカデミー賞といわれるピオレドールを受賞。
現在は国際山岳ガイドとして多くの人に登山の魅力を伝えている傍ら、再び海外の大きな山に挑む日に向けて備えを進めている。
COCOHELI(ココヘリ)| 山岳遭難対策制度
『COCOHELI/ココヘリ』とは、山岳遭難を対象とした会員制の捜索サービス。遭難や体調不良により自力での下山が困難の場合、通報があればヘリで捜索。キーホルダー型の発信機を持った登山者の電波をキャッチし、離れた場所からでも居場所を特定。救助までの時間を短縮することができます。
11月上旬の秋晴れのなか、下見へ。
入笠山はアクセスが非常に良いことでも知られており、富士見パノラマリゾートというスキー場のゴンドラを使用して標高1800mのゴンドラ山頂駅まで一気に上がることができます。
このゴンドラでは、運が良ければ八ヶ岳山塊を一望することができるのですが、気を付けていただきたいのはゴンドラを降りた後の気温差です。
イベントを開催する1月末の山頂駅はとても寒いことが予想されますので、温度差に対応できるウエアリングを準備していただければと思います。
山頂駅到着。ここでも八ヶ岳山塊を一望できます!
山頂駅には、休憩所やトイレがございますので入山前に準備をしていただきます。
ここから登山開始となります。イベント当日はスノーシューでの歩行を予定しています。グリーンシーズンとは違った雪の上を歩く感覚はとても新鮮です。楽しんで登りましょう!
まずはこの案内看板から入笠湿原を目指して歩きます。傾斜は特になく雪景色を楽しみながら歩いていただけます。
入笠湿原の横には、山小屋やトイレなど広々としたスペースがあり、講師の天野さんから雪山について話していただきます。
入笠湿原から山頂までは、途中展望デッキを経由して1時間ほどで山頂に到着します。
周りの景色を見ながら山頂を目指しましょう!
山頂からは、晴れていれば富士山や八ヶ岳、北アルプスを一望することができ、下見当日も入笠山山頂から周りの山々を一望することができました!
イベント当日は秋山とは違った景色を見ることができ、周りの山々も白く雪化粧していると思います。
冬は空気も澄んでおり、より綺麗な展望が期待できます。
この日はあたたかい陽気の中の下見となったのですが、イベント当日は氷点下10℃以下になると予想されており、汗冷えなどで急激に体温下がることもありますので、インナーダウンやフリースなどの保温着、汗冷え対策のベースレイヤーの着用をオススメします。
今回はイベント当日のウエアとしておススメなアイテムをいくつかご紹介させていただきます。
アンダーウエアには、速乾性の高いものや保温ができるものをお客様の代謝に合わせて選んでいただくのがいいと思います。
代謝がよく汗をたくさんかく方は速乾性の高いものを、寒いのが苦手で身体が冷えやすい方は保温性の高いものがオススメです。
雪上を歩く際は、耐久力のあるハードシェルがオススメです。フリースや中わたなどの保温着とセットで着用していただき、脱ぎ着して体温調節を行うといいです!フリースは風を通しやすいのでアウターには不向きなのでインナーでの着用をオススメします。
その他にも、グローブやネックゲイターなど雪山では体温を下げないように暖かい服装をオススメします。
そのほか装備や行程など、ご不明点がございましたら、店舗までお気軽にお問い合わせください。
普段の違った雪山の魅力を感じながら、ぜひ皆さんも安全に登山を楽しんでください。