こんにちは!
THE NORTH FACE/HELLY HANSEN テラスモール湘南店 ヤノクラです。
今回は、前編に続きまして3月30日に開催したワークショップの当日の様子をお伝えしていきたいと思います。
大きな元気玉を作りたい!
そんな熱い想いを胸に迎えたワークショップ当日は、天候にも恵まれイベント日和となりました。
ワークショップでは、楽しく作業していく“わくわくパート”と、海の現状を紹介する怖いお話しの“ガクブルパート”を交互に織り交ぜながら、世界に1つだけのオリジナルキーホルダー作りを行いました。
HELLY HANSENのブランドの起こりや、H2O PROJECTについて簡単にご紹介させていただいた後、ようやくお待ちかねのわくわくパートへ。
色とりどりの海洋ごみたちの中から使いたいパーツを選び、オリジナルロゴに埋め込んでいく作業に入りました。
きれいな色目のパーツをピックアップし、とても海洋ごみとは思えないくらい上品且つ優しい雰囲気にセンス良くまとめていく方、テーマを決めてそれに沿った形を探し、まるでキャンバスのように、型の中に自由にイメージを表現する方、他の参加者の方々が躊躇するほどサイズが大きい海洋プラスチックたちを大胆に配置していく僕!
参加して頂いた皆さまの個性やキャラクター、センスや創造力が大爆発して見ているこちらもドキドキワクワクの楽しいわくわくパートとなりました。
ちなみに、今回のワークショップでは、湘南の海をビーチクリーンした際に回収した海洋プラスチックたちの他に、画像の中にチラチラと写っているこちらのオレンジ色の粒々も、必ず1つはキーホルダーの中に入れていただくようにお願いしていました。
このオレンジ色の粒々。
正体はなんと…
北海道の知床半島(ルシャ湾)に流れ着いた漂着ブイなんです!
とても漂着ブイには見えないですよね。小さくて丸くてきれいなオレンジ色なので…。
この粒々は、回収され、分別→洗浄→破砕という工程を経て、新しい命を与える為に製品にする、その一つ前の段階。
ペレタイズ化された、いわゆる素材の状態なんです。
湘南の海岸でビーチクリーンした際に回収した海洋プラスチックと、遠く離れた北海道のルシャ湾に漂着した海洋漂着ごみ、そして投棄されたり千切れて海に沈んでしまった魚網。
それらをひとつのキーホルダーの中に封入することで、世界に一つだけの私たちの海の現状を表現することが今回のワークショップの目的でもありました。
そしてもう一つ、こちらのペレタイズ化された素材の状態のオレンジの粒々たち。
こちらを原料に生産されたフリスビーもお店に届き、販売がスタートしています。
粒々はきれいなオレンジ色でしたが、製品化されたフリスビーはHELLY HANSENらしいオーシャンネイビーです。フロントには素材の原料となっている漂着ブイの絵も描かれており、強いメッセージ性の中にも遊び心のある逸品に仕上がっています。
ぜひ店頭で手に取ってご覧になってください!
そして良かったら湘南の海辺で、近くの公園で、あるいはキャンプ場の広い原っぱで!
楽しみながら環境や海の問題について触れるきっかけになったらいいなと思います。
さて、ワークショップに話を戻します。
いよいよキーホルダーのメインとなる部分が完成し、型から外していきます。
この瞬間がまた楽しいんです。
作っている間は自分から見て表だった面を裏から見るとまた違った雰囲気になるんです。間違いないのは、どちらから見ても満足のいく仕上がりだということ。
そして最後に役目を終えたヨットシートを使って、比較的簡単なロープワークで紐をつくりキーホルダーの完成です。
簡単な…と言いましたが、実はここが今回のワークショップでは一番の難所でした。結び方を覚えてしまえば、なるほどね〜という感じなのですが、覚えるまでは普段馴染みのない紐の通し方が続くので、手元の紐だけでなく頭もこんがらがりそうになります。
それでも器用なお客様が多く、苦戦しつつもみなさんしっかり良い具合に完成しました!
今回のワークショップは仲間を増やして大きな元気玉を作ることを目的に開催しました。
この1回だけで大きな元気玉は作れません。もっともっとたくさんの人に参加していただいて、仲間を増やしていきたい!そんな思いから今後も定期的な開催を予定しています。
前回ご参加いただいた方のリピート参加も大歓迎です!
イベントの開催に関しては、店舗のInstagramにて随時告知と事前予約の受付を行っていきますので気になる方は定期的なチェックをお願いいたします!
このイベントのゴールは、いつか海洋プラスチックごみも漂着ブイも無くなってキーホルダーの中に埋め込む海洋ごみが無くなって、ワークショップが開催できなくなる日が来ることです。
なかなか見えないゴールですよね。
でも、千里の道も一歩から!
今自分にできる小さなアクションを一つずつ積み重ねて、いつか大きなゴールにみなさんと一緒に辿り着きたいと思っています。
最後になりましたが、3月30日のワークショップにご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!
またお店やワークショップで、はたまた湘南の海岸でフリスビーを片手に、お会いできることを願っています。