こんにちは。
THE NORTH FACEららぽーと横浜店 髙橋です。
先日、店舗スタッフと1泊2日で長野県/南八ヶ岳の硫黄岳(標高2,672M)に行ってきたので、その山行記録と現地で撮影した写真をお届けしたいと思います。
<1日目>
桜平ゲート → 夏沢鉱泉(標高2,060m)→ オーレン小屋(標高2,330m)
<2日目>
オーレン小屋(標高2,330m)→ 硫黄岳(標高2,672m)→ ヒュッテ夏沢 → オーレン小屋 → 桜平ゲート
1日目は登山口の桜平ゲートから10:30に入山。
猛暑の関東から抜け出し、八ヶ岳に入ると気温がかなり下がり少し寒いくらいでした。天気予報は降水確率70%。
レイン上下着用し、大雨に降られる覚悟で登り始めました。
硫黄岳までの第一中間地点である、夏沢鉱泉(標高2,060m)までの約20分間は少し急な坂道が続きました。
上に上がるにつれ、風が少し吹くだけで第二中間地点である山小屋"オーレン小屋(標高2,330m)"までは、何とか雨に降られず正午前に到着。
オーレン小屋に着くと、結構強い風が吹き今にも雨が降りそうな空模様。
このまま硫黄岳まで登るか、テントを張れるか一旦お昼を食べて考えることしました。
しかし、食べ始めた途端に突風と大雨。
この状態で硫黄岳まで上がるのもテント泊をするのも困難と判断し急遽山小屋泊へと変更になりました。
お昼時に小屋に到着し、時間に余裕があったため、まずはスタッフ同士で上手いパッキングの仕方を共有し合い実践。
自分でパッキングした時よりもかなりコンパクトに。いかに勿体無い詰め方をしていたことに気づくことができました。
登山は、いかに最小の荷物でコンパクトに行けるかが重要ですね。
そして、気温が下がりとても寒かったのでコタツに入ってコーヒーを飲みながら読書をしたり、他の登山客の方とお話ししたりと3時間くらいそんな時間を過ごした後、夕食をとり20:30には就寝。
とても有意義な時間となりました。
雨も止み風もなく、7:00に硫黄岳に向けて出発。
荷物は山小屋に置き、必要最低限(雨具防寒具、ドリンク、行動食、エイドキット)の荷物のみ持参しました。
風で葉が揺れる音、風で揺れて落ちる前日の雨の雫、鳥たちの囀、自然の美しい音色が響き渡る山の中に足を踏み入れ五感がかなり刺激されました。
1時間ほど登ると、緑が濃霧で包まれてました。
急な足場もありましたが、かなり登りやすいルートでした。
そして、上がるにつれ、風も徐々に強くなり、緑いっぱいの景色から一変。白っぽいものから茶褐色、黒褐色の石や岩が見えてきました。
そんな岩岩の中に美しい色をした花が咲き、植物の生命力を感じました。
8:45 硫黄岳(標高2,672m)登頂。
頂上は普通に立ってられないほど風が強く、霧も濃かったので残念ながら火口を見ることが出来ませんでした。
また、晴れた日にリベンジしたいと思います!
オーレン小屋までは、行きのルートと反対側の夏沢峠から中間地点ヒュッテ夏沢まで行きました。
10:30 オーレン小屋 到着。
オーレン小屋にある、おはぎを食べ小休憩。疲れた身体に沁みました。
そして下山し、12:10 桜平ゲート 到着。
初めてのテント泊は叶いませんでしたが、予定通りでないのも面白く日帰り登山とはまた別の楽しさがありました!
前日の大雨により、登山道が一部崩落しており、小屋番の方達が整備して下さっていて、登山ができる環境を整えてくれていることを実感しました。
そんな環境に感謝するだけでなく、基本的ではありますが自分で出したゴミは持ち帰るなどを徹底して行きたいと思います。
山に行く際のご相談、ギアやウエアのご相談はもちろん、皆さんと山の話ができたら嬉しいです。
また、最近はかなり気温が高いのでしっかり熱中症対策をしながら夏山を楽しみましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。