こんにちは!
THE NORTH FACE 松本店の田中です。
6月に「ぐんま県境トレイル」へ行ってきました。
今回はその中の一部区間を2泊3日で歩いてきたので、その様子をレポートしたいと思います。
ぐんま県境トレイルとは
ぐんま県境トレイルは、群馬県と新潟県、長野県の県境に位置する約100kmの稜線ロングトレイルです。
梅雨入り前にどこか山へ行きたいと考えていたところ、「遮るものがなく、見晴らしの良さや気持ち良さは格別」との紹介文に心惹かれ、ここに行こう!と決めました。
【日程】
・Day1:谷川岳インフォメーションセンター → 谷川岳 → 平標山の家
・Day2:平標山の家 → 三国峠 → ムジナ平避難小屋
・Day3:ムジナ平避難小屋 → 白砂山 → 野反湖
Day 1
谷川岳インフォメーションセンターを出発し、まずは谷川岳を目指します。
登り始めてすぐに傾斜がきつくなり、この時、谷川岳が日本三大急登だと気づき、呑気に登っていた私は少し後悔しました。
急登を無事に登り終えて谷川岳に到着。しかし、一面ガスに包まれて景色は見えず…。
ここから待ち望んだ稜線歩きが始まります。谷川岳を抜けると少しガスも晴れて稜線が垣間見えました。
もう6月ですが、まだ谷には雪が残っています。さすがは豪雪地帯です。
稜線の上に一本の道がはっきりと見えてきました。この道を歩いていくのだと思うとワクワクが止まりません。
初日の目的地である平標山の家テント場に到着。
到着と同時に雨が降り出し、急いでテントを設営し夕食を済ませます。
明日には雨が止むことを願いながら就寝しました。
Day 2
昨夜の願いは叶わず、相変わらずの雨。。。
晴れることを祈りながら重い腰を上げて出発します。
晴れていたらどんな景色なんだろうと想像しながら霧の中を進みます。
今日のチェックポイントとなる三国峠へ到着。
神社があったので、晴れますように何度もお願いしながら歩を進めました。
しかし、願い虚しく一向に晴れる気配はなし。
遮るものがない見晴らしの良さが魅力!という言葉に誘われて来た分、何も景色が見えないというのは想像以上に辛かったです。
写真を撮ることも忘れ、気を抜くと「何のために歩いているんだろう」と邪念が頭をよぎるため、心を無にしてひたすら目的地に向けて歩き続けました。
何とか今宵の目的地であるムジナ平避難小屋へ到着。
明日こそは晴れてくれ!と祈りながら眠りにつきました。(写真が全くなくてごめんなさい!)
Day 3
朝、目覚めると小屋の中へ光が差し込んでいます。
もしや!と思い外へ出ると、外は雲ひとつない青空。
太陽に深々と感謝しながら、意気揚々と出発しました。
まずは白砂山に向かいますが、中々の急勾配が続きます。
しかし、昨日よりも険しい道なのに天気が良いだけで疲れも吹き飛び、どこまでも歩き続けたいと思えるから、やっぱり天気は大事です。本当に。
無事に白砂山へ到着。
気持ちの良い風を受けながら、昨日まで見れなかった分、たっぷりと景色を目に焼き付けて、ゴールの野反湖へと向かいます。
途中、水場にて新鮮で冷たい水を補給。山で飲む冷えた水ほど美味しい飲み物はありません。
そして、最終目的地である野反湖へ到着。
今回は最終日以外は天気が悪く、景色を見ることができない時間も多かったですが、本来であれば周りの山々を眺めながら気持ちの良い稜線を歩くことができます。
長野県にはアルプスの美しい山々がありますが、その周りにも素晴らしい山はたくさんあります。
皆様も機会があれば、ぐんま県境トレイルを歩いてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。