先日、知床火山群の最高峰である『羅臼岳(らうすだけ)』を歩いてきました。
羅臼岳の標高は1,661m。
今回は初めての知床の山ということで、THE NORTH FACE / HELLY HANSEN 知床店のスタッフの協力のもと、岩尾別ルートからスタートしました。
登山届を出して、いざ出発!
このエリアはヒグマの生息地のため、熊スプレーや熊鈴などの装備が必要です。
天候と登山の始まり
天候は曇りのち雨。
朝6時のスタート時点で小雨が降り始め、やや不安を抱えながらの出発となりました。
コース中盤までは樹林帯が続き、整備された登山道を進んでいきます。
とても歩きやすく、気温が低いことが功を奏し、涼しく快適でした。
地点ごとに立て札がしっかりと設置されているため、こまめに休憩を取るのに良い目印になります。
水分補給と登山道の変化
登山道には給水ポイントがあり、水分が不足した際にはここで補給できます。ただし、生水のため浄水が必要なので、そのままでは飲めません。
頂上まで残り3kmあたりまでは比較的楽に登れますが、この辺りから徐々に凹凸や岩場が増え、手をつく場面が出てくるため、グローブが重宝します。
次第に雨が強くなり、レインウェアを着用して再度出発しました。
ハイマツ帯と最終関門
最初の岩場を超えると、ハイマツ帯が現れます。
雨の日は足が非常に濡れやすいため、レインパンツがあると尚良いです。
また、ハイマツ帯手前にはフードトラックが配置されており、ここで食料を保管できます。
テント泊や荷物の多い方は、熊対策としてぜひご利用ください。
ハイマツ帯を抜けると、最終関門の岩場に到着します。
登頂と達成感
天候不良により視界は真っ白。
冷たい雨と風で寒さを感じながらも、岩場を進んでいきます。
霧で頂上が見えず、あとどのくらいで着くのかが分からず、体力がより削られました。
登頂から約4時間半で無事に山頂に到着しました。
変わらず視界は真っ白で、景色は楽しめませんでしたが、天候不良の中進んできたことで、大きな達成感を味わえました。
下山と美しい景色
下山中には天候が一変し、まさかの晴天。知床連山やオホーツク海の景色を存分に堪能することができました。
下山開始から約3時間で無事に下山を完了。
この日はおよそ40名の方々が登山を楽しんでいたということなのですが、登山道も非常に綺麗で、整備に力を入れている地元の方々の愛を感じる山でした。
使用したアイテムの紹介
最後に、今回使用したアイテムをご紹介いたします。
雨風の強い環境下では、体温がどんどん奪われていきます。
そんな時に、クライムライトジャケットは防水・防風でしっかりと体を守ってくれます。また、長時間歩いて疲労が溜まった状態でも、重く感じない軽さも魅力です。
ハイカーズシャツはやや肌寒い時にソフトシェル代わりに使え、長時間歩いていても蒸れづらく、サラッとした着心地で快適に使用できます。春から秋の登山では重宝するアイテムです。
ぜひ、登山に行く際のお供として参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。