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        2024.11.20

        私とicebreaker -若岡拓也

        私とicebreaker -若岡拓也
        • 撮影・濱屋壮佑

        • 2023年の夏に山をつなぎながら5,000km近くを走った。普段のトレイルランニングよりも、ちょっと冒険的なことがしたくて、北海道から鹿児島まで日本列島を縦断した。

          費やした日数は、ちょうど100日間。その間はずっとicebreakerのTシャツを着続けた。非日常的なチャレンジこそ、普段から身につけているものを使う。肌に馴染んだウエアで、ストレスなく毎日を過ごしたかったからだ。

          その点でicebreakerのメリノウールはぴったりだった。使われているのは、ニュージーランドの草原でハーブを食べて育ったメリノ種の羊毛。ストレス知らずな環境で生活しており、繊維がとても細くて肌触りがよい。羊も僕もストレスフリーだ。

        • 撮影・松本優規

        • 毎日のように山を越えつつ、フルマラソン以上の距離を走る。気温40℃近い炎天下で動き続けた日は疲労困憊。体だけでなく、メンタルがぐったりして洗濯する余裕すらないことも。それでもウエアだけは快適に過ごすことができた。

          洗濯機を回しそびれた時は、さっと水洗いして自然乾燥。あるいは着たまま乾かす。臭いは気にならない。メリノウールのもつ天然の抗菌作用さまさまだ。

        • 撮影・相田健汰

        • 南~北アルプスでは、標高3,000m付近の稜線で、絶景に足を止めることもある。そんな時は汗だくになっていても、メリノウールの保温力のおかげで体を冷やさずに済んだ。のんびりと心ゆくまで眺望を楽しめる。

          濡れても寒さを感じずにいられるのは大きい。山で雨風にさらされても、ある程度は進むことを優先できるし、着替えのシャツを最小限に減らせる。

          悪天候に備えてウエアを増やしていくと、どうしても装備が重くなり、かさばってしまう。2~3日の行程ならば、荷物が少々重くなろうと目をつぶれるが、5,000kmの旅では、さすがにキツい。

        • その点でも最高のパートナーだ。行動時に使うショートスリーブ1枚、停滞時のロングスリーブ1枚でほとんど対応することができた。

          寒さ、雨風にも負けない機能性。羊たちはこんなにハイスペックな毛に覆われていていいなあ。そんなことをぼんやり考えながら走る日もあった。

          列島縦断はややワイルドな使い方だった。それだけでなく、普段着としても優れている。山から下りてもそのまま街に溶け込める。

          山で使えるミニマムなつくりは、街ではシンプルで飽きのこないシルエットになるからだ。奇抜でデザイン性の高い服も好きだけれど、長きにわたって身につけるのは、やっぱりシンプルな1枚だ。

        • 撮影・久能岳士

        • icebreakerは山でも街でも身近な存在。生活に欠かせないものになりつつある。こうして書いていると、ありがたみが分かるが、身近すぎて気づかないこともある。

          まれに、化繊のTシャツで走りに出ると、やけに肌寒さを感じてしまうのだ。そして、気付かされる。普段はメリノウールに守られているのだと。

          距離が近くなるほど、その存在の大きさは離れてみないと分かりづらい。毎日のように顔を合わせていた友人、家族と会えなくなり、ふと寂しさを感じる時のように。icebreakerもそんな存在なのだ。

        • 撮影・久能岳士

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        • -Profile

          若岡 拓也(ワカオカ タクヤ)

        • 1984年生まれ、金沢市出身。走ることが好き。
          山や砂漠、極地、ジャングル、凍った海の上など、さまざまなフィールドを走ることが喜び。
          2023年には北海道から鹿児島まで山をつなぎながら約4,500kmを走破。

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