こんにちは!
THE NORTH FACE+ ららぽーと海老名店の小島です。
4月に休暇をいただきニュージーランド(以下 NZ)へ行ってきたので、旅の様子をブログにてご報告いたします。
今回、旅の1番の目的はトランピング。
(NZでは山小屋を渡り歩くようにハイキングすることをトランピングというそうです。)
NZは火山や氷河などを有し、自然が豊富な島国で、更に環境保全に対する取り組みも国全体で行われおり以前からとても興味がありました。
そんな大自然なNZの山を歩いてみたいと思い、今回の旅の計画がスタートしました。
もう1つの目的は、自社で取扱っているブランドのルーツで見てくること。
"macpac" "icebreaker" "Canterbury" "allbirs"
実は4ブランドもNZにルーツをもつブランドなのです。
ショッピングも旅の醍醐味で、楽しいですよね〜
ということで、今回のブログは前編・後編と2部作にし、前編でトランピングのこと、後編は旅のことを書こうと思います。
Great Walksを歩くにはDOC(NZ自然保護局)にて、予約が必要です。
去年の12月に予約をしたのですが、時すでに遅し…
その時点でHut(日本でいう山小屋)はほとんど埋まっていて、推奨されているルートを逆回り、且つ3泊4日行程を2泊3日ならなんとか予約が取れたので、それを基準にして予定を組んでいきました。
NZは自然保護に対して国での取り組みが徹底されていて、アウトドア用品を持ち込みするのに必ず申告が必要です。
入国の際に検疫のハードルが高いようなのである程度構えて準備に徹したので、アウトドア用品は問題なし!
しかし、それ以上に食品の持ち込みの検査が厳しく苦労しました。
フリーズドライの中に入っている肉製品なども注意が必要です。
1.バックパック/macpac 2.ベースレイヤー/icebreaker 3.レインウェア/goldwin 4.ウエストポーチ/NEUTRAL WORKS. 5.パンツ/goldwin 6.クッカー 7.インサレーション 8.フリース 9.トレッキングポール 10.エマージェンシー 11.モバイルバッテリー 12.モスキートネット 13.サンドフライ用スプレー 14.シュラフ 15.着替え(予備ベースレイヤー、パンツ)
ルートはこんな感じです。
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1日目
Rainbow Reach Car Park--Iris Burn Hut
2日目
Iris Burn Hut--Luxmore Hut
3日目
Luxmore Hut--Brod Bay--Te Anau
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今回のバディは同じ会社の10年来の先輩!
1日目
スタートは登山口のRainbow Reach Car Parkまでバスで向かいます。
バスは現地のTrack Net で予約しました。
わたしたちは2泊3日で歩かなくてはならないので、Kepler Track Shelter and Car Park〜Rainbow Reach Car Park までの間はスキップします。
初めはマナポウリ湖に沿って歩き、湖畔の歩道が続きます。
日本とは植生が異なりシダが生い茂っていたり初めは見慣れない景色に楽しんでいました。
がしかし、、初日の歩行距離は23km。
覚悟はしていたが、長い、、
標高差はほとんどなく黙々と歩きます。
2時間ほど歩くと、最初の目的地Moturau Hutまで辿り着きました。
湖畔でとてもロケーション良く少し休憩しようと歩を止めるとサンドフライが足元に20匹近く集まっていたので、ゾッとして立ち止まるのをやめて歩き続けることにしました。
※サンドフライ:NZに生息し、水辺や茂みに潜んでる小さなハエの一種(日本でいうとブヨみたいな蚊みたいな、刺されると猛烈に痒いのでとっても厄介)
ゆっくり休んでご飯を食べたいところだけど、歩きながらリンゴやクッキーで空腹を満たしました。
NZのトレッキングを調べていると大体サンドフライへの注意喚起があり、モスキートネットや専用の虫除けスプレーや、行動食の準備など対策していて本当に良かったと思いました。
いつもは歩きながらひたすらお喋りをしているのにこの時はきっとお互いに鬼の形相で歩いていたかと思います。
歩くこと6時間。
これぞ、フィヨルドランドという開けた景色!
と思ったらBig Slipという沼地地獄に差し掛かってきました。
湿原地帯なので、どこを通っても足の甲まで泥水に浸かってしまう。
諦めて根気よく浸かったのだが案の定とても不快すぎた、、、
そんなこんなで1日目の目的地Irisburn Hutに到着。
沼で泥だらけの足を池で洗って今にも横たわりたい気持ちを抑え、まず寝床の確保をします。
ベッドを決めたら、受付に名前と予約No.を記入します。
基本的にHutにはベッドがありマットレスも備え付けられていて、水道もあり、ガスコンロも設置されているのでシュラフとクッカーさえあれば事足りそうな感じで非常に快適でした。
ご飯は前日に仕込んでおいた肉。
これがまた滲みた〜〜最高!!!
周りを見ると、皆様意外とヘルシーな食事をされているではないか、、、
なんだか意識が高く、こんなにガッツリした食事をしていたのは我等日本人だけじゃなかろうか。。
夜はレンジャーがハットトークで翌日の天候や、Kiwiの話などをしてくれていた模様。(私にはほぼ聞き取れませんでした…)
※Kiwi:NZの国鳥。名前はマオリ族の呼称で、鳴き声に由来している。
2日目
お世話になったIrisburn Hutから初めはジャングルのような樹林帯が続く。
少し上がると湖に囲まれた地形で、テアナウ湖がとてもビューティフルに見れました。
NZにいるんだと実感させてくれるような景色です。
この旅のハイライト、ひたすら稜線歩きが始まります。
『Iris Burn Hut』と『Luxmore Hut』にかけて稜線歩きが続くため、天空の路を歩いているかのような感覚になれる最高のビューポイントが続きます。
稜線好きにはたまらなく、最高すぎて歩みが進まなくなります!!
日本のアルプスのような急登はなく、なだらかな登りで整備も行き届いていてとても歩きやすい道でした。
この日は標高1200mまであげ、初日に悩まされていたサンドフライはいつの間にか姿を消していたので、Shelter(避難小屋)で少しおやつタイム。
今回の旅の相棒はもちろんmacpac
このパックは現在は販売されていませんが、とても気に入っていてオススメしたいです。
(前日沼に浸かったソックスを乾かしています…)
こんなトレイルをひたすら歩きます。
絶景の連続で、どこを切り取っても絵になる光景に終始感動が絶えませんでした。。
「NZはまた絶対来たい!」と何度思っただろうか。まだ終わってもないのに…
6時間ほど歩き、テアナウ湖が見えてきました。
もうすぐ2日目の宿泊地、Luxmore Hutに到着です。
この日は約15km歩いてHutへ辿り着いたのは15時頃。
前日同様の手順でベッドを確保し、Hutの中でゆっくりしたり、近くにCaveがあるとのことなので散策したり、Keaという鳥が集まっていたので観察したりして過ごしました。
Hutには大人から子供まで幅広い年齢層で賑わっていて、仲間と話をしてる人、トランプをしてる人、編み物をする人、読書を楽しむ人、、
気付いたことは、みんなHutでの過ごし方はかなりゆっくりでその時間を大切にし、楽しんでいるように感じました。
この日もハットトークを聞いてから就寝。
翌日は早朝に下山を開始することにし、6時ごろ外に出たら星がすごすぎて、、、感動。
山にいると普段見れないものが見れるから魅力だなぁとしみじみしました。
歩いているとちょうど太陽が上がり始めてきて綺麗な朝焼け。
段々と明るくなり8時にはBrod Bayまで下山。
総歩行距離約50km、一周すると60kmのトレイルだが、今回Water Taxiという裏技を使い街に帰りました。
これにて今回の旅の目的であるトランピングが終了しました。
NZは国全体で環境保護に対する取り組み方や、自然に囲まれている環境だけあってアクティビティがとても身近であり、そのライフスタイルにとても魅了されました。
今回私たちが行ったKepler TrackはGreat WalksというニュージーランドのDOCが管理しているトレイルなので、準備さえしっかりすれば比較的歩きやすいトレイルかと思います。
他にもGreat Walksに限らず沢山のトレイルがあり、街からのアプローチも非常に簡単で、少しあるいただけで絶景が広がっていました。
滞在先からすぐのトレイルにいったり、街を散策したり後編に書こうと思ってますので是非、気になる方はチェックしてみてください!