皆さん、こんにちは。
突然ですが、皆さんは「山の日」がどんな日かご存じですか?
山の日は【山に親しむための機会を得て、恩恵を得ていることに感謝する日】として2016年に制定された、比較的新しい祝日です。
こちらのBLOGでは、そんな「山の日」に皆さんにも山に触れていただきたいという思いから、全国のスタッフが実際に出かけたことのある「おすすめの登山スポット」や「登山道具」についてを体験談を交えながらお伝えしていきたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
まず第一回目の今回は、THE NORTH FACE+ エスパル仙台店から、東北最高峰の山「燧ヶ岳(ひうちがたけ)」にテント泊トレッキングに出かけたことについてお伝えしたいと思います。
燧ヶ岳(ひうちがたけ)は、福島県会津地方の南西部に位置し、標高は東北最高峰の「2356m」。
尾瀬国立公園内に位置し、日本百名山としてもよく知られている山です。
今回、私たちは1泊2日の行程で登頂を目指して、トレッキングをしてきました。
今回の行程は御池登山口より入山し、燧ヶ岳へアタック後、見晴キャンプ場で1泊。翌日はキャンプ場より尾瀬沼を周り沼山峠へ降りバスで駐車場まで戻る燧ヶ岳と尾瀬沼満喫のコースを設定しました。
AM 4:00 自宅を出発しスタッフと合流、仙台宮城ICから東北自動車道を使用し、片道約4時間30分程で今回の登山口、「御池駐車場」へ到着。
AM 10:00 「御池登山口」よりスタート!
当日の天候は曇り時々晴れ、低気圧もかかっておりなかなか読みづらい日でした。
5年前に同じコースで登頂していましたが、当時は山頂がガスで眺望はなく、私の中ではリベンチ登山となります!
そして記憶通りの長い急登。
ひたすら頑張って登ります!
このコースの見どころはなんと言ってもご褒美「広沢田代」と「熊沢田代」の湿原の美しい景色!
しっかり休憩を挟みながら、ピークへ向かって再スタート!
そこから更に進むと雪渓の上を歩く場面もあり、天然のクーラーに癒されます。
程なくして爼嵒へ到着。
向かい合わせにそびえ立つ柴安嵒、5年前には遠目に見ることが叶わなかった美しい稜線に見とれてしまいます。
標高が上がり山頂へ近づくにくれ視界も開け、ふと顔を上げると眼下に広がるのは山々を飲み込むような雲海が待っていました!
こんな絶景なかなか出会えません!
念願の東北最高峰 燧ヶ岳の山頂からの眺望は360°の絶景。
下山は見晴新道から。
道中、小雨にも見舞われましたが、本降りになった時にはもう森の中。装備も濡れずに済みました!
泥濘が続くこのコースでハラハラしましたが、新しい相棒のシューズとの相性はバツグン!安心して歩くことができました。
※このシューズについては、このBLOGの後半でご紹介します!
そして、見晴キャンプ場手前の木道でトラブルに見舞われているグループと出会い、手助けした事から尾瀬小屋の支配人 工藤さんと出会いました。
その後、見晴キャンプ場へ到着。
燧小屋での受付後、テントを張りお風呂をお借りする為、尾瀬小屋へ。
深さのある浴槽に疲れた体が癒されました。
そして待ちに待った夕食の時間!
今回はキャンプご飯で1度やって見たかったチーズフォンデュに挑戦。
ついでにカレーもいただき、おなかも満たされたところで就寝です。
昨晩は雨降りの中での就寝でしたが、2日目は、昨晩までの雨が嘘のように天候が回復!
出発前、お世話になった尾瀬小屋へ立ち寄りコーヒーを頂いて尾瀬の現状や歩荷さんのお話など様々な事をお話を聞かせて頂きました。
予定よりも少しのんびりしてしまいましたが、2日目の目的地「尾瀬沼」へ向けてスタートです!
尾瀬小屋から尾瀬沼までは、群馬県と福島県の県境を歩きながら向かっていきます。
途中、鹿さんと同じ方向へ向かう場面もあり楽しませてもらいながら、無事、尾瀬沼のほとりへ到着です。
尾瀬沼の畔から沼山峠へは、最後の登り!という事でもうひと踏ん張りです。
そこを登りきると沼山峠のバス停に到着。
そこから御池駐車場へと戻り、無事に今回の行程を終了することができました。
これは余談ですが、2日間をともにしたシューズを脱いだ時の達成感は本当に最高でした。笑
今回の行程では、初日は曇りと雨。二日目は晴れと、燧ケ岳・尾瀬の自然を満喫することができました。
尾瀬のエリアは標高が高く、夏でも涼しいのでぜひ山の日に行ってみていただきたい山域です。
気になった方は、ぜひ挑戦してみてください!
こちらのパートでは、今回の行程で使用したスタッフのテント泊装備品を一部抜粋してご紹介します!
①クレストン ミッド ネオ FL
本編でも触れましたが、今回初のお供となったシューズをご紹介します!
このシューズは、今回の様な泥濘やガレバも得意なオールラウンダー。
テント泊装備で重量のあるパックを背負い行動した時の安定感と、泥濘でもグリップ力が落ちづらく、終始安心して山行を楽しむ事ができました。
②ノーム 38
こちらのバックパックはテント泊でも最小限の荷物に抑えたい方におすすめ!
背面内側のマットにもなるクッションがあるお陰でフレームがなくても一定の安定感があり、何よりもパック自体の軽さのおかげでテント泊の重たい装備でも体力を温存する事ができました。
フロントにボトルとスマホをセットできるのも便利です!
③トレイルアームス
今回の食事は、トレッキング用のカトラリーとして今年発売されたばかりの「シェラカップ」と「スポーク」を初おろし!
シェラカップは直火でも使えるチタン製で、朝食など、時間のない中で食事をサッと温めたい時にも便利!
スポークはスプーンとしてもフォークとしても使える、1本あれば他には何もいらない無敵のカトラリーです。
尾瀬小屋
尾瀬国立公園内見晴地区にあり、日本百名山である至仏山と雄大な尾瀬ケ原を一望できる素敵な小屋。
キャンプ場利用の方も入浴(利用料金:1,000円)や Cafe の利用も可能です!
営業期間:5月中旬~10月中旬(年による変更あり)
営業時間内電話:TEL 090-8921-8342 8:00~18:00【衛生電話ですので会話に時差が生じます】
支配人:工藤さんより
尾瀬小屋は【食べる】というアクションを通して、国立公園の魅力や課題を発信していく取り組みをしています。「山でこんなご馳走が食べられるの?」そんな驚きと感動の料理をリーズナブルな価格で楽しめる世界を尾瀬で実現させました。
地元の食材もメニューに取り入れる事で、国立公園に隣接する地元の魅力発信の役割も兼ね備えています。
又、ヘリコプターのパイロット不足、運搬費用の高騰、歩荷さんの存続課題、鹿の食害など、食べ物を通して利用者に尾瀬の問題を知ってもらい『一人一人が出来る事を考える』環境に繋がって欲しいと願っています。
燧小屋
尾瀬小屋同様、尾瀬国立公園内見晴地区に位置し、尾瀬散策、燧ケ岳などへの拠点としても利用しやすく、キャンプ場利用の窓口となっています。
営業期間:4月下旬〜10月末
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いかがでしたでしょうか?
「山の日」に向けて、皆さんの山行の参考になれば幸いです。
また、今回ご紹介したアイテムや今回行った燧ケ岳の情報など、気になるものがございましたらお気軽にご相談ください。
皆さんで山を楽しみましょう!
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