THE NORTH FACE 高松店のブログをご覧いただきありがとうございます!
先月、六甲山上で開催されていた現代アートの芸術祭「神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond」に行ってきました。
いつもは登山で山を楽しんでいましたが、今回はアートを通して自然を楽しむ新たな山の遊び方を見つけてきました。
「神戸六甲ミーツ・アート」は毎年神戸六甲山上で開催されており六甲山の自然を感じながら現代アートを楽しめる芸術祭です。
今年は9つの会場に61組もの作品が展示されていました。
(今回撮らせていただいたお写真は事前に神戸六甲ミーツ・アート事務局に問い合わせ、撮影とブログの掲載許可をいただきました)
会場の六甲山上まではケーブルを使って行けるのですが、せっかくなのでケーブル近くにある登山道を登って会場に向かいます。
六甲ケーブルを横切り、住宅街を通り抜けると登山口があります。途中「油コブシ」という小さな尾根筋にある山を通って、ケーブル山上駅を目指します。
スタート早々、急な階段が続きます。
登りがかなりしんどいですが、滑落等の危険な場所が少なく道も整備されていたので歩きやすかったです。
途中、神戸の街並みと海が一望できるビュースポットもありました。
しばらくすると道がふた手に分かれます。「ゆるい道」と「きつい道」。なんとも試されているような気分になりますが、満場一致で「ゆるい道」を進みます。(後にこれが間違いだと気づく)
六甲ケーブル山上駅まであと0.1km。もうすぐゴールだと思ったのと同時に「あれ?油コブシどこだった?」と油コブシの存在を忘れていたことに気づきます。
油コブシの三角点らしきものは見当たらなかったので、マップを見直した所どうやら先ほどの分かれ道を「きびしい道」の方に行かなければいけなかったようです。
そういえば名前の由来は昔、灘の油売りが有馬や丹波に向かう途中、険しい道のためよく油をこぼしたことから、「油こぼし」がなまって「油こぶし」になったとか...。
あぁ!あの「きびしい道」が油こぼす道だったのか!私たちが通ったのは油こぼさない道。この時やっと理解しました。
まぁ過ぎてしまったことは仕方ないので気を取り直して山上へ向かいます。
階段を上って車道に出たらケーブル山上駅に向かいます。
登山口から約1時間45分で到着しました。こちらのケーブル山上駅にある案内所で「六甲ミーツ・アート」のチケットを購入します。
会場はかなり広いので、事前に自分の見たい作品をチェックしエリアを絞って見て回ります。
こちらは作品が風に揺られて「おいで、おいで」と手招きしているそうです。
多種多様な作品がたくさんありました。
クスッと笑える見た目に反して実は格差や差別を訴える作品。私は「六甲おりたくない」でした。
他にも山の中を歩きながら作品に出会えるトレイルエリアがあり、ハイキングとアートを楽しむことができます。
こちらの作品は森の声が聞こえてくるようでした。
全部のエリアは回りきれませんでしたが、たくさんの作品が見れて楽しかったです。
自然をアートの一部に取り込んでしまう発想や六甲山を色んな形で表現されてるのがすごいなぁと思いました。
また次回も楽しみです。
さて、帰りは六甲ケーブルを利用する予定でしたが、まだ時間に余裕があったのと「油コブシ」リベンジがしたいということで歩いて下山しました。今度は「きつい道」へ。
分岐からすぐの所に三角点がありました。油コブシは道が石だらけで歩きづらく、その後も急な斜面を下るのでまさに油がこぼれる「きつい道」でした。
道路も乗り物もない時代、昔の人は自分の足で山を超えて移動したり物を運んだりしていて本当にすごいなぁと思います。
私が油を運んだら着いた頃には空っぽです。
皆さんも油コブシを訪れる際は「ゆるい道」「きつい道」分岐にお気をつけください。
最後に今回使用したアイテムの一部をご紹介します。
皆さんも何かお探しのアイテムなどございましたら、高松店までお気軽にお問合せ下さい。