こんにちは!THE NORTH FACE Mountain 渡辺です。
毎日、溶けるほど暑い日が続きていますね!
今回、避暑地を求めて、私が10年くらい前から、行きたかった場所で、ずっと憧れていた北アルプス最奥部、雲の平へ行ってきましたので、その時のレポートをお届けします。
雲の平は、飛騨山脈・黒部川源流にある、日本一標高の高い溶岩台地で、どの登山口からも遠く、日本最後の秘境とも呼ばれているとても自然豊かで天国のような場所です。
仕事を終えて、新宿駅23:00発の夜行バスで富山県にある折立登山口に向かいました。
朝6:30頃 折立到着。
1日目 折立登山口ー太郎平小屋ー薬師峠テント場
折立登山口は、最近よく熊が出るとニュースになっていたので、不安でしたが、幸い熊には遭わず一安心!
熊鈴を鳴らしながら、歩きます。
樹林帯の中をどんどん進んでいくと、空が開けてきます。
有峰湖が見えて、とても良い天気!
太郎平小屋までもう少しです。
木道の中、高山植物がたくさん咲いています♪
12:30 太郎平小屋に到着。
昼ご飯は小屋名物の太郎ラーメンをいただきました。
太郎小屋から30分ほど行ったところに、薬師峠テント場があり、本日の宿泊地です。
朝方4時過ぎ、カミナリと土砂降りの雨に打たれ、そこからずっと雨模様でした。。。
2日目
薬師峠テント場ー薬師沢小屋ーアラスカ庭園ー雲の平山荘
早々にテントの撤収作業をして
朝8:00頃出発。
雨のため、一日中レインウェアを上下しっかり着ての行動となりました。
標高が2,500m付近、足を止めると身体が冷えてしまうほど寒かったです。
レインウェアの中にウィンドブレーカーを重ね着して行動してました。
昼12:00 頃 薬師沢小屋到着。
冷えた身体に染みるきつねうどん
梅じゃこ御飯!
身体も温まり、いざ出発!
大きな橋を渡り、梯子を登り抜け、雨の影響により登山道に水が溢れている場所が多々ありましたが、慎重に通り抜けて、無事に通過。
ふぅ〜。ひと安心です。
雲の平にたどり着きました!
そこには、アラスカ庭園やアルプス庭園が広がっており、雲の平山荘が見えてきました。
小屋に着いてひと段落した頃、一瞬だけ雨が止み、夕日が顔を出してくれました。
草原が光り輝やき、まさしく、別世界!
素晴らしい景色!
今夜は小屋泊。
夕食は、雲の平山荘名物の石狩鍋などを美味しくいただきました。
夕食後には、家主のお話が聞けるトークショーがあり、雲の平の話や黒部の歴史などについてお話を伺いました。
とても興味深く、面白いお話でした。
下山してから、こちらの本をゲットしました!
3日目
雲の平山荘ー日本庭園ー三俣山荘ー双六山荘
朝7:00頃出発
本日も朝から雨模様。あたりはガスで展望なし。。。
途中、雷鳥を発見!少しテンションが上がります。
至る所に雪渓が残っていました。
チングルマが咲いています。
高山植物の宝庫ですね。
黒部の源流域を通過して、雨のため増水している川を渡渉をしながら、安全に三俣山荘を目指します。
10:15頃 三俣山荘到着
小屋のカフェでカレーライスを食べて英気をやしない、再び双六方面へ向かいます。
岩稜帯を抜けて、ハイマツの中をゴロゴロォ〜ゴロゴロォ〜と近くで雷が鳴り響きます。
「どうか、カミナリが落ちませんように〜」祈る気持ちの中、早足に双六山荘へ向かいました。
やっと小屋が見えてきました。
やったー!
13:30頃 双六山荘到着 ゆっくり休んで明日に備えてます。
4日目最終日
双六山荘ー鏡平ーわさび平ー新穂高温泉
待ちに待った朝から、日差し〜!やっと晴れました!
朝5時頃小屋を出発。
鏡平を経由し、遠くに槍ヶ岳が綺麗に見えます。
わさび平で名物のそうめんをいただき、最後の元気をつけて、12時15分無事に新穂高温泉へ下山。
今回、2日目、3日目と天気が悪かったので、当初計画していたピークを目指さすことは断念しましたが、その結果、余裕を持って行動することが出来たので、とても充実した3泊4日のソロ山行になりました。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!