ついこの間、年が明けたと思ったらもう3月。
暖冬が影響し、例年に比べ積雪の少なかった今冬にショックを受ける私。
今シーズンは一度しかゲレンデライフを楽しめておらず、板はすでにタンスの奥底深くへ。
なんてモチベの低さを雪のせいにしていますが、、。昨年新調したばかりの板がふて腐れているのをヒシヒシと感じます。
本当にすまない!マイボード。来年はたくさん滑ろうな。
しかし、そんなこんなでまだ雪を諦めきれない自分がいる。そうだ!登山であればと、早々に荷支度を済ませ、向かうは川苔(かわのり)山。
私の雪山山行デビューの舞台は、残雪の奥多摩となりました。
標高1300m片道6kmの旅へいざ!
シェルを脱いだり着たりを繰り返し、歩を進めていきます。なだらかな勾配の中、時折現れる急登。ジワジワと乳酸がもも、ふくらはぎへ。。
しばらくしてふと足元を見ると、霜が立ちはじめ、土が白粉を塗り始めます。
これまでの道のりと標高の高さを感じさせてくれます。木々に覆われ、ほとんど変わることのない景観。雪景色はまだか、まだかと、思いは募るばかり。
山頂まで残り2、3kmのところで景色は一転。そこは辺り一面、銀世界。
暦は春ですが、まだ雪は残っていました。
ザクッザクッと雪を踏み締める音とシャッター音が響き渡ります。
9時前に出発し、12時ごろ山頂へ到着。
まあ、なんということでしょう!素晴らしい眺めではありませんか!視界良好、景色最高です。
しかし、ひと息つこうとする矢先、突如体感氷点下の突風が襲ってきました。
グローブ装着の効果は一瞬にしてなくなり、指の先は冷やされ思うように動かなくなります。
昼食を取り、まったりコーヒータイムの予定でしたが、一同ガタガタ震えながらカップ麺を掻き込み、下山を余儀なくされます。
凍てつく寒さに、とてもゆっくりできる状態ではありませんでした。
下りは行きとは別のルートで。山奥に潜む滝を求めて山頂を後にします。少し進むと路面は雪のみならず、ツルツルの凍結状態。
こんな時、チェーンスパイクは心強い相棒に。靴下を履くようにシューズの上から装着することで、底部分の小さい爪達が立ち、不安定な路面をしっかりキャッチ。雪と土が混在する冬の低山において、力を発揮してくれます。
着脱が容易で持ち運びもしやすいため、万一に備え、ザックに忍ばせておきたい必須アイテムですね。
山頂からどれくらい経ったでしょうか。
ひたすらに下っては登って、下っては登って、、ようやく百尋ノ滝へ到着。奥多摩を代表する名瀑です。
落差およそ40mからの清流は、視覚・聴覚を癒し疲れを吹き飛ばしてくれるでしょう。
この日は幸運にも、滝に虹がかかっておりました。
ご覧いただいているみなさまにもご利益がありますように。。
最後に今回の山行で使用したアイテムについてご紹介したい思います。
寒さもあったため、とても助けられたアイテムたちです。
もっと詳しく聞きたい!などございましたら、ぜひ店頭でお声掛けいただければと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Photo&Edit:Staff Akai