皆さん、こんにちは。
THE NORTH FACE+ ららぽーと海老名店の橋本です。
今回のブログでは、6月8日(土)に開催された THE NORTH FACE TREKKING関東ツアー『箱根・浅間山〜地図とコンパスを使いこなそう〜』のイベントレポートをお届けします。
2024年の関東トレッキングツアーのメインテーマは「ロングトレイル」。
今年度2回目のツアーイベントとなった今回は、ロングトレイルに欠かせない ”地図読み” をテーマに、企画いたしました。
今回のトレッキングルートは、箱根登山鉄道 小涌谷(こわきだに)駅を出発し、森の中の涼スポット「千条の滝(ちすじのたき)」を経由。鷹巣山と浅間山(せんげんやま)山頂をめぐり、最後は歴史深い「鎌倉古道・湯坂路」を箱根湯本まで下る全長約8.2kmのコースを歩きました。
今回のツアーは、山岳/スノーボードガイドでTHE NORTH FACE アスリートの "松本省ニさん" を講師にお招きし、ガイドならではの目線で地図読み、コンパスの使い方を講習していただきました。
ツアーのスタートは松本ガイドによる、"地図の読み方" と "コンパスの使い方" をレクチャーから。
地図読みの基本となる情報や読み方、ポイントなどを解説いただきました。
【主なレクチャー内容】
地図の読み方
・地形図は上が北。
・等高線は、10mごとに「主曲線」、50mごとに少し太い「計曲線」が引かれている。
・小さな輪になっている部分が『ピーク』(周囲よりも高い標高の場所)
・周囲と比べて線状に高いところは『尾根』
・周囲と比べて線状に低くなっている場所は『谷』
・ピークとピークを結ぶ尾根のくぼんだ部分は『コル』
コンパスの使い方
①コンパスの長辺を地図の現在地から目的地に向け当てる
②コンパスの北マークが地図の磁北線と平行になるようにリングを回す
③コンパスだけを体の正面に正確に持ち、磁針と北マークが重なるまで体を回す
④体の正面が目的地の方向となる。
地図読みとコンパスの使い方を習得しておくと、登山地図がない地方の里山歩きや、沢登り、雪山登山、等の登山道を外れる場所に行く際、地形図での読図が可能になります。
逆に言えば、地図読みができれば、行動範囲が広がります!
私も普段登山を楽しんでいるのですが、電子地図のYAMAPなどに頼っており、地図とコンパスを使いこなせたらバリエーションルート等、様々な登山を楽しめそうだなと感じました。
基本的なレクチャーの後は実践編です。
ご参加いただいたお客様全員が地図読みを実践できるように、三班に分かれて登山開始。
分岐やポイントごとに列の先頭を交代しながら登っていきます。
一つ目のポイントは、"千条の滝"
イベント当日はかなり蒸し暑かったので、マイナスイオンに癒されながら一息つくことができました。
ここでは次に目指すべき方向を地図とコンパスで再確認し、千条の滝をあとにします。
次の目的地へ向かう途中、徐々に傾斜がキツくなってきたところで等高線の見方について、改めてレクチャーを受けました。
※地図上では、標高10mごとに「主曲線」、50mごとに少し太い「計曲線」が引かれている。
地図上で山の傾斜を読み取ることができるようになると、ルートの選定や歩行時間の想定、休憩ポイントなどの次の予定の予測がたてやすくなり、ご自身の体力の管理にもとても役立つとのこと。
キツツキの木を突く音や、草木の涼しげな音を聞きながら黙々と歩みを進め、鷹巣山の山頂に到着。
丁度お昼の時間帯に到着できたので、日陰でレジャーシートを敷き、皆さんでお昼ご飯を食べました!
昼食をとり一息ついたタイミングで、同行スタッフによるトレッキングにおすすめのアイテムの説明会を開催いたしました。
その際におすすめしたアイテムがこちらです。
"S/S Hikers' Tee"
高い汗処理機能を持つ、フラッシュドライの生地を使用した高機能Tシャツ。
なめらかで速乾性も備えたポリエステルニットは、かいた汗を素早く吸い上げて拡散し、汗戻りを軽減します。
夏のトレッキングやキャンプなどのアウトドアに対応する機能性を備えながらも、普段着感覚でコーディネートできるアイテムです。
"Mountain Color Short"
ストレッチナイロン素材を使用したシンプルなデザインのショートパンツ。
はっ水加工が施されているため多少の雨は弾いてくれます。
両サイドには地図も入るサイズのスラッシュポケット、左脇にはファスナー付きのカーゴポケット、さらに右ヒップにもファスナーポケットがあるので、収納力もとても高いアイテムです。
アウトドアからタウンユースまで、カラーを楽しみながら履いていただける1着です。
"Front accessory pocket"
煩雑になりがちな小物の収納に便利な防水マップケース。
ジッパーポケットとメッシュポケットが付いているため、コンパスやコインケースなどちょっとしたアイテムの収納に最適なアイテムです。
生地のコーティング、縫い目のシーリング処理がされているので中に入れたアイテムを雨などから守ってくれます。
バックパックに直接連結することができるように設計されており、付属のショルダーストラップでサコッシュのように単独で使用することもできます。
店頭とはまた違った雰囲気・環境の中で、商品の魅力をお伝えさせていただくことができました。
お昼ご飯でパワーチャージをすませて、浅間山の山頂へ向かいます。
浅間山の山頂付近は青々しくて広々とした空間が広がっており、鷹巣山とはまた違った雰囲気を味わうことができました。
山頂で下山に向けたレクチャーを受け、箱根湯本へ向けて下山を開始します。
浅間山から箱根湯本に向かう湯坂路は石畳になっているエリアも多く、下山時は特に滑りやすい為、慎重に歩き進めました。
私たちGoldwinは、2022年に箱根町と包括提携協定を締結し、箱根の自然を舞台にした様々な取り組みを行っているのですが、その中の一つに「登山道整備プロジェクト」というものがあります。
そのプロジェクトの中で今回のツアーで歩いた道の補正もおこなっており、下山の途中にその取り組みについても説明させていただきました。
※こちらの取り組みについては以下のリンクよりぜひご覧ください。
そして今回のツアーのゴールである "HAKONATURE BASE"へと無事到着しました。
HAKONATURE BASE には、THE NORTH FACE 箱根店が出店しているほか、カフェやロッカー、シャワールームやコワーキングスペースなどがあり、箱根を楽しんでいただくベース基地として親しまれている施設です。
参加者の皆さまも到着後はゆっくりと休憩していただきながら、カフェタイムやお買い物をお楽しみ頂きました!
地図読みや、コンパスの知識だけでなく、お客様同士やスタッフとお客様との繋がりも増えたとても充実したイベントとなりました!なにより、天気が良くて本当によかったです!
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
THE NORTH FACE TREKKING とは
THE NORTH FACE TREKKINGは、これから登山を本格的に始めていきたいという方に向けたオリジナルプログラムです。
関東周辺の山々やネイチャーフィールドを舞台に、1年を通して自然を体感するトレッキングイベントをこれからも開催して参ります!
今回のブログを読んで興味をもった方、参加してみたいと思った方、是非皆様のご参加お待ちしております!