Journal.10 ATHLETE
INTERVIEW

BLAKE PAUL SNOWBOARDER

若くしてバックカントリーを
選んだ期待の新星

THE NORTH FACEチームに新たに加わったスノーボーダー、ブレイク・ポール。
10代からバックカントリーシーンに身を置いている24歳の新鋭は、
どんなモチベーションで雪山に臨むのか。

──出身はどこ?
ヴァーモント州で生まれて、7歳でワイオミング州のジャクソンに引っ越したんだ。末っ子で、10歳年上の兄と姉の3人兄弟。
──ジャクソンはどんなところ?
イエローストーン国立公園が近い、人口1万人くらいの小さな街。冬はジャクソンホール・マウンテンリゾートでスノースポーツも楽しむ人も大勢来る、アウトドアに適した場所だよ。
──スノーボードを始めたきっかけは?
両親はロッククライミングや乗馬をしていたし、兄や姉もスノーボードをするアウトドア一家。始めたのは自然な流れだよ。兄のすること全部がクールに見えて、スノーボードもそうだし、スケートボードもサーフィンも彼の影響で始めたんだ。
──最近一番嬉しかったことはなんですか?
昨夏、同世代のスノーボーダーたちとフィルミングのために行ったニュージーランドでの経験は、とてもハッピーだったよ。
──最近一番辛かったことはなんですか?
人生で辛くて、最悪な経験として、2011年に友人をスノーボードのアクシデントで亡くしたこと。本当に最悪で悲しいことだったけど、スノーボーディングでは常に自然界と向き合わなくてはならないことを、彼は僕に再認識させてくれたんだ。
──ライバルは誰ですか?
わからないな。コンペティションには出ていないから競争することはないし、自分を人と比べることが好きではないんだ。
──バックカントリーが楽しい理由は?
バックカントリーは自分のクリエイティビティを存分に発揮できるし、純粋にパウダーで滑るのが楽しい。フレッシュな雪がなかったら、両親も兄弟もスノーボードをしていないだろうね。
──THE NORTH FACEのウェアはどう?
日本に行けばPURPLE LABELも買うし、Supremeとのコラボもいいし、僕は機能性よりもファッションとして選んでいるかもしれない(笑)。もちろん、機能性も高いからバランスが最高なんだ。
──アメリカでTHE NORTH FACEはファッショナブルな存在?
もちろん! 例えばLAのスケートボーダーだってファッションとして(スケートと関係のない)THE NORTH FACEを選ぶよ!
──THE NORTH FACEの機能性を感じた瞬間は?
小さい工夫がされていて、手に入れた時はわからない機能に使っているうちに気づく。だいたいは僕はファッションから入るけど、使っていくうちにその“隠れ機能”に気づかされるんだ。
──人生の目標は?
尊敬するブライアン・イグチが僕にしてくれたように、次世代に繋ぐような動きでシーンに恩返しすることが目標。それと、別の場所に移り住んでもいつかジャクソンに戻ること。
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